経過報告

お知らせ

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2022/05/01
お知らせ

皆様

いかがお過ごしでしょうか。
以下、二点のお知らせがあります。

 


メールアドレスが分かる全国の小学校、中学校、高校、また一部の幼稚園・保育園に本署名活動の基となる文書を送付しました。送付にあたっては、森本祐二さんが全面的に協力してくれました。ありがとうございます。

 


日本におけるオミクロン株に対するワクチン効果について、先日小島勢二医師がアゴラに二本の記事を投稿しました。

https://agora-web.jp/archives/2056091.html
https://agora-web.jp/archives/2056193.html

これらによれば、最近耳にする「2回接種によって重症化予防効果は維持されているが感染予防効果が減衰している」「3回目接種に感染予防効果はあまり期待できないが重症化予防効果は期待できる」「現行のmRNAワクチンはオミクロン株に対する効果がない」といった意見は、少なくとも日本の現状とは合致していないようです。

一方、問題なのは、主に高齢者にとってベネフィットが大きいとされるmRNAワクチンについて、接種の「必要回数」と定められた2回接種から数か月が経過すると、高齢者(65歳以上)においては感染予防効果の値だけでなく重症化予防効果の値もマイナスに転じる点です。つまり、高齢者が2回の接種を受けている場合、一定期間は感染予防効果と重症化予防効果の両方が得られるものの、数か月が経つと、接種を受けていない高齢者よりも感染・重症化しやすくなります。なお、65歳未満では、このような傾向は今のところ観察されていません。

もしこのようなことが実際に起きているとしたら、ワクチンにより高齢者を守るとの理念について再検討が必要となる可能性があります。

現行ワクチンの追加接種により再び高い感染予防効果と重症化予防効果が得られるようです。ただし、追加接種による効果については、早期の減衰が予想されます(既にその傾向がみられます)。高いワクチン効果が維持される、或いは少なくとも未接種者と比較してマイナスの値とならない程度の状態が維持されるためには、相当の頻度で追加接種を行う必要があるかも知れません。どの程度の頻度の接種に耐えられるかについては個人差があると思われます。

私の親族(80歳代)は、2回目接種後、約半年にわたり家から出られない状態になり、医師からも3回目接種を受けないようにとの指示を受けています。ただし、この医師は、昨年の2回接種については非常に積極的でした(ほぼ強制的に接種させました)。その結果として親族がいま危険な状態にあるとしたら、それに対する責任は誰がとり、誰が彼女を守るのでしょうか。

子どもの接種はもちろん、全年齢層の接種について、一旦立ち止まり、検討しなおすべきではないでしょうか。

昨年9月のシンポジウムに続くシンポジウム第2弾を企画しています。実現するか分かりませんが、最善を尽くします。このまま接種キャンペーンを継続してよいかについて、多角的な議論が必要です。

今から一年ほど前一部の科学者が描いた悲観的なシナリオが現実となりつつあります。現状を深く憂慮しています。

 

Think Vaccine 家田堯


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