ある皇族が東大の推薦入試を〝利用〟し、将来の天皇として「特別扱い」で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します。(本文を増補し、注も入れました。また、Voice様側からのアドバイスに従い、タイトルを変更しました。)
ある皇族が東大の推薦入試を〝利用〟し、将来の天皇として「特別扱い」で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します。(本文を増補し、注も入れました。また、Voice様側からのアドバイスに従い、タイトルを変更しました。)
- 提出先:筑波大学付属高等学校長藤生英行殿、 東京大学総長藤井輝夫殿
活動詳細
【Change.orgでご署名して下さった方々へのお願い】
あの一万二千筆を超える署名の署名簿は、確かにダウンロードして、二部プリントアウトしてあります。しかしながら、前回のChange.orgでのご署名と今回のVoiceでのご署名を合わせて何万筆です、と言って提出しますと、手続き上の瑕疵を指摘される恐れがあります。(同一人物が二重に署名していて、水増しされているだろう、という非難です。)
したがいまして、二度手間をお掛けして申し訳ないのですが、再度Voiceでご署名頂けますようお願い申し上げます。「何度でも立ち上げてくれたら、何度でも署名します」との温かいお言葉、有難うございました。今回、二度目の署名を立ち上げるための励みになりました。深く感謝致します。
【署名文本文】
Ⅰ. 国民の側と天皇の側の双方から支えられた象徴天皇制
以下は、象徴天皇とは何かということを生涯を通じて誰よりも深く考えられた方のお言葉である。
「…即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。…私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じてきました。」(『象徴としてのお務めについての天皇陛下〔現明仁上皇〕のおことば』平成28年8月8日。ご退位のご希望を述べられた際のおことば。)
戦後我が国に導入された象徴天皇制は、極めて絶妙なバランスの上にしか成立し得ないものであったにもかかわらず、我が国に見事に定着した。それは二つの要素のバランスの上に成り立っている。ひとつは国民の側の天皇への尊敬の念であり、今一つはそれに相応しい天皇の側の徳である。「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」という日本国憲法の規定は、この二つの要素を欠いては成立し得ない。
さて、現在の皇室典範に従えば、皇位継承者第一位は、現天皇の弟である秋篠宮文仁親王であり、第二位が秋篠宮殿下のご長男である悠仁親王である。現天皇との年齢差から見て、秋篠宮文仁親王が天皇になる可能性はほぼないと思われるので、実質的には悠仁親王が現天皇の次の天皇となる。そして、男系男子のみを皇位継承者とする現在の皇室典範によれば、皇位継承者は畏れ多くも、悠仁殿下ただお一人である。
しかしながら、実質上唯一の皇位継承者であるこの少年(注1)に、「人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添」い、「常に国民と共にある自覚」、即ち、象徴天皇制を成立させるに不可欠な態度は備わっているであろうか?彼の周囲にいた大人たちは、この少年にそのような自覚を促すような接し方をしてきたであろうか?否、むしろこの少年は、昭和・平成・令和の三代の天皇が、国民と天皇の双方から築いてきた象徴天皇制を、他ならぬ天皇の側から掘り崩してしまうのでは?
Ⅱ. 提携校制度による筑波大付属高校への入学
まず振り返るべきは、この少年がお茶の水女子大付属中学校から、難関校として有名な筑波大付属高校を受験した際の出来事であろう。彼はお茶の水女子大付属中学校・高等学校と筑波大付属中学校・高等学校との提携校制度を用いて、一般入試を経ることなく合格した。この提携校制度は、彼が小学五年生であった2017年度に導入され、彼が中学三年生となる2022年度が期限とされていた。
小学五年ということは、恐らくは筑波大付属中学の受験を元々は考えていたということである。ただし、当時は眞子様と小室圭氏との結婚騒ぎで秋篠宮家への国民からの風当たりが余りにも強く、提携校制度を使っての裏口入学ははばかられたということであろう。ただし、2022年度期限では、彼が中三になる年までであり、余りに露骨で、彼だけのために作った提携校制度ではないかと勘繰られると思ったのか、彼の合格後の記者会見で筑波大学の永田恭介学長は、さらに5年間延長すると述べた。また、宮内庁は、提携校制度による合格であることを糊塗するためか、わざわざ彼を一般入試の受験会場に行かせ、報道陣に写真まで撮らせた。なお、彼が一般入試で合格したと考えるには、無理がある。なぜなら、筑波大付属高校のような超難関校を一校しか受験しないというのは、余りにもリスクが高過ぎるからである。その一校を落ちたら行き場を失い、高校浪人になってしまう。将来天皇に確実になられるお方を高校浪人にすることなど余りにも畏れ多い。超難関校に単願受験が出来たということは、受験前から合格が決まっていたと見るのが妥当であろう。要するに、ロイヤルパワーを使った裏口入学である。
Ⅲ. 海外に報道された佳作作文の盗作
ところが運の悪いことに、この合格発表と同時に、この少年が中学二年生だった時に応募した作文に多数の盗作箇所があることが報道されてしまった。2021年北九州市立文学館主催の「第12回子どもノンフィクション文学賞」で見事佳作となった『小笠原諸島を訪ねて』である。この問題が深刻なのは、我が国でよりも海外でより大きく報道されたことにある。
イギリスの高級紙ザ・テレグラフ (The Telegraph) は、その電子版(2022年3月23日)の見出しで、
”Japan’s 15-year-old prince to keep literary award despite plagiarism row.”
(plagiarismは「盗作」。rowは「騒ぎ」。直訳すると、「十五歳になる日本のプリンスは、盗作騒ぎにもかかわらず、文学賞を手放さない」となる。)
と報道し、
また同じくイギリスのウエブサイト、ロイアル・セントラル (Royal Central) は2022年2月22日、
”Prince Hisahito of Japan accused of plagiarism in award-winning essay.”
(accuseは「非難する」というかなり強い言葉。直訳すると、「賞を取ったエッセイで盗作したと非難されている、日本のプリンス悠仁」)と報道し、
またイギリスの上流階級が手に取ることの多い雑誌タトゥラー (Tatler) は、
”Japan’s heir to the throne accused of plagiarism for essay that won runners-up prize.”(heirは「後継者」。Throneは「王位」。runner-upは「二位」。直訳すると、「日本の王位継承者は二位となったエッセイで盗作したと非難されている」)
と報道した。
さらに極めつけは、ザ・タイムズ (The Times) である。
“Prince Hisahito ‘copied guidebook’ for award-winning essay.”
(「プリンス悠仁は賞を取ったエッセイのために〝ガイドブックをコピペした〟」と報じた。ガイドブックというのは彼が盗作した『世界遺産 小笠原』(JTBパブリッシング、写真・榊原透雄、文・福田素子、2012年、p. 11-12)のことを指していると思われる。
要するに、宮内庁がいくら国内メディアに報道規制を敷いても、海外では日本の次の天皇は盗作までやって賞をもらう奴だ、とバレてしまうのである。注意すべきは、ザ・テレグラフがkeepという単語を使っていることである。つまり、盗作がバレても賞を「手放さない」と述べているのである。
この少年が応募した年(2020年)の『北九州市立文学館・第12回・子どもノンフィクション文学賞・募集要項』を見ると、「応募の注意」には
「ご家族や学校の先生などが手伝ったものは応募できません」
とあり、そして、「応募方法」には、
「(8) 他人の文章を勝手に使ってはいけません。使う場合は、「 」で囲んだり、段落を落としたりして、自分の文章と他人の文章の区別がつくように工夫してください。また、どこから用いたかも必ず書いてください」
とある。にもかかわらず、この少年は盗作した。以下は盗作部分の内の一か所である。
【悠仁様の作文】
「小笠原諸島は、火山が隆起してできた島で、一度も大陸と陸続きになったことがない「海洋島」です。では、こうした島の生き物は、どのようにして島々にたどり着いたのでしょうか。あるものは海流に乗って運ばれ、あるものは風によって運ばれ、翼をもつものは自力で、あるいはそれに紛れて、三つのW、Wave(波)、Wind(風)、Wing(翼)によって、海を越えて小笠原の島々にたどり着き、環境に適応したものだけが生き残ることができました。」
【盗作した元文献『世界遺産 小笠原』】
「小笠原諸島は、火山が隆起してできた島で、一度も大陸と陸続きになったことがない。こうした島を海洋島という。(中略)まる裸で太平洋に突き出していた小笠原諸島に、生きものたちはいったいどのようにしてたどり着いたのだろうか。あるものたちは風によって運ばれ、また、あるものは海流に乗って。あるいは、翼を持つものは自力で、またはそれに紛れて。いわゆる3W 、風(Wind)、波(Wave)、翼(Wing)により、数少ない生きものだけが海を越えて小笠原の島々にたどり着くことができた。」(JTBパブリッシング、写真・榊原透雄、文・福田素子、2012年、p. 11-12)
これは完全な盗用である。
受賞の発表があったのは、その翌年、2021年3月であった。3月20日におこなわれた表彰式にこの少年はオンラインで参加している。盗作が発覚したのは、そのさらに一年後の2022年2月、提携校制度による筑波大付属高校の合格発表のわずか半日後であった。約一年近く、彼は素知らぬ顔でトロフィーと五万円分の図書カードをkeepしていたことになる。
さらに凄いのは盗作が発覚した後の彼の態度である。トロフィーと五万円分の図書カードを返さないどころか、肝心の賞の辞退をしなかったのである。メディアが宮内庁報道室に確認すると、「ご指摘に感謝します」という意味不明の本人からの回答があったという。盗作を指摘されながら、「ご指摘に感謝します」と答える図太さはあっぱれである。普通は、盗作が発覚すれば、賞は辞退し、トロフィーと五万円分の図書券は返すものである。ところが、驚いたことに、この少年は賞の辞退も、トロフィーと五万円分の図書券の返却もせず、北九州市立文学館が「応募の注意」に、「応募したあとの訂正は受けつけません」と書いていたにもかかわらず、盗作した文献を〝引用文献〟として強引に押し込ませ(そのため、その部分だけ活字が小さくなってしまっている)、とうとう最後まで(2024年9月4日現在まで)賞の辞退をしなかった。恐らくは提携校制度による筑波大付属高校への推薦事由の一つとして、この佳作作文が入っていたため、賞の辞退が出来なかったと推察される。
この少年の一連の行為と態度を、英語版のWikipediaが正確に伝えている。少し長くなるが引用しよう。
“In March 2021, he was awarded a second-place prize in the junior high student category of Kitakyushu’s 12th Children’s Nonfiction Literature Awards. In February 2022, he was accused of plagiarism concering that award-winning essay, which was about his trip to the Ogasawara islands. The Imperial Household Agency and Prince Hisahito acknowledged that the essay’s citations were ‘inadequate’ and that the prince would contact the organizers of the award with revision. The award was not considered for revocation.” (Wikipedia, “Prince Hisahito of Akishino”より引用)
(「2021年3月、彼は第12回北九州子どもノンフィクション文学賞中学生の部で佳作を受賞した。2022年2月、その受賞作である小笠原諸島旅行の作文について、彼は盗作したと非難された。宮内庁と悠仁様は、作文の引用が〝不適切〟であったことを認め、悠仁様が賞の主催者に連絡して修正することを明らかにした。受賞の取り消しは検討されなかった。」 (英語版ウィキペディア、『秋篠宮家の悠仁殿下』より引用)
引用が〝不適切〟とは、盗作文献が記載されていなかったことを恐らくは指すのであろう。「受賞の取り消しは検討されなかった」という一文は、国辱物である。
新聞とは異なり、Wikipediaは消えない。一種のデジタル・タトゥーである。これで彼が天皇となった時、皇室外交は出来るのであろうか?盗作をする汚い奴、と思われないで済むのであろうか?
問題なのは、度重なる実力不相応な裏口入学、バレなければいい、バレても賞を辞退をしろとまでは、将来天皇になる自分には言ってこれないだろう、という経験を繰り返し積むことによって、世間を甘く見、小馬鹿にした態度を身に付けてゆくことにある。それは天皇としての徳を積むことにはならない。ましてや、「人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添い…自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる」ことには、決してならない。
代々、天皇家は学問の家系であった。学問の最低限の基本、そして最高の倫理が誠実さにあることは、「スタップ細胞はあります」と虚言を弄し、ノーベル賞候補者とすら見なされていた一人の有能な研究者を自死に追いやった小保方晴子氏の例を挙げるまでもなく明らかであろう。学問の世界において、盗用は犯罪である。犯罪(注2)を犯したという自覚はこの少年にあるのであろうか?恐らくはないであろう。彼の周囲にいる大人たちは誰もそのことをこの少年に教えてはこなかった。
Ⅳ. 彼を迎え入れる東大の学校推薦型選抜入試
東大は2019年度より学校推薦型選抜を始めた。それ自体は決して悪い事ではない。東大生というのはなんでも器用には一応はこなすが、独創性には欠ける。失敗するかもしれない新しいことはやりたがらない。だから、東京大学が「学校推薦型選抜のアドミッション・ポリシー」において、「国際的な広い視野を持ち、高度な専門知識を基盤に、問題を発見し、解決する意欲と能力を備え、市民としての公共的な責任を引き受けながら、強靭な開拓者精神を発揮して、自ら考え、行動できる人材の育成」を目指す、と高らかに謳い上げるのも理解できないことではない。自分の頭で自ら考えることもできない。強靭な開拓者精神などもない。公共的な責任感などどこにもない。自分固有の問題を発見することもできない。ましてや、国際的な広い視野などない。そういう東大生はたくさん見てきた。だから、この制度に意味があるのだろうということは理解できる。
ただし、問題はその運用の仕方にある。高等学校長が取りまとめて出願するのである。筑波大付属高校からの推薦枠は4名である(ただし、全員が男子のみ、または、女子のみである場合は、3名までとなる。なお、医学部以外は、同一学部への推薦は男女各1名まで。つまり、男子1名、女子1名なら2名まで。ということは、お茶の水女子大付属中から筑波大付属高校に悠仁様と一緒に入った〝ご学友〟は、悠仁様と同一学部には入れないことになる。となると、語学のクラスが別々になってしまう。これは大変なことになる)。筑波大付属高校では定期テスト等での順位の発表は一切ない。生徒は自分がクラスのどの程度の位置にいるのかを知ることはできない。順位や成績が発表されていれば、なんであんな出来の悪い奴が東大に学校推薦されるんだ?…と思うこともできるであろうが、そうしたことは一切不可能である。つまり、もし悠仁親王を学校推薦で東大に入れたいと思うならば、あるいは、入れるよう圧力を掛けられるならば、筑波大付属高校側は、彼の在学中の学習成果・調査書・推薦書等を密室で改竄・作成することが可能となる。彼の筑波大付属の合格発表後、生徒たちの父母からの問い合わせが多かったため、筑波大学の永田恭介学長は2022年2月24日会見を開き、その席で、「『おめでとうございます』と申し上げたい。学校のモットーや教育コンテンツを気に入られたのなら光栄なことだ」と述べた。永田学長の発言から推測すれば、喜んでそういう改竄行為をする可能性も考えられなくはない。
次は受け入れ側である東大側である。狙うのは農学部であろう。この少年とこの少年の周囲の大人たちは着々とその準備を進めている。
まず基礎的学力を判断するために、学校推薦型選抜といえども大学入学共通テストを受験することになっている。おおむね80%以上の得点が期待されるとされているが、これは東大内部でいかようにも改竄できよう。
興味深いのは東大農学部の「推薦要件・面接方法等(詳細)」である。推薦要件を見てみよう。
「推薦要件:以下の全てに該当する者とします。①高い基礎学力を有する成績上位者であること。②農学とその関連分野に関する特記すべき推薦事由を有すること。」
ここで推薦事由とは、具体的には次のようなものを指す。
「各学部に共通に求める調査書等のほか、上記推薦要件に該当すると判断できる客観的根拠を示す以下の①~⑤の資料のうち、少なくとも1つ(複数提出可)の提出を求めます。提出に当たっては、以下の項目の概要の説明書を求めます。
① 研究成果あるいは論文
② 活動実績等の資料
③ 各種コンテスト参加者はその成績
④ 外国語の能力に関する検定試験等の記録
⑤ その他特記すべき活動の記録」
注目すべきは①の「研究成果あるいは論文」と、②の「活動実績等の資料」であろう。それらには注が付いていて、①に付された注には、
「例として、以下のような資料を提出してください。
・研究成果を証明する資料や論文等の成果物
・各種学会・研究会での発表を証明する要旨等の資料」
とあり、また、「②活動実績等の資料」に付された注にも、
「例として、以下のような資料を提出してください」
とあるが、注目すべきはその二番目であろう。
「・インターンシップ、ボランティア、農業実体験、国際会議への参加等の活動を証明する資料」
とある。問題は、目立たぬように何気なく並べられている〝国際会議への参加〟である。
この〝国際会議への参加〟について、東京大学に次のように尋ねた方がいる。
「東京大学入試事務室ご担当者様
平素よりお世話になっております。
学校推薦型選抜学生募集要項の中の、『8 農学部』における46ページの9行目に、『インターンシップ、ボランティア、農業実体験、国際会議への参加等の活動を証明する資料』という活動実績の例示列挙がなされています。他の主要大学も調べてみましたが、「国際会議」を例示しているのは、東大農学部のみです。東大農学部が、「国際会議」への参加を活動実績として重視する理由をご回答ください。」
なぜ東京大学農学部だけが〝国際会議への参加〟を重視するのか?という質問である。言うまでもなく、〝国際会議への参加〟など普通の高校生には無理だからである。それに対する東京大学入試事務室の回答は、警戒しているのか、次のような木で鼻を括ったようなものであった。
「こちらは東京大学入試事務室(学校推薦型選抜担当)です。
募集要項に記載の通りです。
ご質問の件は、個別の判断(審査)に関わる事前の問い合わせに該当するため、
お答えできかねます。
どうぞよろしくお願いいたします。」
今年の日本全国の大学受験生の中で、〝国際会議への参加〟が出来る受験生などお一人しかいない。このことは、そのお方への特別な配慮を東京大学が公然と認めた、ということを意味するのであろう。
さて、話を戻そう。上記の①の「研究成果あるいは論文」を目指してであろうか、この少年はすでに学術論文を一本発表している。国立科学博物館が発行する研究報告誌『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載された「赤坂御用地のトンボ相—多様な環境と人の手による維持管理—」である。驚くべきことは、この少年がファースト・オーサー(筆頭筆者)となっていることである。二番目には、元農業・食品産業技術総合研究機構の研究員で、宮内庁に引き抜かれ宮内庁職員となり、実質上悠仁様の〝家庭教師〟となっている飯島健氏が、三番目にはコレスポンデイング・オーサー(責任筆者)として、トンボ研究の専門家で国立科学博物館動物研究部研究主幹の清拓哉氏が名を連ねている。ファースト・オーサーなどと言われても、一般の方にはその重さがピンとこないであろうが、研究者の業績として見た場合、ファースト・オーサーでなければ、ほとんど意味はない。セカンド・オーサー、サード・オーサーばかりの論文しかない研究者というのはよくいる。採用の際、そうした論文はほとんど評価されない。
したがって、ファースト・オーサーとなっている学術論文を一本持っているということは、この少年にとっては大きなことなのである。あるいは、少なくとも、この少年をファースト・オーサーに仕立てた大人たちの思惑としては、そうなのである。なぜなら、ファースト・オーサーとなっているこの論文一本あれば、東京大学農学部の学校推薦型選抜試験を突破したとしても、世間からは何ら不思議には思われない――あるいは、彼の周囲にいて、彼をファースト・オーサーに仕立てた大人たちが、世間がそう思うに違いないと思った――からである。
もはや、他人の文章を盗作してでっち上げた佳作作文ではない。れっきとした学術論文のファースト・オーサーなのである。9歳の時の巨大な信号機や、10歳の時の古代の民家の見事なジオラマや、12歳の時の巨大なトンボの模型や、果ては13歳の時の盆栽のように、御付きの侍従たちの手を借りただろうなどと、あらぬ腹を探られるいわれももはやない。一流の大人の研究者達との共著であるときちんと明示している学術論文なのであるから、そのような非難を受ける筋合いは、そのそもそもの最初からない。そして、すでに東京大学入試事務室学校推薦型選抜担当は、「学校推薦型選抜の提出書類における論文についてですが、論文の専門分野の学者と共著の場合、選考対象になりますでしょうか?」との問い合わせに対して、「学校推薦型選抜に提出する論文は、論文の専門分野の学者と共著のものであっても、出願書類として提出可能です。」という回答をしている(Etcetera Japan blog, 2024年6月6日より)。
しかし、普通の高校生が元農業・食品産業技術総合研究機構の研究員や国立科学博物館動物研究部研究主幹といった研究者たちと共同研究など出来るであろうか?そうした研究者たちと関係を付けて、国立科学博物館の研究誌に自分の論文を掲載してもらうことが出来るであろうか?
Ⅴ. 悠仁論文の学術論文としての欠陥
この論文の問題点に関しては、すでに多くの方からの指摘がある。(それらの多数の指摘に音を上げたのか、とうとう国立科学博物館自身が本年8月22日付で「正誤表」を出した。論文の発表(昨年11月)から9カ月も経ってからの「正誤表」の発表であり、訂正内容は、プロの研究者が見ればひと目でわかるような幼稚な誤りに過ぎないので、なぜこんなに遅れたのかの方が不可解である。さらに奇妙なことは、「正誤表」の発表が、悠仁様がポスター発表をするとされていた――だが、結局は、しなかった――8月26日の直前だったことである。ただし、全ての誤りを訂正したとは、まだ言い難い。)
ここではそれらの多数の指摘の内の主なもののみを簡単に紹介したい。
(1)5歳か6歳で研究を開始!?
論文冒頭に、次のような記載がある。
「著者らは、2012年から2022年にかけて赤坂御用地内のトンボ類を調査しており…調査は2012年から2022年にかけて赤坂御用地内の池の他、樹木、防火水槽など、トンボ類が確認できる場所で行った。…記録方法は、目視できたトンボ類をデジタルカメラで撮影し、種の同定を行った他、採集、目視による記録を行った。」(p. 130)
この少年は2006年9月6日に生まれている。調査を開始したとされる2012年、彼はまだ5歳から6歳児である。要するに、幼稚園の年長さんである。幼稚園の年長さんがトンボ研究の意図を持って、研究の中心者となって調査を開始し、「目視できたトンボ類をデジタルカメラで撮影し、種の同定を行った他、採集、目視による記録を行った」と言うのか?
国立科学博物館にこの旨の質問をされた方に対し、国立科学博物館サービス担当は次のような苦しい回答をした。
「…ご指摘の論文については、当館の研究者から、悠仁親王殿下の長年にわたる赤坂御用地のトンボ相の調査記録を『論文としてまとめられてはどうか』と勧められ、悠仁親王殿下が作成されたものです。また、調査期間は、写真撮影を行い記録を残していることや標本収集を行っていた期間を指します。なお、論文の136ページに記載のとおり、2012年~2016年については調査の頻度が少ないため、まとめて示す旨記載しているところです。」(Etcetera Japan blog, 2023年12月9日。「【YOUR VOICE】トンボ論文について国立科学博物館に問合せしてみました」より引用)
では、「調査の頻度が少ないため、まとめて示」したと、国立科学博物館サービス担当がいう2012年から2016年(悠仁様、5歳ないし6歳から10歳)までの調査記録を見てみよう。
「14. マルタンヤンマAnaciaeschna martini (Selys, 1897) (図42, 43)
前回調査では未記録。本調査では、2012年には菖蒲池のショウブ群落で産卵している♀を初めて確認した。」(p. 139)
2012年と言えば、悠仁様5歳から6歳の時である。後述するように、この悠仁論文には発見者が誰であるかという肝心の記載がないという根本的欠陥があり、ここでも発見者の記載はないが、この当時は「当館の研究者から、悠仁親王殿下の長年にわたる赤坂御用地のトンボ相の調査記録を『論文としてまとめられてはどうか』と勧められ」る以前の時期であったと思われるので、発見者は悠仁様ご本人しかあり得ない。つまり、5歳から6歳児がトンボの産卵を確認し、しかもそれがマルタンヤンマであった、と言うのである。ところが、証拠がない。図42と図43の写真は付いているが、図42は一匹で飛翔している写真であり、図43は空中で交尾中の写真であり、産卵中の写真ではない。2つの写真は共に菖蒲池ではなく、中の池での撮影、とある。結局、図42の写真は、「2022年には、擬木橋と中の池南側でも本種の飛翔を確認した」の証拠写真であり、図43は、「2022年8月7日には黄昏飛翔中に空中で交尾が成立した」の証拠写真であることがわかる。したがって、2012年のマルタンヤンマの産卵の発見は、この5歳から6歳児の証言しか証拠がないのである。つまり、「ぼく、見たよ。ちゃんと見たよ」という幼稚園の年長さんの証言である。これが学術論文の論拠となるデータと言えるのか?
次は2014年、悠仁様が8歳になられたばかりの頃の記録である。
「4. オオアオイトトンボ Lestes temporalis Selys, 1883 (図24, 25)
前回調査では未記録。本調査では、2014年9月9日に赤坂御用地内で確認しているが、詳細な地名を記録していなかった。」
これも図24, 25の写真はこの記述とは無関係である。ということは、「見たよ。でも、どこで見たか忘れちゃった。9月9日だったことは覚えてるよ」という8歳児の証言しか証拠がない、ということである。これは学術論文の論拠となり得るのか?
次は、場所はわかるが日付がわからない、というものである。
「21, オニヤンマ Anotogaster sieboldii (Selys, 1854)(図55)
前回調査では未記録。本調査では、2015年に御膳水跡で本種の飛翔を目視で確認しているが、正確な日付を確認していなかった。」
2015年と言えば、悠仁様は8歳から9歳になられているはずである。小学3年生である。ただし、小学3年生であったとしても、トンボ研究を一生懸命やっていたとすれば、記録くらいはもう付けていたと思うのであるが…。この場合も、図55の写真は2021年7月25日のものであって、この記述の証拠にはならない。
場所が特定出来ないもの、日付が特定出来ないもの、観察者が特定出来ないものは、学術論文の観察データとしてはそもそも採用すべきではなかったのではないか?すなわち、2012年から2016年という、悠仁様お一人でしか観察出来なかった時期の観察記録は、学術論文の論拠としては採用するべきではなかったのではないか?
(2)いつ、どこで、誰が発見したのかが書かれていない。
「前回調査では」と悠仁論文において言及されている「赤坂御用地のトンボ類」(斉藤洋一、大和田守、加藤俊一、国立科博専報, (39), 2005年3月25日)を見てみよう。悠仁論文とのまず目に留まる顕著な違いは、そこでは名前のイニシャルを用いて、誰が、いつ、どこで発見したのかが正確に記載されていることである。
「調査地区は秋篠宮邸池以外についてはひとくくりとし、雌雄の別の個体数、採集年月日、採集者の順に記載し、特記事項を記した。採集者については次のように略記した。
ES:斉藤江美、MI: 池田真澄、MO: 大和田守、SS: 篠永哲、TN: 南部敏明、TO: 大塚貞司、YS: 斉藤洋一。」(p. 422)
と各人の略号を挙げたうえで、例えば、最初の事例ベニイトトンボについては、
「1.ベニイトトンボ Ceriagrion nipponicum Asahina (Fig.11)
2♂, 14. Ⅶ. 2004, 秋篠宮邸池、YS」(p. 422)
と記載しており、ここから2004年7月14日に雄2匹を秋篠宮邸の池で斉藤洋一氏が発見し、その写真はFig.11にあることがわかる。
ところが、悠仁論文では誰が、いつ、どこで、が記載されていない。
同じベニイトトンボで見てみよう。
「7. ベニイトトンボCeriagrion nipponicum Asahina, 1967(東京都区部:絶滅危惧Ⅱ類)(図29, 30)
前回調査では表町池で確認されている。本調査では、表町水田、菖蒲池、黄金渓、御膳水跡で確認している。御膳水跡では2020年に、黄金渓では2021年に、表町水田では2022年に確認した。 」(p. 139)
誰が確認したのか?なぜ確認者の主語がないのか?そして、どうして年だけで、月日が書かれないのか?図29, 30は、「菖蒲池、2018/07/26」と「菖蒲池、2021/7/18」の写真であり(国立科学博物館側の「正誤表」により、「菖蒲池、2021/7/18」を「黄金渓、2021/07/18」と訂正。)、「御膳水跡では2020年に、黄金渓では2021年に(前述のように、この黄金渓2021年のみ、〝ちぐはぐ〟ではなくなった)、表町水田では2022年に確認した」と記載している本文とはちぐはぐで、証拠とはなっていない。
学術論文とは、確証された事実のみを書くものである。生態学的研究において重要なことは、その個体が確実に識別されたか否か、である。発見者の特定も出来ず、発見の月日も特定出来ない論文は、証拠の無い論文であり、学術論文とは到底言えない。いくら「(東京都区部:絶滅危惧Ⅱ類)」などと書いたとしても、これではこの絶滅危惧種が確実に確認出来たとは言えないのである。
(3)観察以前に、トンボの幼虫であるヤゴの放虫によって、御用地周辺の生態系を変化させてしまっていること。
東京都が絶滅の恐れのある野生生物について解説した『東京都レッドデータブック(本土部)2023』において、「8,昆虫、(1)トンボ」を担当し、清拓哉氏との共著論文「皇居のトンボ類」(2014年、国立科学博物館専報、(50): 105-128)でファースト・オーサーも務めているトンボ研究の第一人者である須田真一氏は、放虫について次のように厳しく警告している。
「なお、近年になって、明らかに人為的な放虫に由来すると判断されるものや、その可能性が強く疑われる記録や個体群が存在している。これらについては、確実性の高いものは評価から除外した。このような行為は厳に慎むべきであるが、チョウ類やバッタ類などでも同様の事例が見られる。今後、レッドリストの作成にあたっては、この点にも十分留意する必要があろう。」(『東京都レッドデータブック(本土部)2023』(p. 556)
ところが、この少年は放虫をやっている。以下は産経新聞2016年9月6日付の「悠仁さま10歳 田んぼ作りで生物にご関心」と題された記事からの引用である。
「秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまは6日、10歳のお誕生日を迎えられた。お茶の水女子大付属小学校の4年生となり、下級生の世話をされる機会が増えた。…生物がすみやすい環境にも関心を持ち続け、田んぼにメダカやヤゴを放すとともに、そばに池を作って水路でつなげるなど、工夫をこらされた。必要に応じ、田んぼや水路の手入れもされているという。」
ヤゴというのは言うまでもなく、トンボの幼虫で、肉食である。メダカはその餌として放したのであろう。ただし、これはれっきとした放虫である。5歳か6歳でトンボの研究を始めたこの少年は、10歳でトンボの放虫をしていたのである。
悠仁論文は、「結果」において、次のように言う。
「今回行った2012年から2022年までの11年間の調査では、8科38種が確認された(表1)。確認された種数は、前回調査(斉藤ほか、2005)の24種よりも14種も多かった。…前回の調査で記録されず、今回新たに確認されたのは、…の7科16種である。」(p. 149) 〔著者注:「前回調査」とは、前述のように、赤坂御用地でのトンボ類について2002年から2004年にかけて初めて行われた調査を指す。悠仁論文は、「その後、赤坂御用地におけるトンボ類の調査報告は、15年以上行われていない」(p. 130)ことを指摘し、自らの調査の価値を強調している〕
さらに、悠仁論文は「考察」において、東京都区部レッドデータブックを引きつつ、次のように誇らしげに述べる。
「東京都区部のレッドデータブック(東京都環境局、2023)に掲載されているトンボが12種今回の調査で記録された。絶滅危惧ⅠA類にランクされているオツネントンボとオオイトトンボが記録されたことは特筆に値する。」(p. 150)
(〝前回調査〟である「赤坂御用地のトンボ類」(国立科博報、2005年3月25日)は、秋篠宮邸池について、次のように言う。
「今回の調査で、御用地内の池の中では、小規模な水域であるが、秋篠宮邸池の植生、付近の環境が特段に優れていることがわかった。…御用地内で見られるトンボの多くは、秋篠宮邸池を主たる発生源としていることが確認できた。赤坂御用地で記録された24種のうち、発生が確認できた種は半数の12種で、このうちの11種が秋篠宮邸池で発生している。このすぐれた環境は、生物に深い関心をお持ちであられる秋篠宮文仁殿下と、常日頃保全管理に心をくだかれる宮付や庭園科職員の方がたのご配慮の結果であろう。今後、この池で発生・定着するトンボ類が増加することが期待される」(p. 422)
ここで秋篠宮邸池と呼ばれているのは、秋篠宮邸のすぐ南側にある表町池と呼ばれる小さな池のことである。ここがトンボにとって非常に住みやすい繁殖場所であったことが、上記の記述から伺える。ところが、「今後、この池で発生・定着するトンボ類が増加することが期待される」とされたこの池のすぐそばで、秋篠宮邸の大工事が始まったのである。しまいには、あろうことか、池の浚渫工事まで始まったのである。下記は悠仁論文(2023年)の記述である。
「10. 表町池(図11)
表町池は秋篠宮邸の南側にある池である.2021 年から2022年にかけて浚渫工事が行われたため,2021年秋までの環境を記す。」
〝浚渫(しゅんせつ)〟というのは、池の水底をさらって深くすることである。そんなことをしたら、トンボは、そして、ヤゴはどうなるのか?なぜ悠仁様はこの浚渫工事に反対なさらなかったのか、そしてご両親は、とりわけ「生物に深い関心をお持ちであられる秋篠宮文仁殿下」は、ご子息が大事にされていたトンボの貴重な生息地をなぜ簡単に潰してしまったのか?これでは生態系は完全に破壊されてしまい、悠仁様による継続的研究は不可能となってしまうではないか?それが大きな疑問となる。さらには、次のような疑いも生じる。2021年、2022年と工事してしまい、2023年に論文として発表してしまうならば、このような絶滅危惧種は確かにいた、という証拠はもはや何もなくなる。つまり、論文の信憑性を確かめる再調査は、もはや行えないのである。仮に或る絶滅危惧種が再調査ではもはや発見されなかったとしよう。その場合、このような絶滅危惧種は確かに存在していたのだが、浚渫工事とは関わりなく絶滅したのか、あるいは、浚渫工事のために絶滅したのか、あるいは、そのような絶滅危惧種などそのそもそもの最初から存在しなかったのか、そのいずれとも、もはや確定できなくなる。つまり、証拠の隠滅とも考えられるのである。)
どのような絶滅危惧種がいまだに存在し、どのような種が絶滅してしまったと思われるか、それを正確に知る必要があるのである。そのためには生態系を出来る限り保全し続ける必要がある。ヤゴを田んぼに放ったりしてはいけないのである。なぜなら、データを撹乱させるからである。これは研究倫理上の問題なのである。今回調査で記録された「絶滅危惧ⅠA類にランクされているオツネントンボとオオイトトンボ」が、10歳の悠仁様によって放たれたヤゴの子孫である可能性が否定出来なくなってしまうのであり、「近年になって、明らかに人為的な放虫に由来すると判断されるものや、その可能性が強く疑われる記録や個体群が存在して」おり、「このような行為は厳に慎むべき」なのである。放虫は、悠仁論文そのものの信憑性を、研究倫理上の観点から掘り崩してしまう行為なのである。
学術研究でこういうことをなぜ行ってはいけないのか、分かりやすく説明しよう。学問とは確証された事実の論理的体系に過ぎない。ただし、ここで重要なのは、〝確証された事実〟という部分である。悠仁様のあとに続く研究者たちは、悠仁様がご自分の論文で確証されたと述べられた事実を確かなものとみなし、悠仁様の論文を引用し、それを論拠とした上で次の研究を行うのである。「スタップ細胞はあります」と述べた小保方晴子氏がなぜ罪深いかと言えば、もし仮に再検証がなされずに、スタップ細胞はあるという前提の元にその後の何十年かの研究が積み重ねられたとしよう。そして、何十年後かに初めて、スタップ細胞などそのそもそもの最初から存在しなかったことが明らかになったとしよう。その場合、スタップ細胞があることを前提に行われたその何十年間かの研究者たちの努力の積み重ねは全くの無に帰するのである。学問の世界では、こうした虚偽が何十年にも渡ってまかり通ってしまうということが、残念ながら素人が思う以上にある。
ここで必要なのは誠実さである。10歳の時、そうしたことには気づかず、放虫してしまったとしよう。ただ、今の悠仁様であれば、そうした行為が、赤坂御用地の生態系を崩しかねぬ、やってはいけない行為であったことを御理解されているはずである。ただし、やってしまったことはやってしまったことであり、今さら取り返しはつかない。だとしたら、10歳の時、ヤゴとメダカを田んぼに放ってしまったので、本研究はその影響を受けているかもしれません、と書かねばならないのである。その上で、「東京都区部のレッドデータブック(東京都環境局、2023)に掲載されているトンボが12種今回の調査で記録された。絶滅危惧ⅠA類にランクされているオツネントンボとオオイトトンボが記録されたことは特筆に値する」と書くことは、何ら差し支えない。なぜなら、その場合は悠仁様の論文を読む研究者たちは、放虫によって何らかのバイアスがかかっている可能性がある研究論文であると、きちんと理解出来るからである。
学問研究において必須のこの誠実さ、これが佳作作文の盗作が露見した時の対応と全く同質の問題であることは、悠仁様にはわかっていただけるであろうか?盗作してしまったのなら、仕方がないのである。「盗作しました。ごめんなさい」と謝るしかないのである。そして、「盗作しました。ごめんなさい」と正直に白状すれば、人は許してくれるものなのである。あの時素直に謝って賞を返していれば、「殿下が謝った!」ということで、むしろ国民は悠仁様に好意すら抱いたであろう。何も海外紙にあそこまで書かれ、次代のプリンスの国辱物の騒ぎにまでならずに済んだのである。
正直になることを怖がってはいけない。嘘を押し通してはいけない。これが学問の基本である。そして、代々の天皇家が学問に携わってきたことの意味もここにある。そのことを教えてくれる大人は、悠仁様のお近くには一人もいらっしゃらなかったのであろうか?トンボがお好きなら、トンボの研究を一生やってもよいのである。一生は掛けるに値する研究テーマではある。ただし、背伸びはいけない。必要なのは、ありのままの、貧しくて見っともない自分の姿を正直にさらけ出すことである。そうすれば、国民はそういう悠仁様を次代の天皇として認めるであろう。やるべきことは簡単なことなのである。
身の丈に合わない学術論文のファースト・オーサーとなって、東大農学部の学校推薦型選抜入試を突破することを、悠仁様ご本人は本当に望まれているのですか?身の丈に合わない学校選びは、もう筑波大付属高校で懲りていませんか?
紀子様とその周囲にいる人間たちが知らないことは、東大に入るまでも激しい競争があるが、東大に入ってからはもっと熾烈な競争が待ち受けているということである。いかに自分が洒脱で頭が良い事をひけらかすことが出来るか。これが東大に入ってから待ち受けている競争である。東大生だ、というプライドは、東大生になるともはや通用しなくなる。なぜなら、周囲にいるのは自分と同じ東大生ばかりになるからである。そこで生じるのは、東大生相互の頭の良さを巡る潰し合いである。いかに自分が洒脱で頭が良いかを競い合う場、と言えば、今、筑波大付属高校に通われている悠仁様には肌でご理解出来るであろう。筑波大付属高校生というのは、東大生の卵である。彼らは頭の悪い人間を徹底して侮蔑する。一見遊んでいるようにしか見えぬのに、見えぬところでちゃっかり効率良く勉強している。そして、あっさりと東大に入る。学部三年・四年次になれば、ゼミでの学生相互の潰し合いも起こる。東大生というのは、馬鹿に対しては徹底的に無慈悲である。意地の悪い鋭い質問が飛び、答えられなければ立往生するしかない。そこには宮内庁侍従飯島健氏はいない。応答責任者であった国立科学博物館動物研究部研究主幹清拓哉氏もいてくれはしない。主任教授は助け舟を出してくれるであろうが、主任教授が彼をひいきにすればするほど、周囲の東大生の彼に対する反感は一層高まる。東大に入った東大生にとって最も恐ろしいスティグマ(烙印)は、〝お前、馬鹿なの?〟である。この少年はこの苛烈な競争に堪え切れるのであろうか?この少年を、この熾烈な潰し合いの世界に投げ込んでいいのであろうか?
Ⅵ. 民を蹴落とし東大に合格することでの、民との修復不可能な決定的乖離
この8月に京都で開かれた「国際昆虫学会議」において、悠仁様がポスター発表をすることが決まっていた。テーマは「皇居のトンボ相」で、メンバーは5人で、筆頭は清拓哉氏、悠仁様はその二番目に名前が記されていた。この国際会議の組織委員長は、秋篠宮殿下と悠仁様をお招きして巨大な蜂の巣をお見せした、玉川大学の小野正人氏であった。これで、「論文等の成果物」ばかりか、「各種学会・研究会での発表を証明する要旨等の資料」も「国際会議への参加等の活動を証明する資料」も揃ったことになる。さらに、このポスター発表は全て英語で行われる。国際会議で英語で発表するのであるから、ということは、「外国語の能力に関する検定試験等の記録」に匹敵するだけの「上記推薦要件に該当すると判断できる客観的根拠を示す資料」も揃ったことになる。(書いているこちらも苦しい。実際は、8月25日の開会式に私的に参加し、そのあと、親子同伴でドイツ人研究者のブースを訪れ、「ナイス・トゥ・ミーチュー」と、蚊の鳴くような小声で言った映像しか英語でしゃべる部分がいくら局を替えても出てこないし、翌26日のポスター発表にも出席せずに、25日に東京に日帰りで〝トンボ帰り〟してしまったのだが、そこに深入りすると、この文章そのものが壊れてしまうので、ここはここまでで勘弁して欲しい。)東大の学校選抜型入試には、もはやケチのつけようのない、十分過ぎる業績である。(書いているこちらの方も、白々しいとは思う。)悠仁様側のこうした着々とした準備状況から見る限り、東大側もほぼ確実に、悠仁様のトンボ論文を悠仁様の「研究成果あるいは論文」と、「国際昆虫学会議」でのポスター発表を悠仁様の「各種学会での発表」及び「国際会議への参加等の活動」と、その会議における悠仁様の英語での発表を「外国語の能力に関する検定試験等の記録」と見なし、学校推薦型選抜を用いて彼を合格させるのであろう。問題は、そこで何が生じるのか、ということである。
一般の方はちょっと驚かれるかも知れないが、東京大学というのは、教科書と過去問さえやれば、頭さえ良ければ、お金を掛けることの出来ない一般庶民でも十分入れる大学なのである。つまり、塾に行くお金もない、いわんや、東大合格率を誇る私立の中高一貫校になどそもそも行けない、そうしたお金のない庶民にとって最後に残された最高学府なのである。
これは少し説明が必要であろう。元来東京大学というのは、低所得層に生まれた優秀な子弟が、己の頭脳だけによって階層を駆け上がることを可能にする上昇志向のパイプとして機能してきた大学である。それは一中・一高・東京帝大の頃から変わらない。入試問題に対して最も文部科学省の監視が厳しい大学が、東京大学なのであり、教科書の範囲を超えた問題は、そもそも出すことが出来ない。過去問をさかのぼってみれば、教科書に載っていることを最大限に工夫して作り上げた良問であることがわかる。だから、東大合格の最短の道は、教科書を丁寧に理解した上で、過去問を解いてゆくこと、これである。筆者たちの内の二名はこれだけで東大に入った。確かに入ってみると、開成、灘、学芸大附属出身者が綺羅星のごとく並んでいて、第二外国語のドイツ語選択の筆者の所属クラスで都立高校出身者は筆者たちを含めて三名しかいなかった。その三人目の一人というのはNHKのラジオの基礎英語と英会話で英語を学んだ、という女子学生で、見事な発音と英語読解力であった。NHKのラジオ英会話で東大の英語が解けてしまうのか…ということは、筆者たちから見ても驚きであった。要するに、教科書とNHKの英会話と過去問、東大というのはこれだけで入れてしまう大学なのである。これが何を意味するかというと、かつて東京帝大が有していた機能、貧乏な家に生まれた秀才が、一中・一高・東京帝大と進み、貧しい低所得層から階層を上昇する唯一の抜け道となっていた機能、それが過去に通用していたし、そして、現在の東京大学でも、たとえその実数がごく少数になっていたとしても、通用している、ということなのである。逆に、慶応大学に、教科書、NHKの英会話、過去問だけで入れるかと言われれば、ほとんど不可能であると言わざるを得ない。教科書の範囲を超えた問題が平気で出されるからである。慶応大学の特殊な入試問題に特化した塾ないし予備校に通わなければ、到底合格は望めないのであり、そのためには親にそれ相当の経済力があることが必要となる。経済的格差が学歴上の格差を生み出し、それがさらに経済的格差を再生産するということになってゆくならば――我が国の現状は確実にその方向に進んでいる――低所得層の子弟は絶望しか抱けなくなるであろう。階層の固定化を打破する役割を、東京大学が最後まで担い続ける必要性がここにある。たとえ親が生活保護世帯であったとしても、東大だけは本人が努力さえすれば行ける、という状態を何としても維持し続ける必要がどうしてもあるのである。
最近なされている東京大学藤井輝夫総長による授業料の値上げの主張がなぜ罪深いかと言えば、低所得層出身の子弟の最後の希望の芽を摘んでしまうからである。藤井総長は、「総長対話」(2024年6月21日、学生が怖かったのか、対面ではなく、Zoomで開催。さらに、質問できる1人の学生に対して、総長を含めた幹部7名がずらりと並んで対応。「総長〝対話〟」とは銘打ったものの、〝対話〟とは名ばかりで、実際に〝対話〟出来た学生は、院生も含めて、わずか13名。しかも、録音・録画は一切不可。パブリックビューイングのZoom画面には、ログインした学生のメールアドレスが透かしとして表示されており、映像をSNS等にアップロードした場合に、アップロードした学生を特定出来るぞ、という脅しであったと思われる。) を見る限り、授業料を値上げしたとしても授業料免除と奨学金給付・貸与で十分手当てできる、と考えているようだが、授業料免除にせよ奨学金給付・貸与にせよ、経済的要件以外に、成績が優秀でなければならないという要件がある。生活費を稼ぐためにバイトに追われ、勉強時間が取れなくなり、留年するならば、どちらも、ただちに打ち切られてしまうのである。
さらには、運用面での問題がある。学生は複雑で煩瑣な書類を用意し、窓口でお願いする立場に立たされる。授業料免除と奨学金貸与の手続きを行っていた東大本郷窓口の女性事務員が、学生に対してどんなに高圧的で居丈高で残酷な態度で接していたかを、筆者たちはこの目で見てきた。筆者たちの前に並んで窓口の順番を待っていた女子学生の膝は、震えていた。役人は、得てして、自分の財布から奨学金を出してやっているかのような錯覚、自分が授業料免除の決定権を握っているかのような錯覚を起こし、居丈高に、やれこの書類が足りない、やれあの書類が足りないと、学生に向かって早口でまくし立る。理解出来ぬ学生は、何度となく窓口へ足を運ばざるを得ないことになる。授業料免除や奨学金の給付・貸与をお願いしなければならない状況に置かれている彼らは、立場が弱く、屈辱的な仕打ちにも耐えねばならない。しかも、窓口の職員の気分次第でいつ打ち切られるかもわからないという不安な心理状況に彼らは置かれている。それよりは、授業料が安く設定されており、バイトで頑張りさえすれば、何とか自力で払えるかもしれない、という方が、屈辱的な目にも会わずに済み、精神的にははるかに健康でいられるのである。
では、悠仁様が東大の学校選抜型入試を利用して東大に合格することの問題点とその罪深さはどこにあるのであろうか?低所得層出身ではあるものの、公立高校での「総合的な学習の時間」では農学の研究分野において秀でた能力を示し、大学入学共通テストでも高得点を取得し――大学入学共通テストもまた、厳密に教科書の範囲内からしか出題されない――しかしながら、国立科学博物館の研究主幹とのコネも付けれず、国立科学博物館の研究報告誌に論文を載せることも出来ず、ましてやファースト・オーサーになるチャンスになど到底恵まれない、一人の農学の分野における前途有望な生徒を確実に不合格にさせるからである。(かつて昭和天皇は、常陸宮正仁殿下〔現上皇の弟君〕が東大へ行きたいと言った時〔当時は当然一般入試しかなかったが、非常にご優秀なお方で、受かるだけの実力は十分あった〕、「民と競ってはならない、民の席を奪ってはならない」と述べられ、学習院に行かせた。大学院で常陸宮は東大に行かれ、動物学に関する研究をお続けになった。民と競っても、民の席を奪ってもならない、という昭和天皇のこのお考えは、さすがに深い。)
悠仁様が今後も学問の世界で生きてゆきたいと思われるのであれば、不正に得た佳作の作文が盗作であったことを謝罪し、きちんと賞を辞退すること、これが最低限の、そして、絶対の条件となる。今、返さなければ返せなくなるからである。海外にはズルして賞をもらっても、それが発覚しても手放さない奴、とバレてしまっているのである。天皇になってから、中学生の時の佳作作文は盗作でしたと言って、今さら返せるであろうか?天皇になってしまったら、もうそんなことは出来る訳がない。もう返せないのである。帝王学などと言う小難しいことを言っているのではない。人のものを盗んではいけない、ズルしてはいけないということ、これは、私とあなたという世界において、最低限に守らなければいけないルールであり、ましてや、今後天皇になられるお方が当然に守るべきことなのである。賞をお返しする潔さ、そして、御付きの者がコピペしてしまいました、自分で書いたものではありません、と詫びる正直さ、あるいは、僕自身が盗作してしまいました、と詫びる正直さ、それらすらもないと言うのであれば、民の心は悠仁様から離れるであろう。この御方は、三年前には民から佳作の賞を盗み取り、二年前には民を蹴落として筑波大付属高校に入り、そして今度は東京大学にズル入学する御方なのであり、国民の心に寄り添う御方ではないのだな、国民統合の象徴として尊ぶべき御方ではもはやないのだな、と民もまた判断するに至るであろう。そして、紀子様もまたそうしたお考えなのか、と見なすであろう。トンボ論文と国際昆虫学会議への参加を業績として、学校推薦型選抜で悠仁様が東京大学に合格するならば、この母子はグルだ…と民は見なすに至るであろう。
なぜこれから天皇になられるという御方に、人間としての最低限のことすらも教えられないのか?悠仁様に箔をお付けして天皇にしようとしていることが、国民との決定的な乖離を招く火種になっていることに、いつになったら彼らは気づくのか?悠仁様をそうした大人たちからお守りしなければならない。今の紀子様と秋篠宮殿下には、天皇となられるお方をお育てになるだけの資質は、残念ながらない。
正に今が、国民の悠仁様への思慕の念が崩れてしまうぎりぎりの瀬戸際であるという危機感を、悠仁様の周囲におられる大人たちはお持ちになられないのであろうか。これ以上変なことをすれば、民の心は決定的に離れるであろう。この母親は東大しか頭になく、明らかに病んでいる。誰かそれをお止めする方はいらっしゃらなかったのであろうか。
Ⅶ. 結語
他人が汗して調べ、汗して書いたものを盗んではならない、ズルして合格してはならない、という人として最低限の道を、未成年の内にこの少年に学ばせなければならない。他人の文章の剽窃をおこなって佳作の賞を取ったということは、佳作に選ばれるべきだった誰かの賞を盗んだということを意味するのであり、筑波大付属高校にズル入学したということは(注3)、頑張って勉強してきた本来合格するはずだった生徒一人を確実に不合格にさせたということなのであり、学校推薦制度を用いて東大にズル入学するということは、本来合格するはずだった努力してきた受験生を一人不合格にさせることなのだということを、誰かがこの少年に教えなければならない。そうしなければ、そこで出来上がるのは、自分のことを賢いと思い、自分の愚かさを知らず、地道に努力することを嫌う、手のつけようのない〝暴君としてのテンノー〟である。この少年は、昭和・平成・令和の三代の天皇が、天皇の側の徳と国民の側からの尊敬と思慕の念というこれら両者によって漸く築き上げてきた象徴天皇制を、一挙に造作もなく破壊してしまうであろう。
歴史上、往々にして、時代の変わり目、潮の流れの変わり目と言うものが存在してきた。後代になって振り返ってみると、あの時が時代の分岐点だったな…と分かる局面というのが往々にしてある。その時点で止めるべきだった人間達がそのお方をお止めしなかったがために、もう後では取り返しのつかない巨大な動きの中心人物にそのお方がおなりになってしまう、ということがよくある。その当時居合わせた人間達が、今まさに有害な人間と成りつつある一人の人物に力を持たすことを許してしまったがために、後に莫大な数の人間たちがみすみす潰されていってしまう、そういう微妙な時代の局面というものがある。筆者たちは、悠仁様というのはそういう類いの有害な人物になりつつある御方なのではないか?と畏れ多くも疑っている。授業中、悠仁様がぼーっとされているのを見るに見かねて、「分かりますか?」と親切に聞いてくれた筑波大付属高校の教師に対して、「僕に分かるように教えないお前が悪い!」と、静かなクラス内で激昂された、という話は漏れ伝わってきている。もし万一これが事実だとするならば、そこにいるのは、僕が出来ないのはお前たちのせいだ、お前たちのサポートが悪いせいだ!とヒステリックに喚き散らす小暴君である(注4)。
これは男系男子とか、女系女子とかという問題とは全く別次元の、より危険な問題なのであり、彼が有害な人間に成りつつある人物であるがゆえに、天皇にしてはならないのである。国民から尊敬されるに値しない人物が天皇になった場合、すなわち、徳の無い人物が天皇になった場合、そこで生ずるのは国民への天皇に対する〝尊敬の強要〟、すなわち、〝不敬罪〟の復活である。悠仁様の筑波大付属高校の入学式で、「ズル仁、帰れ!」と叫んだ筑波大付属高校生たちは、異例に重い、停学処分を受けた。さらに、筑波大付属高校出身の東大生がYou Tubeで〝ヒーチャン〟とからかった動画を配信したところ、――動画を見てみれば、子供じみた悪ふざけに過ぎぬことはすぐ分かるにもかかわらず――東大当局から厳重注意処分を受けた。不敬罪の始まりの兆候はすでにある。悠仁様を批判する記事を上げているブロガー達に対しては、すでに今、公安が付きまとっている。さらに、真子様と小室圭氏との結婚報道に見られたような〝不適切な報道〟に対処するためにか、昨年(2023年)4月1日に新設された宮内庁広報室長に、警察庁公安出身のキャリア官僚・藤原麻衣子氏が着任した。スパイの摘発・拘束を任務とする公安出身のエリート官僚が宮内庁に入るというのは、どう見ても異常事態である。我が国の状況は刻々と、きな臭い方向へと進んでいる。
動くべき時に知的エリートが己の怯懦のために動かなかったがために、後に悲惨な惨禍をもたらした、という歴史上の事例はいくらでもある。東大入試を突破し、東大で博士号を取った人間として、筆者たちには東京大学総長藤井輝夫氏の愚行を止める責務がある。
不正な手段を用いて、悠仁親王を東京大学に合格させてはならない。さもなければ、この少年は一生〝ズル仁〟(注5)という汚名を背負わねばならなくなり、象徴天皇であり続けるために必要な国民からの尊敬と思慕の念を得ることも生涯出来なくなるであろう。そこで生まれてくるのは、国民統合の象徴では全くない〝憲法違反の存在としての天皇〟である。筆者たちが悠仁様の周囲にいる大人たちに求めていることは、国民の信望を失って、廃嫡になりかねぬようなことは、畏れ多くも、将来天皇になられるこの御方に対しては、たとえ母君である紀子様であろうと、決してしてはならない、ということであり、それ以上のことでも、それ以下のことでもない。
以上のことより、筑波大学付属高等学校藤生英行学校長に対しては、悠仁親王の大学受験に際し、学校推薦者の選定、および、内申書・推薦書の作成に当たって公正を期すこと、また、東京大学藤井輝夫総長に対しては、万一悠仁親王が東京大学を学校推薦型選抜で受験する場合には、悠仁親王が将来天皇となられるお方だということへの顧慮は一切抜きに、飽くまでも公平公正に選抜することを要望致します。
この要望の趣旨にご賛同頂ける方からご署名を頂ければ幸いです。
発信者:赤門ネットワーク
宛先:筑波大学付属高等学校長 藤生英行殿 東京大学総長 藤井輝夫殿
(東京大学の学校推薦型選抜実施日程によれば、
① 本年10月15日~11月6日までが志願者によるインターネット入学志願票作成、
② 本年11月1日~11月6日までが高等学校における出願、
とのことですので、署名の期限は、前回より遅い、
本年(2024年)11月4日(月)24:00まで
とさせて頂きます。その時点で、集約し、プリントアウトして、藤生英行筑波大学付属高等学校長と藤井輝夫東京大学総長宛に送付します。
なお、Change.orgでご署名頂いた皆様にお伝え致します。
(1) まず、Changr.orgとのやり取りの経緯をご説明させていただきます。(a) 当初、署名文を保存した時、「短い文章の方が効果的です。8000字以内の方が効果的です」という表示は確かに出ました。ただし、「字数制限8000字」という表示も「本文が長すぎます」という表示も出ず、難なく保存出来、Change.orgなど初めてでしたので、アップロードには手こずりましたが、無事出来ました。
(b) ところが、8月20日午後10:56、Change.orgから、「コミュニティガイドライン違反報告が寄せられ」ており、「本日から3日以内(2024年8月23日まで)に…署名文を適宜変更してください。ご対応ないしご返信いただけない場合は、署名の削除を含む、さらなる措置を講じる可能性があります」とのメールが来ました。
それに対して、「海外にいるメンバーとの連絡と文面の調整に手間取っております。今少しお時間を頂けませんでしょうか?」という返信を打っています。これに対してのChange.org側からの返信はありませんでした。
(c) さらに、8月21日(水)、午前6:21、Chnge.org側に対して、「問題部分を訂正することに関してはおおよその合意は取れたのです」が、「そもそも一万二千以上の署名が集まってしまった現段階で、すでに署名をして下さった方々への同意なしには、決定権者に対する署名文の変更を勝手にすることは、もはや許されないのでは?」という異論が仲間から出た、どうしたらいいか?という問い合わせのメールを送りました。
それに対して、Change.org側より、8月22日(木)午前8:22、「これまでに賛同してくださった方々に対しては、『おしらせ投稿』の機能を使い、署名本文の変更内容を知らせることができます」とメールが来たので、なるほどと思い、修正作業に入りました。
(d) ところが、8月21日辺りから、署名数の伸びがおかしい、等の声がXで上がり始め、また、時間ごとに署名数を計測していた仲間からも、一万二千筆を超えた8月23日(金)の午前9時以降、署名数が減少するという奇妙な現象が出現し始めているという報告は受けておりましたので、Change.orgにその旨問い合わせてみます、という「お知らせ(3)」を皆様に打ったうえで、次のような問い合わせをChange.org側にしました。
「Change.org様
『承認まで進んでも署名のカウントが増えない』『賛同しようとしてメールが届くがそこで進めなくなってしまう』『友人や知り合いにも署名してもらったが、何日も経っているのに微増しかしない』『赤門ネットワークの署名を拡散させようとしても、ポスト出来ない』『12,000でストップですか。あまりにも急な減速なので、とても自然には見えません。圧力に屈する署名サイトなんか意味がない』『小室圭氏の弁護士の件についてChange.orgで署名活動をした時に、同じ現象が起きました。2日で4000行ってた署名がその後全く伸びませんでした。調べた結果、メタタグ?2個入れられていた。これは外部からは出来ない。内部からしか出来ないそうです』といったChange.org様に対する不信の声が多数寄せられております。この件につきましてChange.org側様からの誠意ある回答を求めます。
なお、署名文の修正は、貴殿の回答を見てからとさせて頂きます。
赤門ネットワーク」
この問い合わせに対して、Change.orgからの返答はありませんでした。
(d) 他方で、文責担当の仲間から、署名文を修正したが、「保存」ができない、という報告が来ました。(「保存」が出来ないと、アップロードは出来ません。また、この時点では署名を残すことが重要だと考えていたので、本改訂増補版とは異なり、注で反駁したりはせず、単純に削除しておりました。したがいまして、字数は減っていたはずです。)ところが、修正して「保存」しようとすると、「本文が長すぎます」というエラーメッセージが出て、何度やっても「保存」出来ません。トンボ論文に関する部分を大幅に削除しても「保存」出来ません。以前はもっと長くても「保存」出来たにもかかわらずです。同時に、署名数を時間ごとに測っている仲間から、8月23日午後1:55から2:23の28分間で8筆も減らされているとの報告がありました。同時に署名されている方もいらっしゃるはずですから、差し引き8名以上もの方が、28分間で署名を撤回されるというのも、ちょっと考え難いです。これはChange.orgによる悪意による介入だ、と気づき、まだ「お知らせ」が機能しているので、「お知らせ(4)」で、Change.org側からの要求と、それに従って修正しようとしたにもかかわらず、「保存」出来なかった経緯を皆様に伝え、成功宣言が機能しているのに気づき、「署名活動の中止のお知らせ」を打ち、また「お知らせ」機能もまだ動いていることに気づき、「寄付金についてのお知らせ」をアップしました。
(e) いまだにChange.orgからは、48時間以内に署名文を8000字以内に切り詰めて、修正・削除すれば署名を再開させてやるぞ、さもないと署名そのものを削除するぞ、という脅迫めいたメールが来ますが、何のことはない表向きはリベラルな綺麗ごとを並べ立てた、その実は圧力に簡単に屈する言論封殺団体だ、ということは明らかになりましたので、一切無視しています。
(2)私共の署名活動が潰されたのを見て、「悠仁様が東大の推薦入試を悪用し、将来の天皇として『特別扱い』で入学されることは、真面目に受験勉強している学生たちのやる気をなくさせ、国民が皇室を尊敬できなくなり、最終的には象徴天皇制の存在自体を揺るがすこととなるため、強く反対します」という署名活動がVoiceで始まりました。作成者は、アメリカ・ワシントン州在住の、トンプソン・真理子様とおっしゃられる方で(Xでは、「ピピ」様というお名前で投稿されています)、提出先は宮内庁で、署名期限は9月30日です。私共の署名は、筑波大付属高等学校長と東京大学総長宛ですので、これらの署名の双方にご署名頂いても何ら問題はありません。双方の署名が集めれば集まるほど、国民の声として強くなります。
(3)なお、今回の私共の署名で署名簿に記載され明らかになる個人情報は、VoiceのQ&Aによれば、①お名前、②Email(伏字。例えば、voi*****)、③署名日、の3点のみとのことです。)
ご賛同して下さる方へ
本声明は、声明の趣旨にご賛同して下さる方へのご署名を求めるものであり、エール(寄付)を募るものでは全くありません。ご賛同いただけるだけで、十分です。
(((11(注1)17歳の未成年の少年を大人たちが攻撃している、という悠仁様擁護派の非難は当たらない。Etcetera Japan blog様は、こうした非難に対して次のように鋭く反論する。
「高3生の大学受験が話題である以上、対象の半分は成人済みの満18歳、残りが未成年者なのは当然である。来年の春になって『こういう事実が疑われるため紛糾します』では遅すぎるわけで、赤門ネットワークさんの批判をかわす理由を『まだ未成年なのにひどい』とするのは奇妙である。むしろ未成年を護るという意味では、『悠仁さまが国民に嫌悪されるような状況をつくらない』という、親としての最低限の努力を秋篠宮夫妻がなさっておられれば良かったのだと思う。」(2024年8月18日)
筆者たちが最初にChange.orgで前ヴァージョンの署名文をアップした8月10日、彼はまだ17歳の未成年の少年であった。その時点で、高校三年生の約半数はまだ誕生日を迎えておらず、17歳であり、約半数は誕生日を迎えて18歳となっていた。ただし、大学受験に際して不正な手段を用いて合格しないで欲しい、と要望しているのであるから、彼が高校三年生であるうちに、それも、夏休みが進路の最終決定の時期であるから、なるだけ早めの時期に言わなければならない。9月の誕生日を迎え、志望大学も決まり、成人するのを待ってから言うのでは遅いのであり、それこそ悠仁様に対して酷というものであろう。かといって、東京大学の学校推薦型選抜の募集要項が7月中旬に発表されるまでは、日本語の文章を最終決定することは出来なかった。日本語が決まらなければ、英文も決められない。だから前回のChange.orgでの署名活動の開始の8月10日というのは、筆者たちとしては、急ぎに急いだものである。大学受験に関する要望をする限り、成人になるのを待って批判すべき、という非難は、したがって、実情を踏まえぬ、ためにする非難であるとしか言えぬ。
(注2)「犯罪を犯したという自覚はこの少年にあるのであろうか?」というこの部分に関して、次のような噴飯物の批判が来た。
「悠仁親王が日本の法律によって罪に問われたという事実は確認されていません。署名文からこの一文を削除し、また、彼が犯罪者であるとする他の表現も削除してください」
要するに、現国の読解力の問題である。筆者たちは、悠仁様が日本の法律によって刑事・民事上の罪に問われたなどとは一言も言っていない。「学問の世界において、盗用は犯罪である」という直前の文との連関がつかめないのか?ここで言われている〝犯罪〟とは、〝学問の世界においては盗用は犯罪であるという意味における犯罪〟である。まあ、こんなことを言うと、また言葉尻を捕らえられるのであろうが、どうも、悠仁様擁護派の方々というのは、恐ろしくオツムがお悪い。「ここでの『犯罪』という言葉は、どのような意味で使われていますか?40字以内で答えなさい」という現国の入試問題でも作ればいいのか?これをそのまま送りつけて来るChange.orgの日本支部スタッフの頭もどうかと思う。
(注3)「筑波大付属高校にズル入学したということは…」というこの部分の記述に対して、Change.orgは次のように言う。
「本記述が間違いのない適切なものであることを示す証拠をご提示下さるか、本記述の削除をお願いいたします。」
これは証拠の提出が不可能であることを見越した無理難題の要求である。悠仁様が提携校制度を使ってお茶の水大学付属中学から筑波大付属高校に〝ズル入学〟した実際の経緯は、それに関わったごく少数のお茶の水女子大付属中学校と筑波大付属高校の人間しか知らないことである。しかもその〝証拠〟を持ち出すならば、国家公務員による個人情報の漏洩として、その当人は重い処罰を受けるであろう。したがって、直接的な証明は不可能である。しかし、間接的な証明ならば可能である。提携校制度による推薦事由として、あの佳作作文が入っていたことはほぼ間違いないであろう。推薦事由の一つとするために、あの佳作作文はでっち上げられた。そして、あの佳作作文は盗作作文であったのである。賞を一向に返そうとしないのは、提携校制度による推薦事由の一つとして、何としても確保し続ける必要があるからであろう。よって、悠仁様の筑波大付属高校への提携校制度による推薦を用いた入学は、〝ズル入学〟である。
(注4)「授業中、悠仁様がぼーっとされているのを見るに見かねて、『分かりますか?』と親切に聞いてくれた筑波大付属高校の教師に対して、『僕に分かるように教えないお前が悪い!』と、静かなクラス内で激昂された、という話は漏れ伝わってきている。そこにいるのは、僕が出来ないのはお前たちのせいだ、お前たちのサポートが悪いせいだ!とヒステリックに喚き散らす小暴君である。」
という部分の記述に対して、Change.orgは次のように言って来た。
「本記述が真実、あるいは間違いのない適切なものであることを示す証拠をご提示下さるか、本記述の削除をお願いいたします」
出典は『皇室新聞』(2022年4月30日)「悠仁さま、筑附の授業についていけず『お前の教え方が悪い!』と教師に逆切れ!紀子さまは、『悠仁のレベルに合わせて欲しい』の苦言」である。記事本文も見ておこう。
「どうやら、このことは、入学後早くも厄介なトラブルを引き起こしてしまっているようですね。ある筑附関係者は悠仁さまの入学後に起きた厄介な事件に関して教えてくれました。
『悠仁さまは、内容が理解できないためか、入学後最初の授業からほとんどまともに先生の話を聞いている様子もなく、ボーっとしたり、机に突っ伏しているようなことが多かったようです。とはいえ、将来の天皇ということで、ほとんどの先生が、特に注意することもなかったのですが、ある日、ついにある先生が、本当に悠仁さまが授業をまともに受けているのか確かめるため、悠仁さまに質問をしたのです。
すると、悠仁さまは、まさか自分が当てられるとは思っていなかったのか、しばらくポカーンとした表情で先生を見やると、突然烈火のごとく怒り出し、『お前の教え方が悪いから、僕が理解できないんだ!もっと分かりやすく教えろ!』と先生を注意しだしたのです。
周囲の生徒は皆唖然とした様子で眺めていたそうですね。それまでも、あまり悠仁さまに積極的に話しかけるような生徒はいなかったようですが、この事件をきっかけに〝悠仁さまはヤバい〟という噂は広まり、ますます話しかけてくれる生徒はいなくなってしまったようです」(筑附関係者)
このことは、学校でも問題となったのですが、紀子さまが知られたことで、さらに厄介な状況になってしまったそうです。
この事件の顛末について知られた紀子さまは、問題を起こした悠仁さまを注意されるのではなく、逆に、学校側に対して、難易度の高すぎる授業を行うのが問題だと指摘し、『授業のレベルを悠仁に合わせて欲しい』などと仰られたそうです。
この紀子さまの反応には、教師らをはじめとした多くの学校関係者が頭を抱えることとなりました。今のまま、授業を進めれば、悠仁さまがついていけず落ちこぼれるのは確実ですが、一方で、悠仁さま一人のために、クラス全員が受ける授業のレベルを下げるわけにもいきませんからね。
どうやら現在では、悠仁さまを特別に個人指導する特別教室を用意すべきではないか?ということで意見がまとまりつつあるようです」(前出の筑附関係者)」
以上が根拠とした出典である。また、『女性自身』(2,024年9月4日号)は、悠仁様の最近の学校での様子を次のように伝える。
「本誌の取材によれば、次のように証言する関係者もいた。
『悠仁さまのクラスでの授業を受け持った教諭は、“質問をされても悠仁さまは、お答えになれず、硬直されてしまわれた”と話していました。はたして筑附へのご進学は、悠仁さまにとって望ましいことだったのか……』」
出典を明示した上で、Change.org側に対して反論しよう。まず、Change.orgは、筆者たちが「…という話は漏れ伝わってきている」という慎重に留保した表現をここで敢えて使っていることを読み取れていない。直接的に事実として立証出来ることと、週刊誌報道、ネット報道等で〝漏れ伝わってきて〟はいるものの、直接的には立証出来ない、間接証拠によるものとを、筆者たちはきちんと書き分けているのである。これは論文作法の初歩的技法に過ぎない。筆者たちは、残念ながら筑付関係者に直接話を聞くルートを持っていない。だから、『皇室新聞』という間接証拠に頼るしかなかった。だから、留保した表現で記したのである。さらに、そのあとの記述がそんなに不愉快だと言うのであれば、次のように書き足そう。
「授業中、悠仁様がぼーっとされているのを見るに見かねて、『分かりますか?』と親切に聞いてくれた筑波大付属高校の教師に対して、『僕に分かるように教えないお前が悪い!』と、静かなクラス内で激昂された、という話は漏れ伝わってきている。もしも万一これが事実だとするならば、そこにいるのは、僕が出来ないのはお前たちのせいだ、お前たちのサポートが悪いせいだ!とヒステリックに喚き散らす小暴君である。」
もしも万一事実だとしたら、これは確かに大変な事になるのである。彼が天皇になるのは、畏れ多くも今上天皇陛下のご年齢を考えれば、約二十年後であろう。その時、彼は三十八歳の立派な壮年の男性である。三十八歳になり天皇となった彼が、教室で教師に向かって怒鳴り散らす人物の二十年後の姿だとすれば、それは、もはや誰によっても抑えが効かない、恐るべき〝暴君としてのテンノー〟の誕生である。
(注5)「ズル仁」
「この表現はいじめに該当しますので、直ちに削除してください。」
語るに落ちるとは、このことを言うのであろう。そんなに〝ズル仁〟と呼ばれるのがお嫌か?
まず第一に、これはいじめではない。なぜなら、悠仁様は現在もすでに公人であるからである。さらには明後日、9月6日にお誕生日を迎えられる悠仁様は18歳におなりになる。成年皇族として年額915万円を我々の税金から受け取り、そして、その収入に対しての所得税も納めないで済み、国の会計検査も受けずに済む、れっきとした公人となるのである。公人に対しては、名誉棄損が処罰されない場合がある。
「名誉棄損罪の行為が、公共の利害に関する事実にかかり、かつ、その目的がもっぱら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があった時は、これを罰しない。」(刑法第230条の2)
この場合、
① 〝公共の利益に関する事実〟とは、「開示されることで公共の利益が増進される事実」と解され、「私生活の事実については、原則として公共の利益に関する事実ではないが、例外的にその人の社会的影響力・社会的活動の性質によっては、公共の利害に関する事実に該当することがある。」
将来天皇とおなりになる皇位継承第二位であらせられる悠仁様が、東大に裏口入学するか否かということは、多大な社会的影響力を持つ事柄であり、そうした不正行為を暴露し阻止することは、当然に公共の利益が増進される事実と解される。
② 〝目的の公益性〟とは、条文上「もっぱら」となっているが、「主として公共の利益を図る目的であれば良い」ものであり、例えば、単なる嫌がらせの場合はこれには当てはまらない。我々は悠仁様個人に対する単なる嫌がらせで署名活動をしているのではなく、将来天皇となられるお方に裏口入学をさせてはならない、という公共の利益を図る目的で署名活動を行っているのである。
③ 〝事実の真実性〟については、最高裁判決(昭和44年6月25日)は、「個人の名誉の保護と正当な言論の保障との調和を図る本条の趣旨を考慮すると、たとえ真実性の証明がない場合でも、行為者がその事実を真実であると誤信し、その誤信したことについて確実な資料・根拠に照らし相当な理由がある時は、犯罪の故意がなく名誉棄損罪は成立しない」と判示している。
我々は事実と確証出来る事柄しか事実とは断定していない。仮にそれが誤信であったとしても、それ相当の根拠と理由がある事柄しか述べていないのである。
「ズル仁」と呼ばれることがそんなにお嫌か?だったら何度でも言って差し上げよう。このお方はお茶の水女子大付属幼稚園(入園倍率は非常に高い)に〝ズル入園〟するために母君である紀子さまが、お茶の水女子大側と示し合わせ、お茶の水大学の研究員の子弟であれば優先的に入れるという制度を作っておいた上で、母君が研究員になり、まんまと〝ズル入園〟し(ちなみに、この制度を用いてお茶の水女子大付属幼稚園に入園したのは、不思議なことに、後にも先にも、悠仁様お一人しかいらっしゃらないのである。ただし、当時、悠仁様は幼児だったから、悠仁様に責任はない。〝ズル入園〟の責任があるのは、悠仁様の母君の紀子様である)、中学二年で他人の文章を盗んで佳作の賞をもらい、他人から盗み取ったその佳作の賞を推薦理由の一つとして提携校制度を用いて、超難関校である筑波大付属高校に〝ズル合格〟し、そして今は、国立科学博物館が「正誤表」を出してしまったあのポンコツ論文と国際昆虫学会議でのポスター発表とで、今度は東京大学農学部に畏れ多くも〝ズル入学〟されるのである。ただし、当方としても、いくつか理解出来ない点がある。
① なぜ国立科学博物館は今になって――つまり、国際昆虫学会議での、悠仁様も参加するはずだったポスター発表(8月26日)の直前になって――「正誤表」(8月22日)など出したのであろうか?トンボにはお詳しいはずの悠仁様がトンボの雄と雌を間違えてたこと、学名を間違えてたこと、トンボを見つけた場所まで間違えていたこと、それらのことがあれでは明白になってしまうのである。国立科学博物館は畏れ多くも、悠仁様のことを裏切ったのであろうか?だが、清拓哉氏はテレビのインタビューで、悠仁様のことをトンボに向かってダッシュしてゆく(そんなことをしたら、トンボが逃げてしまうのだが)、体力に満ち溢れた少年だと褒め上げていたが…。
念のためにお伺いしますが、悠仁様は、あのポンコツ論文で、写真の不正はなさっていらっしゃらないでしょうね?写真で不正をしていると、〝捏造〟ということになって、学問上は、これはミスではなくて、故意の〝犯罪〟ということになり、罪は一挙に重くなり、小保方晴子さんと同じになります。「正誤表(Errata)」では済まなくなって、「取り下げ」になりますので怖いですよ。「修正ではなく、捏造、剽窃、その他重大な誤りにより論文を撤回する場合は、撤回告知記事を冊子体とオンラインに掲載」されることになります。悠仁様の論文が出ているところはJ-stageというところで、「J-stageでは…撤回記事の掲載を行い、その論文を削除することもしません」とあります。元の論文を残すのは、どういう不正が行われたのかを、のちに検証出来るようにするためとのことです。もう一度念押ししますが、写真の捏造はやっていらっしゃいませんよね?今度は、「ご指摘に感謝します」では、済みませんので。
② ポンコツ論文でも不正さえしていなければ多少の間違いがあっても大したことはありませんし、そして、8月26日のポスター発表は、黙って立ってさえいれば、清拓哉氏が英語でしゃべってくれて済むはずだったのに、どうして8月25日に日帰りでお帰りになられてしまったのですか?ポスター発表で突っ立ってさえいれば、そして「ナイス・トゥ・ミーチュー」を連発さえしていれば、国際会議で発表したということになって、東京大学農学部の学校推薦型選抜の募集要項にある「国際会議への参加等」の条件も満たすことになり、大学入学共通テストの成績が壊滅的に悪かったとしても、学術論文のファースト・オーサーで、国際会議でポスター発表してる高校生なんて、日本中探してもまずいないですから、東大合格したと思われるのですが…。
③ でも、
「国際会議に複数のメンバーによる共同研究テーマで参加する予定でしたが、会議当日、受験生本人は欠席し、他のメンバーが発表した場合でも受験生本人の活動実績として認められるでしょうか?」
という質問に対し、東京大学入試事務室(学校推薦型選抜担当)は、
「お問い合わせの件につきまして、募集要項に基づき回答いたします。令和6 (2024) 年度学校推薦型選抜募集要項のp. 6に記載されているとおり、推薦要件に関して、個別の判断(審査)を要する事前の問い合わせ(具体的な活動実績や受賞歴、語学力、学校成績等が推薦要件に該当するか等の質問)には、お答えすることができません。ご理解いただけますと幸いです」
と、前回はドジを踏みましたが、今回は言質を与えませんでしたので、悠仁様が主催者側から個人的に招待されて、開会式に私的に出席し、そのあと親子でポスター発表を見て回って、ドイツ人の研究者に向かって、蚊の鳴くような小さな声で、〝ナイス・トゥー・ミーチュー〟――字幕がなかったら、筆者達も悠仁様が何をおっしゃっているのか分かりませんでした――とおっしゃっただけでも凄いことですので、それだけで〝国際会議に出席して、そこで流暢に英語でしゃべった〟ということに多分東大はしてくれるから、だいじょぶです。全国高校総合文化祭の開会式が終わった後、ひどくリラックスしてしまって、「例のトンボ論文だって、僕は何一つ協力なんてしてないよ。なにせ、僕くらいの地位の人間になると、周りの人たちが全てお膳立てしてくれるからね」(『皇室新聞』2024年8月9日)などと、得意げに白状しちゃったって本当ですか?相手の高校生を絶句させたそうですが…。せっかくトンボ論文が業績として認められたのですから、余りそういうことはおっしゃらない方がよろしいかと思います。
④ 最後に一つだけご忠告させて下さい。東大に入ってからは、中国人留学生の振りをした中国人女性のハニートラップにはお気をつけください。ハニートラップというのは、直訳すると「蜜の罠」です。美味しそうですね。女性の外国の工作員が男性の要人を、色仕掛けで引っ掛けることを指します。筑付のバトミントン部の女子連中なんかより何倍も綺麗な中国人女性が、体のラインが結構響いて肌の露出の多い服装で、色っぽくニッコリして、悠仁様に寄って来ます。でも、だいじょぶです、彼女たちは日本語はペラペラですから、悠仁様にもお付き合いは十分お出来になります。いや?全然だいじょぶじゃないのかな?東大というのは、やはり日本で一番優秀な若者が集まる場所なので、Chinaの対日工作の中心となっています。China利権に関わっている教授も多いです。別にChina差別で申しているのではありません。東大は、日本共産党と、原理研(旧統一教会系学生団体)と中国系対日工作員の巣窟と申し上げてもいいでしょう。ですから、悠仁様は、天皇制打倒とは言わなくはなったけど、共産党に入党してもいけませんし、韓国人女性と合同結婚式したい、させてくれないんなら皇籍離脱するとか、お父様みたいに駄々をこねてもいけませんし、China工作員のハニートラップに引っ掛かってもいけません。公安は、東大に入られた悠仁様のご身辺をどこまで監視してくれるのでしょうか?
Chaine系対日工作員に関して言えば、彼女たちとしても、お国のために文字通り体を張って(今は意味はお分かりになられなくても結構です)必死なんですから。悠仁様もよく知ってる英国人のおじさんが、東京大学公共政策大学院に留学してた凄い美人の女性工作員に引っ掛かってしまい〝不倫関係〟になってしまっているという記事、お読みになられましたか?まあ、悠仁様は『女性セブン』(2024年9月5日号) なんて、お読みになりませんね。〝不倫〟ってお分かりになりますか?婚姻関係を結んでいる男女が、配偶者以外の別の異性と性関係を結んでしまうことです。何でも、ジェイソンおじさん、妻子もいらっしゃるんですが、離婚してワン・ジンさんと結婚したいって言ってるらしいです。本気なんですね。もういい年なのに、Chinaの女性工作員に引っ掛かったりして、お気の毒ですね。
この問題がなぜ深刻なのかというと、ジェイソンおじさんが君の家のお父様やお母様が英語でスピーチする時の、ネイティブチェッカーだったからです。つまり、日本の皇室の最奥の情報をChinaの美人工作員に寝屋の睦言でしゃべっちゃっている可能性があるということです。〝寝屋の睦言〟ってなあに?って思うでしょ。辞書引くとね、〝男女の寝室での打ち解けた語らい〟っていう意味なんだけど、今は意味わかんなくていいや。でも、東大入ったら美人の中国人留学生には気をつけてね。スパイ工作の最高の手段は、その相手と結婚しちゃうことだって言うからね。そしたらもう、相手の情報は丸裸だからね。君は女性に免疫がないから、気をつけて。中国人の色っぽい女性工作員を皇后として頂く破目になったら、もう中国王朝になっちゃって、国民は悲しむからね。
何の話をしてたっけ?そう、君が〝ズル仁〟だっていう話だったね。確かに君はズルばっかりしてきたけど、天皇家に生まれちゃって、ズルばっかりさせられてきて、母親の妄執の操り人形にさせられてきた君のことが、何だか書いているうちに可哀想になってきちゃった。筑付に行け、東大に行けって、これって学歴コンプレックスに凝り固まった毒親による、子供への一種の虐待なのかも知れないよね。酷い親だね。そうじゃなくて、のんびりした大学に入って、好きなことをやって、友達も作って、楽しい4年間を過ごして頂きたい、筆者たちの希望はこれに尽きるんだよね。天皇になりたくなかったら、別に天皇にならなくてもいいし。君の一生の方がよっぽど大事だもの。どうせ母君は先に死ぬんだし、そのあとの責任は取ってくれないんだよね。自分の一生は、結局は自分しか考えてくれないんだから。そのことだけ分かってくれれば、それでいいよ。だからもう、筆を置くよ…。おわり。
【おまけ】真面目な話、君を東大に不正入学させるとなると、なかなか大変なことになるんだよね。
「まず基礎的学力を判断するために、学校推薦型選抜といえども大学入学共通テストを受験することになっている。おおむね80%以上の得点が期待されるとされているが、これは東大内部でいかようにも改竄できよう」
などと簡単に書いたが、これを実際にやろうとすると実は大変なことになる。まず、悠仁様ご自身に関わる部分であるが、
「大学入学共通テストで不正行為をした場合は、その場で受験の中止と退室を指示され、それ以後の受験はできなくなる。 また、受験した共通テストのすべての教科・科目の成績が無効となる。」
とある。結構厳しい。まあ、君が1000点満点の800点まで行かなくても、500~600点くらい実力で取ってくれれば、大学入学共通テストの点数は「飽くまでも目安、達成出来ていなくても100%落ちるわけではない」(本年6月22日に行われた東京大学学校推薦型選抜・オンライン説明会より)ということにして、東大農学部の合否判定の教授会で、「学術論文も国際会議への参加もありますので、受験番号○○○○番、合格でよろしいですね!」という学部長の鶴の一声で押し込むことも可能になるのだが、零点台だとまずい。その場合、合格させるためには、それ相当のことをやらざるを得なくなる。
大学入学共通テストの試験会場で、不正をやるのは危険過ぎる。悠仁様がどこの大学の試験会場で共通テストを受けることになり、どこの大学のどの教員がその試験会場の当該教室の試験官になるか、その事前把握が難しいのである。やるとすれば、教授会に合否判定の資料を出す以前の段階で、悠仁様の受験番号を800点台以上に紛れ込ませ、それ以下は順に一つずつ順位を落とす。これには事務方の協力がどうしても必要となる。さらに、それ以前に、筑波大付属高校側で悠仁様の学習成果・調査書・推薦書等を改竄し、学校推薦の対象者とする時も、事務方の協力は必須である。ただし、東京大学農学部の事務職員も、筑波大付属高校の事務職員も国家公務員である。公務員が不正入試に加担した場合、刑法197条1によれば、
「公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、またはその要求もしくは約束をした時は、5年以下の拘禁刑に処する。この場合において、請託を受けた時は、7年以下の拘禁刑に処する。」
とある。また、公務員が他の公務員に不正行為を行うよう仕向けた場合に関しては、刑法第197条の4が次のように規定している。
「公務員が請託を受け、他の公務員に職務上不正な行為をさせるように、または相当な行為をさせないように斡旋すること、または、したことの報酬として、賄賂を収受し、またはその要求もしくは約束をした時は、5年以下の拘禁刑に処する。」
大学の教員も職員も、自分のキャリアは大事にするものである。それを棒に振っても構わないと思わせるためには、それ相当の金か将来の地位の確約かが必要となろう。金を受け取ってマンションでも買えば、次には国税が待ち受けている。「ご購入された物件のお金はどちらからのものですか?失礼ながら、ご収入に見合っていませんが…」と。つまり、もらったお金は、結局は、使えないお金なのである。
『女性セブン』(2,024年9月12日号)は次のように伝える。
「駒場キャンパスの正門をくぐると、正面に石造りの五連アーチが印象的な『1号館』と呼ばれる時計台がある。…しかし現在、その1号館は立ち入りが制限され、一部は工事用フェンスやカラーコーンに囲まれている。この8月上旬から、内外装の改修などの工事が始まったのだ。工事が終わるのは来年3月末――…来春の新入生を待つ東大駒場キャンパスでは、冒頭のように、工事が急ピッチで進められている。今年春には新たに鉄筋コンクリート造りの地上3階の『講義棟』が新築された。」
すでに駒場の改築工事は始まってしまっており、何がしかのお金はもう動いていると思われる。恐らく寄付金の費目に収められているのであろうが、それと悠仁様の不正入学が結び付くとまずいことになる。仮に皇室を発信源とする大規模な贈収賄事件となった場合、44年前の早稲田大学商学部の不正入試事件のように、自殺者(3名。飛び込み・首吊り・飛び降り。内2名は、身の潔白を主張するメモと遺書を残していた。)を出すことになるかも知れぬ。いつの時代も割を食うのは事務方である。飽くまでも仮定の話であるが、この問題は、悠仁様ご本人の裏口入学ということにとどまらず、想像もしたくない事なのであるが、もしかすると、陰惨な事件を引き起こすやも知れぬ問題なのである。
―以上―
新着報告
Voice様より次のようなご丁寧なメールを、9月18日(水)に頂きましたことを皆様にお伝え致します。飽くまでも中立の立場を守って頂けるとのこと、有難く思います。メールを見つけるのが遅くなり、皆様にお知らせするのが遅くなったことをお詫び申し上げます。
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赤門ネットワーク様
大変ご丁寧なお返事をくださいましてありがとうございます。
また、私もお伝えさせていただきました内容に反省すべき点が多く、お気遣いさせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。
改めまして、タイトルのご変更をいただきましてありがとうございました。
ご連絡させていただきます上で、下調べをさせていただきまして、ご提案を申し上げましたが、
当該問題につきまして専門性等を持ち合わせておりませんため、齟齬がございまして申し訳ございませんでした。
(尚、本問題につきましては、私共としまして、正誤・賛否の判断を持たないことをお伝え申し上げます。)
当サイトとしましては、どのようなご意見を持つことも、原則として正誤はなく、
仮に社会の一般常識といわれるものと異なるものであっても、大切なご意見としてとらえております。
(一般常識は変化し続ける上、署名活動はその最先端の意見である可能性も高いため)
また、ご担当者様のおっしゃいます通り、逆のご意見でもVoiceではご掲載いただけますし、
各々がご主張いただき、議論を交わすことは、とても大切なことであると考えております。
ただ、個人名を出しての内容となりますと、仮に内容が正しくとも正しくなくとも、
ご本人にとって傷つく内容である可能性も高くなり、場合によってはトラブルに発展する可能性もございます。
それはお互いにとって、本来望むことではございませんし、
私共としましても、そもそも個人を傷つけることは署名サイトとしてなるべく避けたいと考えております。
(意見を戦わせることは大切ですが、SNSであるような、個人を皆で追い詰めるようなことにはしたくないと考えております)
特に今回は、公人とはいえ、大物の政治家のような大人でもなく、
10代の方が対象でいらっしゃるので、より一層名指しでの批判を容認している状態で継続させて頂くのは難しいと判断しておりました。
早速ご対応くださり、誠にありがとうございます。
一旦、現状にてご活動をご掲載させて頂ければと存じます。
もしまた、ご修正が必要な場合は、ご相談させていただけますと幸いでございます。
どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
T
Voice事務局
T様
(前回の「経過報告」で、不用意にもT様の個人名とVoice様のメールアドレスをさらしてしまったことをお詫び申し上げます。)
ご丁寧なご返信ありがとうございます。
仲間内で結論がまとまりましたので、お知らせ致します。
タイトルを、
「ある皇族が東大の推薦入試を〝利用〟し、将来の天皇として『特別扱い』で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します。」
と変更させて頂きます。
これであれば皇族方一般に対する批判ではないことも明らかになり、また、特定個人名を挙げることにもならないと思います。
なお、「貴殿のご指摘は全くの見当外れです。」との私共の文言がご気分を害されたのであれば、お詫び申し上げます。ただし、私共と致しましては、本来は一家族の問題に過ぎぬ事柄を、組織・仕組みの問題、しかも「皇族・皇室や文科省の暗黙の制度の問題」へと広げてしまう貴兄の論調が非常に危険なものに思われ、思わず強い口調で否定してしまったものです。私共は日本という国にとりまして、皇室という存在は非常に大切なものであると考えている人間達です。そのため、「皇族・皇室の問題」などと言われますと、一瞬、感情的になってしまったものです。何卒ご寛恕下さい。また文科省や宮内庁は今回のことには関わっておりません。確かにこの一家の暴走をお止め出来なかったという意味での責任は宮内庁にあるのでしょうが、そして、宮内庁は相変わらず煮え切らない発言をしているようですが、聞く耳をお持ちになられない御方に対しては、お止めすることも不可能だったと言えるのかも知れません。
こういう文書を公にする以上、それなりの責任の重圧がのし掛かってきます。署名文にも記しております通り、事実として直接的に断定出来る部分と、間接的証拠はあるものの、断定はまだ出来ぬ部分とを、何度も読み合わせをし、非常に神経質に私共は書き分けております。そうしたところで、個人ではなく、組織・仕組みの問題として取り上げて欲しい…などと簡単におっしゃられてしまいますと、そんなことは言えない!…と思わず強く否定してしまいました。どうかお許し下さい。
最後に7営業日で良い、との寛容なご判断、ありがとうございました。お蔭様で仲間内でも感情的にならない議論が出来ました。T様のメールから、双方の意見の板挟みになって苦しまれているご様子、拝察させて頂きました。苦しいとは思いますが、ここは言論の自由のために、何とかVoice様に踏ん張って頂ければ、と思っております。基本的には、ある署名活動に反対したいのであれば、それを潰すのではなく、反対の趣旨の署名活動を同じサイトで立ち上げるべきもの、と私共は思っております。相互に相対する署名活動がVoice上で行われ合う、それが健全で活発な言論の自由の本来のあり方であると思っております。
ご丁寧に対応して下さったこと、感謝しております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます
赤門ネットワーク
(皆様へ)
(1)Change.orgでご署名下さった方々への注意喚起を冒頭に持って来ました。
(2)前回のChange.orgでの署名活動では私共の名称が「Network Akamon」で、今回のVoiceでの署名活動では「Akamon Network」となっていることに疑問を抱かれた方がいらっしゃると伺いましたので、ご説明させて頂きます。
要するに、Change.orgは、Akamon Networkという名前を、英語式に呼びます。そうしますと、Akamonが名、Networkが姓ということになります。それを、日本語式に姓・名の順で呼びますと、Network Akamonとなります。他方、Voiceは日本のサイトですので、Akamonを姓、Networkを名として、Akamon Networkと呼んでくれることになります。違いが生じたのはこういう理由からです。