経過報告

【富士見市・ふじみ野市・三芳町2市1町へ 署名提出完了ご報告】 〜地域に、たくさんの“喜ばせるヒーロー”が生まれる日まで〜

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活動完了のご報告
2025/08/02
【富士見市・ふじみ野市・三芳町2市1町へ 署名提出完了ご報告】 〜地域に、たくさんの“喜ばせるヒーロー”が生まれる日まで〜


【署名提出完了ご報告】


暑中お見舞い申し上げます。
連日、厳しい暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

この春にスタートしたVOICEエール寄付金の取り組みも、6月末をもって一区切りとなりました。
皆さまからお預かりした応援の気持ちと署名は、7月に富士見市・三芳町・ふじみ野市の市長・町長へ直接手渡しでお届けすることができました!

どの自治体も、お忙しい中快くアポイントを受けてくださり、丁寧に話を聞いてくださいました。
「良いやり方を一緒に考えていきましょう」
そんな前向きな空気を共有できたことが、何よりもうれしく、これからへの希望となりました。


↑皆様から頂きました「署名」と「メッセージ」を何度も読み返しいつも元気を頂いております!本当にありがとうございます!



2025年7月22日(火)埼玉県三芳町:林伊佐雄町長へ直接署を提出致しました!バックパネルがハートで可愛かったです♪


2025年7月24日(木)埼玉県ふじみ野市:高畑博市長へ直接署を提出致しました!



2025年7月31日(金)埼玉県富士見市:星野光弘市長へ直接署を提出致しました!

なかでも富士見市では、来年度の予算化に向けてすでに動き始めてくださっています。
教育委員会の方からは、「富士見市では“いのちの授業+(プラス)”という独自の教育プログラムをカリキュラムとして推進しています。将来的には、学校現場でPUSH講習が自主的にまわせる体制まで、ぜひ一緒につくり上げていきましょう。そしてこのモデルを、近隣地域へ、さらに広く展開できるようにしていきましょう」
と、力強くあたたかいお言葉をいただきました。

この「いのちの授業+」は、道徳教育・人権教育・包括的セクシュアリティ教育の3つの柱を通じて、子どもたちの自尊感情を育み、命を尊ぶ教育を地域ぐるみで実践していく富士見市の取り組みです。

いじめ防止の観点からも、子どもたちが話し合いを重ねながら主体的に行動することが期待されており、このような土壌がある地域で命を守る教育に関われることに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。


↑夏休み前に滑り込みで富士見市は2つの小学校でPUSH授業を開催出来ました。事前に何度も練習を重ねて来ても当日はいつもドキドキの緊張感。じっくり事前ミーティングしてから開始!



↑「ヒーローステップという形となり戻ってきました~」最初のご挨拶ばっちりです!



↑「強く!早く!たえまなく!1,2,1,2 ピッ!ピッ!ピッ!上手上手!!」出来た出来た~



↑ヒーローステップ最年長81才!サポートメンバーも大活躍!


病院での出会いが、すべてのはじまり

この活動の原点は、前職であるふじみの救急病院にありました。
2023年度・2024年度の2年間、私は病院職員として、小中学校および商業施設や企業さんへ出張し、命を守るPUSH講習を届けていました。

けれども、2025年4月。病院の人員整理の対象となり、急きょ退職することに。
これが、任意団体「救命教育ヒーローステップ」立ち上げのきっかけとなりました。

その後も病院との関係はとても良好で、来年度以降も「あっぱくん」など資材を貸し出してくださることが決定しています。
この信頼関係があったからこそ、安心してこの活動を次のステージへ進めることができました。
病院の皆さまに、心から感謝申し上げます。


VOICE寄付金は「想いのバトン」

今回のVOICEエール寄付金では、目標金額の150万円には届かなかったものの、全国から約120万円のご支援をお寄せいただきました。
おひとりおひとりのあたたかい想いのバトンを確かに受け取っています。

今年度は、病院の体制が変わったことで急きょ独立しての実施となり、講師・スタッフ費用の捻出が必要となったため、皆さまにエールをお願いしました。
短期間であってもこうして多くの方に共感していただけたことは、これからの私たちの力になります。

もちろん、最も大切なことは**「来年度以降も続けていける仕組み」をつくること。**
VOICEはそのための第一歩であり、ここからが本当のスタートです


支えてくれた、仲間たちへ

この活動をひとりではじめるのは、正直とても不安でした。

そんな時に声をかけてくれたのが、たまたま息子同士が同じサッカーチームだったというご縁から自然と関わってくれた辻磨帆さん
昨年度からボランティアとして一緒に動いてくださり、「子どもたちからたくさんの元気をもらった」と快く共同発起人として立ち上がってくれました。

そしてその磨帆さんが「高校の同級生なんです」と紹介してくれたのが、
ふじみの救急病院時代から事務局的な役割を担ってくれていた鈴木理沙さん
学校や教育委員会との調整役をいつも的確に担ってくださり、このような任意団体の形になってからも変わらずサポートしてくれています。

実は、おふたりとも通院しながら治療を続けている方です。
磨帆さんは難病と向き合いながら、理沙さんはがんの治療とともに、それでも毎回、明るく、前向きにこの活動に取り組んでくれています。

そんな姿に、私自身が何度も励まされてきました。
もちろん他にもたくさんの方の応援やお力添えがありましたが、
このお二人が一緒でなければ、今のヒーローステップは存在しません。

心の底から、ありがとう。




家族とともに迎えた、スタートライン

夏休み明けから、二学期のPUSH授業が本格的にはじまります。
準備は大変ですが、こどもたちの「わかった!」「できた!」という笑顔を思い出しながら、私たちも英気を養い、また元気に走り出します!

ちょうど小学5年生の息子たちも夏休みだったため、市長面会には同席しませんでしたが、市役所で一緒に過ごし、AEDを見つけて大喜び!
家族の応援にも感謝しながら、ようやく、ようやく、本当のスタートラインに立てた実感があります。


↑小学5年生の息子たち。富士見市役所入口でAED発見!!





地域に「喜ばせるヒーロー」を

最後に、私がこの夏に描いた伝筆(つてふで)作品の言葉を、皆さまにお届けさせてください。


「強いからヒーローなんじゃない。喜ばせるからヒーローなんだ」
——やなせたかし

これからも、この地域にたくさんの“喜ばせるヒーロー”が生まれることを夢見て、歩みを止めず進んでいきます。

長い文章をここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
この報告は、発起人代表の私・関谷沢果が、皆さまへの感謝と希望を込めて綴りました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!


📸 Instagramでも日々の活動を発信中!
@herosstep

任意団体救命教育ヒーローステップ
発起人代表:関谷 沢果
共同発起人:辻 磨帆
事務局:鈴木 理沙

そしてすべての皆さまへ、心より感謝を込めて。


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