荒 義彦アレクサンドル
宮沢先生の研究は、コロナワクチンの科学的な安全性と合理性が明らかにされない中、一般市民の接種の判断材料として情報提供に尽力されたもので、高い公益性のあるものです。世界中の研究者が各自の研究分析を元に、製薬会社の漠とした安全性に対する嫌疑を明らかにしており、製薬会社も秘匿情報の公開をせざるを得なくなっている。また、コロナ禍でTwitterやYouTubeなど個人の情報発信の場において政府機関による言論の統制と情報封殺が行われていた事実も明らかにされている。学問とは、不合理と誤った認識と行為を科学的に検証し是正することで、社会の公益に大きく貢献してきたものであり、その態度こそが科学者に求められている使命の一つであると思う。宮沢先生は正にこうした態度を重んじ実践された我が国の数少ない研究者である。私は、宮沢先生に疑義を問い退職を迫った京都大学の判断に対し公益の観点から疑義を抱いており、人事権の濫用だと考えている。京都大学のいう疑義が何であるか、明らかにしていただきたい。