前田愛子
署名活動を実施してくださり、大変ありがとうございます。
トランスジェンダー女性が「体は男性、心は女性」として生きていくことを差別することは、あってはならないと思います。
ですが、トランスジェンダー女性が、男性器を取り除き、外見上または公的書類上女性になることなく、女子トイレや浴場、女子更衣室に侵入できるようになることは、女性の安全をあまりに軽視しており、女性差別だと言わざるをえません。
トランスジェンダー女性がもしも本当に「心は女性」というのなら、体が男性のまま女性の安全のために隔離されているスペースに侵入することが、どれほど女性の安全を脅かすのかが想像できるはずです。
また、もしこれが許されるのならば、痴漢目的の男性がトランスジェンダー女性を自称し、女性の安全のために性別を分けられているスペースに侵入するのを止められなくなってしまいます。
性別適合手術要件が撤廃されてしまえば、トランス女性を名乗る方に出会った時に、その方は本当に「心は女性」なのか?それとも性犯罪目的で、相手の警戒を緩めるためにトランス女性を自称しているのかが分かりません。
そしてこういう場合、もしも相手を信じた女性が性被害に遭えば、「警戒しなかったお前が悪い」と世論の上でも司法の上でも女性が弱い立場に立たされてしまいます。
女性が警戒すれば、トランス女性を傷つけてしまったり、トランス差別者だと攻撃されてしまう。警戒せずに、相手が悪意ある性犯罪者だった場合には、泣き寝入りするか、誰からも助けてもらえない孤独な戦いに身を投げるしかなくなってしまう。
そんな板挟みの状況を生まないためにも、性同一性障害者が戸籍上の性別を変更する場合の、性別適合手術要件は無くしてはいけないと思います。
ぜひ活動を成功させてください。応援しています。