吉川寛
教育関係者です。学校を回って講演をしていますが、出会う子どもたちは、感染の恐怖だけでなく、会話や接触を禁じられて育つ中で、この2年でコミュニケーションに困難を抱く子たちが激増していると先生から聞きます。
感染不安が人と親しく関わることの恐怖を冗長させていたり、自分の素顔に自信が持てないことでマスクを外せない子に沢山あってきました。
「つけろと言われていたのに、今度は外せなんてそんなにすぐにできない」
「下着のようなもので、人前で外すのは恥ずかしい」
という声もあります。
ひとりの大人として、これ以上、子どもたちを抑圧したくありません。