大久保祥子
今上天皇皇后両陛下の下に御生まれになり、御二人より教育された直系の敬宮殿下に、是非とも立太子になって戴き、ゆくゆくは女性天皇としてご即位なさって戴きたいです。それを願いたくなる圧倒的な説得力を、今や愛子様から感じます。これを性別を理由に認めないと、もはや世界の王室の傾向から取り残されてしまい、日本は男尊女卑の時代錯誤で劣った国家として馬鹿にされかねません。外交上も孤立し弊害となるでしょう。男性天皇のみに制定したのは明治からですし、男系を皇統にしてきたのはY遺伝子というか、いにしえは戦さを率いる勇ましい君主でもあり、何世紀も側室制度だったので必然的にそうなったのかと想像致します。其処にいつまでも霊的特殊性か神秘的付加価値が有るとして固執するのは、非科学的で優生学的選民意識に近く、諸外国の王族に対しても大変失礼、傲慢尊大です。だから逆に日本がやられてしまうカルマを生んできたのではないでしょうか。武力から祭祀王というか国と民の弥栄を祈って下さる尊い存在となり、今では君主ではなく国民の象徴としてあられるのであれば一層のこと、日本が誇る世界平和の貢献者としても、何より国民の多くが納得する資質と人間性の魅力、人徳でこそ選出され継承されるべきです。