経過報告

皆さまお世話になっております。
宮島のホテル誘致計画の白紙撤回を求める署名が、2万5,000筆を突破しました。
voiceさんのメルマガ紹介がすごく効果を発揮してくれました。
一気に数千件の署名が集まりました。
また、この署名に関わってくださっている、全ての方のご署名と拡散とエールのご協力のおかげです。本当にありがとうございます。
先日、廿日市市に電話して、署名の提出日を決めました。
署名とコメントを全て印刷会社に依頼してプリントしてもらい、廿日市市に提出致します。
オンライン署名と紙の署名は、期限が3月10日(月)です。
紙の署名を集めてくださった方は、用紙に記載の配送先にお送り願います。
本日はここ最近の動向をお伝えします。
「千年先も、いつくしむ。」
これは現在、廿日市市がかかげる宮島のキャッチフレーズです。
廿日市市は、とても素敵なPVを制作しYouTubeに公開しています。
ちなみに環境省も、2030年までに30%以上の自然を保全するという目標である「30by30目標」をYouTubeにて紹介しています。
こちらもとても素敵な映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=68hMwzc39aM
※YouTubeにてご視聴ください
千年とはまた大きくでたな、という感じを受けます。
実際に行動が伴っているのなら、素晴らしい映像と考え方だなと感心しますが、現実は富裕層向けのホテルを宮島に誘致する計画が強引に進められています。
これにより、市民の憩いの場と、貴重な自然とさまざまな絶滅危惧種、そして鹿の貴重な芝地が奪われようとしています。
中国新聞(2025/3/6)
廿日市市の松本太郎市長は「(高級宿泊施設が)今でもベストだと思っている」と発言されています。
地元住民の7割が反対署名をした、前回の1万3,800筆の署名は一体何だったのかと感じます。
中国新聞(2025/2/27)
また、とても残念なことですが、宮島包ヶ浦を守る会のメンバーである、正木文雄さん(75)は「このまま包ヶ浦をほっとけない部分もあるので少し前進した」と受け止めておられるとのことです。
キャンプ場やグランピングも視野にいれながら、でもやっぱり高級宿泊施設がベストだと思っているのに、一体どこが前進したのか我々には理解できません。
実は、このオンライン署名を始める前に、宮島包ヶ浦を守る会にメールをお送りしております。
ですが、「私たちは協議の結果、オンライン署名は行わないことに決めました」とのことで、我々のオンライン署名には非協力的でした。
この度の紙の署名を開始した際も、宮島内での紙の署名を集めて頂くお手伝いをお願いするメールをお送りしましたが、スルーされています。
念の為、再送もしましたがそれもスルー。何か都合があるのでしょうか。
宮島包ヶ浦自然公園へのホテル誘致計画を反対している団体同士、協力できればと考えていたのですが、とても残念でなりません。
ですが、この度の署名はすでに2万5,000筆を超えました。
これは皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございます。
とにかくホテル誘致計画を白紙撤回して頂き、自然と動物を守ることを第一優先にしてもらいたいです。
そのあとで、お金のことを考えるのが国立公園であり市民公園である、宮島包ヶ浦自然公園の正しい向き合い方だと思います。
「千年先も、いつくしむ。」のであるなら、まずは1年先、5年先、そして10年先をいつくしんでください。
コメントでも多く頂きますが、インバウンド需要がいつまでも続く保証はどこにもありません。
数年後には建てたホテルが廃墟になる可能性だってあります。
地元の方や自然や鹿たちの幸せがあってこそ、魅力的な宮島であるはずです。
地元住民の7割以上の反対の声はどこにいったのでしょうか。
おかしいことが、平然と進められることに違和感を感じます。
署名の募集があと少しで完全終了となります。
最後まで、1筆でも多く署名を集めたいと思います。
皆様のご協力に感謝申し上げます。
宮島の自然を守る会
代表:岡本貴晶