経過報告
北海道では、現在460基の風力発電が運転しており、さらに1,965基の建設計画が進行中です。既設事業では、各地で人・野生動物・景観への影響、土砂災害誘発の危険性など様々な問題が発生、計画中事業も同様に、各種の問題を抱えています。道北は複数事業が集積し累積影響が深刻です。
世界最悪のバードストライク(BS)が発生! 運転開始後2年間に11羽が死傷
道北幌延町の利尻礼文サロベツ国立公園隣接地に建設された浜里ウインドファーム(出力4.75万kW、4,300kW・14基、事業者:ユーラスエナジー株式会社)で発生。鳥の忌避音発生装置を設置しても効果が得られませんでした。近くには、鳥獣保護区2ヶ所とラムサール条約登録湿地もあり、もともと多くの野鳥が生息する場所に建設されてしまいました。
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■運転開始後3ヶ月で2羽のオジロワシがBSで死亡
オホーツク海に面した北見市の丘陵に建設された常呂能取ウインドファーム(出力約2.7万kW、4,300kW・7基、事業者:ユーラスエナジー株式会社)で発生。こちらも海ワシ類が多く生息する場所でした。
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■絶滅危惧種が多種生息する丘陵地に約9万kWの計画が進行中
日本海に面する石狩市厚田区の丘陵地は、オオジシギ(オーストラリアから飛来し日本で繁殖)、アカモズ等の絶滅危惧種が生息するエリアですが、東急不動産株式会社は約9万kW(4,300kW〜6,100kW、最大15基)の計画を進めており、風力発電の運転をしながらこれら絶滅危惧種の野鳥保護も行うとしています。しかし、東急不動産が事業者である小樽市にある銭函風力発電所では、建設前に周辺に生息していたアカモズは、現在、確認できません。果たして、風力発電の運転と野鳥保護は両立するのでしょうか?
■土砂災害と隣り合わせ、大雨よ降るな!
常呂能取ウインドファームは雨水の浸食を受けやすい粘土質の丘陵上に建設されました。森林伐採し、盛り土切り土をして作られた管理道路周辺(一部は盛り土規制法違反)は実際に浸食、崩壊が起きています。さらに、7号基は、北海道山地災害危険区域に建設されています。集中豪雨のような大雨が降った時、土砂崩れが起き、丘陵下を流れる常呂川に土砂が流れ落ち、川を堰き止め氾濫をおこしたり、海へ土砂が流れ込み漁業被害をおこすなどの危険性があります。
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日本の水源の森を破壊し生態系を脅かすメガ風車~陸上風力発電の規制強化を!~
森を喰む(はむ)メガ風車①(動画)をご覧ください
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