Seiko Castleton-Knight
この署名活動は、性同一性障害の当事者の皆さんが主導なさったと聞きました。一般女性にとって力強いことですし、性転換によって自らのIDを確立なさった方のためにも、来る最高裁裁判での『適合手術の要件は違憲』という判決を出させてはいけません。
日本では古来から男色は存在していました。
70代の私が子供の頃は、ラジオから流れる都々逸や落語にも登場していましたし、小説坊ちゃんに出てくる”うらなり”もそうですし、常に愛嬌のあるキャラクターで登場したところを見ても、大らかに容認されていたことが伺えます。
もちろん、当事者のご家庭では戸惑いからの口論もあったでしょう。外ではからかいもあったでしょう。でも、今風の悪意ある「差別」とは違いますね。
在外半世紀の日本人ですが、日本の常識は海外の常識に非ず、海外の常識は日本の常識に非ず、という経験を山ほどしてきました。その典型中の典型が、今回のLGBTです。
大らかに多種多様の人間が共生してきた日本を護りたいですね。