経過報告
おはようございます、発起人の徹也です。
本日、2月2日(水)に山陽新聞朝刊に「2月12日(土)緊急シンポジウム、子どものコロナワクチンどうする~後悔しない選択をするために~」の新聞広告を掲載しました。
「お母さん、私打ちたくないよ」、と振り向く女の子。
こういったメッセージにしたのは、僕の経験と関係しています。少し紹介させてください。
数えきれないほど、子どもを抑えつけてきました。
僕にも、10歳の息子、5歳の娘がいますが、彼らがやりたいことを止めさせてきたとか、メンタル的な話ではありません。
ニンテンドースイッチの制限時間を短くしたり、甘い物や油っぽい物を食べ過ぎないように時々おさえてますが、そういう家族の日常ではありません。
文字通り、子どもたちの体を抑えつけてきたんです。
動かないように。
じっとしているように。
泣き叫び、暴れる子どもの肩をつかんで腕を押さえ、一寸たりとも動かないように抑えつける。
体が大きく力が強くなってきた子どもには、馬乗りになって、自分の肘から手を使い、両肩をベッドに抑えつけたこともあります。
そして、もう片方の手を使って、その子の腕をピンと伸ばして固定するわけです。
嫌がる子どもを、大の大人がよってたかって力づくで抑えつける。普通は許されないでしょう。
警察に捕まるかもしれません。
しかし、それが許される場でした。
大学病院の小児科に務めていたときです。
白血病、脳腫瘍、骨肉腫、ネフローゼ、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、先天性の心疾患などなど、、、
血液検査のために、採血をしたり、薬の投与のために点滴のルートを取るわけです。
骨髄穿刺といって、腰の腸骨に極太の針を差し込むこともあります。
そういった処置の介助についてました。
子どもって、基本的に注射を嫌がります。
痛いから。
泣いて暴れることもあります。
7,8歳ぐらいの子なら、体も大きくなってて、力もついてきてるので、本氣で暴れるとかなり厄介です。
そんな子には、馬乗りになってガッチリと抑え込んで、動かないようにし、注射に耐えてもらってたわけです。
抑えているときに、フッとその子が力を抜く瞬間があって、その瞬間が何とも言えずやるせなかったです。
また、2度3度と採血をしている内に、自分から腕を差し出すようになる子たち、
処置に慣れていく幼い子どもたちを見るときも、なんだか、たまらないものがありました。
横で処置を見ているお母さんが涙を流してることもありました。
処置の様子を見るのが忍びないお母さんもいます。
医療者も親がいると処置がしにくいこともあるので、外に出てもらうことも多いです。
処置室の前の廊下で、子どもが泣き叫ぶ声を聞き、ハンカチで目頭を抑えているお母さんの姿を、何度も何度も見かけました。
大学病院の小児科では、日常の光景なんですよね。
痛みを伴うというのは、体に侵襲(ダメージ)を与えていることに他なりません。
採血や注射1つにしても医療行為は、体に侵襲を与えるものです。
痛みを伴います。
だからこそ、それが許されるのは、受けるデメリットを、行うメリットが上回る場合のみ。
医療者は、この基本、根本を忘れてはいけないと思います。
もし、メリットがない場合、明らかにデメリットの方が大きい場合、それは医療行為ではありません。
、、、
暴力です。
その結果として、怪我をしたり後遺症が残ってしまえば傷害。
亡くなってしまうとしたら殺人です。
痛いのが嫌だ。
注射をみて、泣き叫ぶ。
子どもたちは、自分の体を守るために精一杯の抵抗をします。
それを大人の力で振り払って無理矢理行うんですか?
それが許されるのは、受ける本人にとって、メリットがデメリットを上回るときのみです。
そうでなければ、それは暴力です。
痛いものを遠ざける。
よく分からないものを恐れる。
それは、子どもたちが自分の身を守る本能です。
本能が大事です。
子どもを守る。
それは、人のみならず、生物としての親の本能です。
危機が迫っています。
本能を解き放ちましょう。
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