中平綾
人口の半分の女性の生命と尊厳を犠牲にしてまで、性的少数者の権利は守られるべきものなのでしょうか。そこまで権利を主張されるなら、権利を侵される側の日本の全ての女性に、自分たちの生命と尊厳が侵され得る状況になりつつあることを周知させる義務はあると思います。全ての女性がそうした状況を受け入れるとは、到底思えません。
このままでは、女性差別と言わざるを得ません。裁判官の方々は女性差別を容認されるのでしょうか?
もっと広く生来女性が、この危険な状況が広まりつつあることを知らぬ内は、性急な判決を下さないよう心から求めます。
あなたかだ裁判官は、持って生まれた性別に疑問を抱かずにに生きてきた片方の性別、生来女性のことは抹殺してもよいというお考えですか。生来女性の権利と、性的少数者の権利を、もう少し双方の立場に立って考えてみて下さい。
私のような生来女性にとって、男性器のついた大柄な人物は、語弊があるかと思いますが、敢えて書かせて頂くならば、いわば野生の熊と同じようなものです。男性には理解できない感覚かと思いますが、少なくとも、初めて遭遇する男性にはそのような警戒心を抱いてしまいます。男性器のある人は、決して女性と同じではないのです。
どうか、もう少しだけでも、生来女性が抱く恐怖について思いを馳せて下さい。
私達生来女性を、時代の空気に押されて抹殺しないで下さい。もっともっと、一人ひとりの生来女性の心を想像して下さい。お願いいたします。