経過報告

日本の水道水を守る活動について質問した結果についてのご報告

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2022/06/22
日本の水道水を守る活動について質問した結果についてのご報告


つい先日、水道水を守る活動をしているところを検索して見つけた「水道民営化を考える会岡崎」様に、メールで活動内容についてお聞きしました。内容は、こちらです↓


【去年の9月に、水道水に含まれる農薬などの量の規制緩和をする改正案が出されているとの情報をネット上で知って、危機感を抱きました。


日本の農業で、除草剤などの農薬を沢山、使っていることは前から知っていましたが、水道水に含まれる農薬の量の規制緩和を、以前から行っていたことは知らなかったからです。


つまり規制緩和は、初めて行われることではなかった、ということです。


そして今年の4月から改正案が適用されてしまいました。


そこでお聞きしたいのは、そちらでは、民営化だけでなく、水道水に含まれる農薬の規制緩和に関しても、改善するように働きかけることは、されているのかどうか?ということです。


そういうことに関しても問題意識を持って活動されているのかどうか?ということです。】


これに対して、その後メールでいただいたご回答は、こちらです↓


当会は、今、全国的に進行している水道事業の民営化は大きな問題があるので、反対する立場で活動をしています。

水道事業の民主的な運営については関心を持っていますが、水質問題については現時点で特に活動はしていません。


 メールをいただいて少し調べてみました。

〇 農薬の目標値の緩和について、厚生労働省のホームページを見ましたが、計算方式を認知度の高い方法に変えることによる変更だと説明されています。とはいえ、あえて市民感情を逆なでするように目標値を甘くする必要はないかとは思います。

〇 実際の農薬の含有量がどうなっているのか、岡崎市水道局に問い合わせてみました。
  農薬の水質検査は、114種類の農薬について行っていました。
  そのほとんどで、測定限界以下となっています。
  測定限界は、大半の農薬について、目標値の100分の1です。
  つまり、ほとんど含まれていないということになります。

〇 今回見直しのされた農薬にホスチアゼートがあります。
  令和3年度の検査なので、目標値は
0.005㎎/lに変更される前の0.003㎎/l です。
  測定結果は、川から取水した原水で、測定限界の0.00003
㎎/l 以下です。 
  もちろん、浄水では検出されていません。

〇 以上のことより、現時点で岡崎市では水質的に農薬に関しては問題はありません。
  他の項目についても、水質基準値や目標値より格段に低く、全く問題ありません。

〇 命の水の水道の水質は非常に重要で関心はあります。
  岡崎では上記の状況なので、水道の水質について現時点で活動する予定はありません。
  貴重なご意見ありがとうございました。


以上のことから、民営化は問題だと思っているが、水道水に含まれる農薬については、基準値以下なので問題ないと思っていることが、わかった次第です。

そして、もしかしたら、その会だけでなく、そういう認識の方達が大部分なのかもしれないとも思いました。

つまり、民営化や水道料金の値上げは問題だと思うが、水道水に含まれる農薬については、危機感を抱いていない人達が大部分なのかもしれない、ということです。

けれど、農薬を沢山使用する農家さんが、ガンなどの病気になっているのは事実です。

たとえ微量であっても、長年、農薬入りの水を摂取し続けたら、体にどのような影響があるか、まだ本当には、わかっていないのでは?との疑問を持っています。

そして農薬の使用を止めれば、安心安全で美味しい日本の水と食べ物を取り戻せると思うので、のために出来ることを、私達一人一人が日々、意識して生活することが大切だと改めて思いました。


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