阪口 恵
やまゆり園事件は日本犯罪史上に残る痛ましい事件で許されることではありません。
しかし、「差別的言動が重大な事件を起こすきっかけとなる」と言う定義を条例で掲げ公的機関のネット監視を正当化すれば「誰でも犯罪者に仕立て上げられる危険性」があり、言論の自由や表現の自由に抵触する恐れがあります。
「誰々は過去にこういう発言をしていたから差別主義者だ」というレッテル貼りやキャンセルカルチャー、言葉狩りもまた社会問題化しています。
差別や弱者への加害は許されることではありません。しかし、一方的に「○○は差別主義者だ」と定義できる法律や条例は冤罪や新たな差別を生み出す危険性があります。
これ等の問題を踏まえて、条例の見直しを求めます。