大西重信
LGBT擁護の行き過ぎに反対します。小数者の人権を擁護するのは当然です。しかし、少数派の権利を過度に主張することで、社会全体の大多数の人々の権利を侵害する結果となれば、民主主義の原則に反すると考えます。まして、「LGBTの擁護の行き過ぎ」に反対する意見を「差別主義者」「極右」など不適切としか言いようのないレッテル貼りをすることもまた、民主主義の「思想・信条・表現の自由」を侵害するものです。そのような「同調圧力・空気」は目に見えない「暴力」とも言えるでしょう。
さらに言えば、人間性別は精子と卵子が「受精・受胎」した瞬間に決定されていることは、科学的に誰しも否定できない事実です。そのたった一つの受精卵が何十兆個にも分裂して大人の人間の体となっています。その一つひとつの細胞の核の中のDNAもまた受精卵と同一のものです。したがっていかに「性転換手術」をしたとしても、数十兆の細胞のDNAを書き換えられますか?まったく不可能なことです。細胞一つひとつに「男性/女性」と明確に書いてある事になるのではないでしょうか?すなわち、性転換手術なるものは美容整形とホルモン治療にほかならないでしょう。
したがって、自分の体をいかに美容整形するとしても、それは社会通念の範囲内で自由はあるかもしれませんが、自ずとそれに伴う権利の主張に非合理性・非現実性があることは自明と考えます。