経過報告

渇水が常態化する日本で、なぜ水源の森を削るのか

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2026/02/09
渇水が常態化する日本で、なぜ水源の森を削るのか

あなたの一筆が、水を守り、命を守り、日本の未来を守る力になります。

――水源涵養林伐採を伴う風力発電事業に、いま立ち止まって考えてください――

近年、日本各地で渇水が深刻化しています。
昨年夏には東北地方や西日本を中心に深刻な水不足が相次ぎ、宮城県の鳴子ダムでは貯水率が0%まで低下するという異例の事態も発生しました。

2025年8月には、全国で18水系25河川において、渇水に伴う取水制限や節水措置が取られました。
その多くは農業用水が対象でしたが、新潟県・関川水系では上水や工業用水に対して40%以上の節水要請が行われ、産業活動や暮らしへの影響も現実のものとなりつつあります。

この渇水の背景には、無降水日が増加していることがあります。
気候変動の影響により、地球の平均気温が4℃上昇した場合、日本全国で無降水日が平均約8.2日増加すると予測されています。
渇水は、もはや「たまに起きる異常」ではなく、今後、繰り返し発生する構造的なリスクです。

●水を支えてきたのは、森林です

私たちが使う水は、ダムだけで生まれるのではありません。
雨を受け止め、地中に浸透させ、地下水として蓄え、ゆっくりと川へ流す――
この水循環の要を担ってきたのが、水源涵養保安林をはじめとする森林です。

森林は、
渇水時の河川流量を支え
豪雨時の流出を抑え
長期的に安定した水供給を可能にしてきました

この機能は、一度失われれば、数十年から百年以上回復しないこともあります。

●それでも進められる「水源の森の伐採」

しかし現在、各地で
水源涵養保安林や上流域の森林を伐採し、尾根部に大規模な風力発電施設を建設する計画が進められています。

再生可能エネルギーは重要です。
けれども、
水不足が深刻化する中で
水を生み出す森を削り
土砂流出や保水力低下のリスクを高め

本当にそれは「持続可能」だと言えるでしょうか。

電気を得るために、水の基盤を壊す。
この選択は、将来世代に深刻な負担を押し付けることになりかねません。

●今の制度では、水源は守れません

2026.2.2の早明浦ダム(高知県)です。旧大川村役場の3階の窓が見え始めているようです。

風力発電に対し厳格な立地・伐採規制がなく「脱炭素」の名の下で、水源リスクが軽視されがちという問題があります。

国土交通省の「日本の水資源の現況」でも、
渇水リスクの顕在化、水災害の激甚化、水インフラの老朽化など、
水を巡るリスクは多層化・複雑化していると指摘されています。

いま必要なのは、
「再エネか、水か」という二者択一ではなく、
水を守ることを前提としたエネルギー政策です。

●私たちは、国にこう求めます

『水源涵養保安林の伐採を伴う開発に対する明確で厳格な規制強化』

『風力発電を含む再エネ事業における、水循環・防災・国土保全を最優先とするルール整備』

『将来世代の水資源を守るための、全国共通の基準の確立』

これは水を失わないための、最低限の歯止めを求める声です。

●署名で、あなたの意思を示してください

水は、失ってからでは取り戻せません。
渇水が常態化しつつある今こそ、
水源の森を守る選択を、社会として示す必要があります。

どうか、
水源涵養保安林の伐採に歯止めをかけ、森林伐採に対する国の規制強化を求める署名に、
あなたの声をお寄せください。

その一筆が、
水を守り、命を守り、日本の未来を守る力になります。

資料:国土交通省 全国渇水状況


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