経過報告

去る5月16日に島根県に、太陽光を含む再生可能エネルギー施設を規制する条例を制定するよう要望書を提出し、今回集めた4,338名の皆さまからの署名も提出いたしました。
松江メガソーラーを考える会や八雲護会など5つの団体から、県条例の制定とともに以下の5つの設置禁止区域を定めるよう求めました。
山陰中央新報(2025/5/17)
<5つの禁止区域>
①学校と児童福祉施設
②医療福祉施設周辺
③水害や土砂災害の危険性がある区域
④神社・仏閣周辺
⑤宍道湖・中海周辺と流域、安全保証状重要な区域
島根県環境政策課からは、「現時点での条例制定は考えていない」と回答をいただきました。
この言葉は残念でしたが、現在条例制定にむけて動いている松江市も、当初は「条例は必要ない」と言っていたそうです。島根県にも何度も要望を伝え、島根県にはぜひ美しい島根を守って頂きたいと願っています。
Voiceのプラットフォームでは、完了報告以降も経過報告が出来るようですので、今後何か動きがあった時にはご報告させて頂きますので、引き続きご関心を寄せて頂けますと幸いです。
------------------------------------------ご報告------------------------------------------
<これまでにかかった経費>
資料コピー代、チラシ印刷代、会議室の使用料金、登記簿や公開請求文書取り寄せ費用など
<今後>
イベント開催費用、チラシ印刷代などに充て、残額は計画のあった当該地での土地活用、活動などに充てたいとの考えでおります。
<これまでの経過>
2024/8-9 事業者説明会
2025/1-2 Voice署名募集
2025/2 松江市長に要望書提出(熊野大社崇敬会、熊野大社の神域を守る会、八雲護会)
ENEOS、WAKOに要望書提出(熊野大社崇敬会、熊野大社の神域を守る会、八雲護会)
2025/3 ENEOS、WAKOに公開質問状提出(八雲護会)
2025/4 ENEOS撤退表明
2025/5 WAKO撤退表明(計画白紙)
2025/5 島根県に要望書提出(法吉の子どもの暗算と未来を考える会、松江市メガソーラーを考え る会、八雲護会、うんなんの暮らしと未来を考える会、神話の里と豊かな自然を守る会)
今回の熊野の太陽光発電所計画は、広大な土地の草刈りなど負担の大きい耕作放棄地の問題に端を発していました。今回の発電所計画は白紙になっても、耕作放棄地の問題は取り残されてしまっており、いずれまた、どこで同じような計画が持ち上がらないという保証はありません。
私たちはこの大好きな八雲町、ひいては松江や山陰の土地がいつまでの美しくあり続けてほしいと願っています。当該地も、田んぼやそば畑、蜜源、和紙原料の栽培といったアイデアは膨らんできますが、土地所有者の方や、地域の皆さんの理解の上で進めたいと思っています。
話し合いはまだ道半ばであり、じっくりと時間をかけ地域で考えていきたいです。今後、何か動きがありましたらご報告してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
この度は皆さまからのご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
八雲護会