亀岡祐哉
私は生まれ乍らにして自閉スペクトラム・注意欠如多動障がいを持っております。私は2歳の時、『いつ話せるようになるか分からない』と医師から宣告を受けた事を母から知らされました。しかし、本当に『何かの弾み』とかしか私自身説明が付けられませんが、今こうして言語を用いる事が出来るまでに症状は落ち着きました。
しかし今も言葉の遅れ、衝動性、こだわりの強さ、曖昧な表現を察するのに非常に苦労し、特に仕事上の人間関係形成で多く行き違いが生じ、生きるのに困難さを感じております。
当事者として、発達障がい(2022年4月1日から、『神経発達症』という呼称が使われております)に関する支援法、人々の認識に大きく遅れが生じているのを感じます。私が取得できた療育手帳(精神障害者福祉手帳は判定待ち)の取得要件に神経発達症が含まれるようになったのは、2010年の改正以降からでした。 取得までに、膨大な期間を掛けてきました。
所謂『グレーゾーン』の問題もあります。症状が診断書に付かないばかりに、傍目からは認識され難いばかりに、その人の生き辛さを見てもらえない悲しみがあります。署名に私の名前を託す事によって、此の悲しみに終止符を打って欲しいと心から願っております。
此度、本署名を立ち上げて下さった事に心より感謝申し上げます。是非とも明るい未来を築き上げ次世代にバトンタッチする為に、此の活動に御協力を御願い申し上げます。
令和四年七月十八日月曜日
ぱらどくす祐。