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皇位継承に関する全ての議論の前に、殿下が本当に上皇様の実子であるか否かを証明するためのDNA鑑定がなされることを要望致します。

皇位継承に関する全ての議論の前に、殿下が本当に上皇様の実子であるか否かを証明するためのDNA鑑定がなされることを要望致します。
- 提出先:内閣総理大臣・石破茂殿

活動詳細
【序】ある都市伝説
昨今、我が国のネット社会では、次のような都市伝説がささやかれている。
問い:A宮殿下は上皇様になぜ似ていないんでしょう?
答え:それは当たり前です。A宮殿下は上皇様と上皇后様との間のお子様ではなく、上皇后様の妹さんとその夫のAZ氏との間にお生まれになったお子様だからです。
AZ氏とは、昭和電工社長AZ正夫氏と森コンツェルン創業者の長女である森M江との長男として生まれ、上皇后様の妹で元日清製粉(現日清製粉グループ本社)代表取締役社長の正田H三郎の次女・E子と結婚し、昭和電工常務取締役、専務取締役を歴任したAZ氏のことを指す。(昭和電工というのは、有機水銀を含んだ工場廃液で新潟水俣病を起こした会社。内部資料の製造工程の図面が証拠隠滅のため焼却されたため、全容解明は不可能となった。現・レゾニック・ホールディングス。)
【A宮殿下とAZ氏】
【A宮殿下とAZ氏の御子息】
上掲上段写真は、A宮殿下とAZ氏のお写真である(もし、都市伝説が事実であるとするならば、親子ということになる)。
上掲下段写真は、A宮殿下とAZ氏の御子息とのお写真である(もし、都市伝説が事実であるとするならば、ご兄弟ということになる)。
さらに下の写真は、H様とお若い頃のAZ氏のお写真である(もし、都市伝説が事実であるとするならば、祖父と孫ということになる)。
【お若い頃のAZ氏とH様】
上掲写真は、いずれも酷似と言わざるを得ない。
さらに次の写真は、1965年10月3日、M子皇太子妃(当時)が、A宮殿下をご懐妊されて妊娠9ヶ月の頃、学習院幼稚園の運動会でH宮さま(現今上天皇)に対して前屈みになって、お話を聞いているご様子のお写真である。
【前屈みになり、ピンヒールを履いている、妊娠9ヶ月のM子皇太子妃】
妊娠後期では、妊婦は体を前に曲げられず、自分の足の爪を自分で切ることすら出来なくなるはずである。すなわち、妊娠9ヶ月でこの前屈みの姿勢は、妊婦にとってそもそも不可能であり、この時期、M子皇太子妃が妊娠していたとは考え難い。しかも、この時、M子皇太子妃はピンヒールを履いている。転倒・流産の危険があるため、妊娠9ヶ月の妊婦はピンピールは怖くて履けない。
さらに次の写真は、1966年6月、当時の皇太子ご一家がご静養先の葉山へお出かけになる際のお写真である。
【手が薄っぺらで軽い赤ん坊】
M子皇太子妃(当時)に抱かれているのが生後6カ月ほどのA宮殿下であるはずなのであるが、この赤ん坊の手はおかしい。まるでボール紙で作ったように薄っぺらで突っ張っている。しかも、この赤ん坊は軽過ぎる。このお写真は、赤ん坊であったA宮殿下を、まだ受け取る前のお写真であったと思われる。
1.皇位継承権を持たない人物?
A宮殿下が上皇様に似ていない、ということは、国民の間にすでに早い段階から声が上がっていたことであり、現在では〝A宮殿下にDNA鑑定を〟という声にまでなっていることは、もはや国民周知の事実であろう。もしA宮殿下が上皇様の血を引く人間でないとするならば、皇位継承権をそのそもそもの最初から持たなかった人物であったということになり、皇位継承をめぐる議論はその根底から覆(くつがえ)ることとなる。
また、この問題を究明せぬまま、現行の通り、A宮殿下からH様までを皇位継承者とすることを確定したことと見なすならば、天皇家の血筋ではない者に皇統が移ってしまうのでは?という疑念を国民の側に残したまま、皇位継承がなされることとなる。これを、主権者である国民の側から見るならば、皇統の血筋を持たぬ者による皇統の簒奪(さんだつ)と言わざるを得ず、2,600年もの間万世一系を保って来た、他のどこの国にも勝る日本国の天皇制を根底から覆す事態である。
2.あるべき理想的家族像としての天皇家
国民の間に疑義を残したまま皇統がA宮家に移されるならば、もはや天皇は「主権の存する国民の総意に基づく」存在ではなくなり、誰も天皇を尊敬・お慕いしようとは思わなくなり、我が国の天皇制は国民から無視され、軽蔑され、〝あってもなくてもどうでもいいもの〟〝ああ、皇居にそんな人住んでるなあ…あいつの親夫婦、金ばかり使って、しょうがないなあ。そんなもの、いらない…〟と見なされるに至り、最期には滅びるであろう。国民の思慕の念があってこそ象徴天皇制は成り立つのであって、国民の思慕の念を受けるに値しない宮家に皇統が移る時、象徴天皇制は憲法第一条に文字としては残るであろうが、実質上は瓦解する。
象徴天皇としての天皇家の役割は、国民統合の象徴であると同時に、国民にとって理想的なあるべき家族の象徴であったのであり、あらねばならないのである。保守強硬派の言う、日本民族は天皇の下で皆家族なのであり、日本国民は皆天皇の赤子(せきし)なのである、という主張の精神的源泉は実はここにある。
では、問おう。A宮家は〝国民にとって理想的なあるべき家族の象徴〟であるのか?と。〝国民の目から見て理想的な家族像〟となり得ているのか?と。〝国民の目から見て理想的な家族像〟となり得る資格がそもそもあるのか?と。答えは否である。我々国民にとって無様で惨めなほど、断固として〝否〟である。夫婦仲もバラバラで、親子すらも仲が悪いあの一家は、〝国民にとってのあるべき象徴としての家族〟には絶対になり得ない。
3.政治権力とは隔絶された天皇の意味
政治権力とは別個の、政治的権力とは全く無縁なものとされている宗教的・祭司的〝権威〟が、政治権力相互の剥き出しの闘争とは全く関わりのないところで、〝血統〟という、一見馬鹿々々しいまでに不合理で、しかし摩訶不思議なもので連綿とつながり続けていること、これが我が国に安定をもたらしていることに、我々は余りにも気がついていない。政治権力がどう交替しようと、天皇と天皇家は存在し続けたのである。
何しろ、敗戦の惨禍を我々の御先祖たちは切り抜けたのである。本土決戦で泥沼のゲリラ戦になるところを、天皇の一言によって、我々の御先祖たちは鉄砲を置いたのである。確かに天皇の名によってあの戦争は行われた。ただし、我々の御先祖たちは、天皇の命によって戦争をやめたのである。米国は、あの戦争のかなり早い段階から、日本の占領政策を研究していた。その研究の結論は、天皇制は日本の効果的で、かつ、占領軍となる米軍にとって最もコストの――つまり、米軍の被害の最も――少ない占領のために必要、ということであった。
特攻というのは、気違いじみた戦法である。少なくとも特攻攻撃を受けたアメリカ人から見たら、正気の沙汰ではない。特攻は米兵を恐怖のどん底に陥れたのである。皆、〝天皇陛下のために〟と言って、突っ込んでいったのである。天皇を絞首刑にしたら、日本人は何をやり出すか分からない…。それだけの威力というものを過去の〝テンノー〟は厳然として持っていたのであり、そして、どうも今も持っているらしいのである。
では、天皇が象徴としての権威を失い、〝どうでもいいもの〟と国民から見なされるに至った時、我が国はどうなるか?その時、我が国はその時々の政治情勢によって極端から極端へ揺れ動く、極めて不安定な国となり、国民間の分断もさらに一層深まるであろう。
4.K家による皇統の簒奪
A宮家に皇統を移してはならない。それはK子様の亡き父上、死せるKT氏が遺(のこ)した計画通りに、氏の怨霊によって、我が国の皇統を乗っ取られることを意味するからである。
氏が留学から帰って来た時、氏の専門領域は奇妙なことに、計量経済学から水上交通に変わっていた。(かつて氏の同僚だった主任教授が、当時まだ助教授だった頃〔当時は、准教授ではなく、〝助教授〟という肩書だった〕、「計量経済学の、この数式が分からない」とKT氏に聞いたところ、「こんなことも分からないのか、馬鹿」と嘲られた、と言う。ゼミでの無駄話で、仲間の一人が主任教授から直接聞いた。)
ということは、そもそもの最初のターゲットはH宮様(今上天皇陛下)だったことになる。恐らくそれは失敗し、A宮殿下に、ターゲットを変えたのであろう。それが見事に成功し、昭和天皇の喪中にもかかわらず、婚約を強行させ、この男は娘を皇室に送り込んだ。
その後、当時皇太子であった今上天皇に弟君へ譲位をするよう圧力をかけたり(皇太子とM子妃に対する攻撃の例としては、YT「皇太子殿下、ご退位なさいませ」『新潮45』2013年2月(3月号)が挙げられる)、譲位を要求する署名活動(2011年11月から翌2012年1月末までDB夫人によって行われた「皇太子位を秋篠宮様に移譲することを求める請願書」)をさせたものの上手く行かなかった。しかしながら、女系女子を危うく認めかかっていた、小泉政権下での有識者会議での議論を、この男は、男子の出産の情報を漏らすことによって見事に頓挫させた。そして、Change.orgにおける「秋篠宮の立皇嗣に反対です」という反対署名活動にもかかわらず、皇室典範にも記載のない〝立皇嗣の礼〟なるものを、この男はでっち上げた。そして、コロナ禍のさなか、海外の王室からの祝電もないままに、安倍政権下で国事行為として、2020年11月、立皇嗣の礼を強行させた。こうして、自分の家系に皇位継承第一位(A宮殿下)と第二位(H様)とを確保させた末に、その丁度一年後の2021年11月、この男は亡くなった。
この男が亡くなったのは今から三年前であり、H様15歳、中学三年生の時となる。ということは、お茶の水女子大付属幼稚園に、教員や研究員の子弟は学区外であっても、倍率も抽選も関係なく、優先的に入園させるという「特別入園制度」を作らせた上で、娘をお茶の水女子大の名誉特別研究員にさせ、まんまとH様を付属幼稚園に入れたのもこの男であろうし、お茶の水女子大付属小学校・中学校と筑波大付属中学・高等学校との提携校制度が作られたのが、悠仁様小学五年の時であるから、これを作ったのもこの男であろう。また、東京大学が学校推薦型選抜制度を始めたのも、2019年、H様が中学一年の時であったので、やはりこの男が動いたのであろう。
こうしてこの男は、自分の孫を、我が国初の東大卒の天皇へとさせる道筋をつけた。この男の計算外であったのは、M子様とKK氏との結婚問題により、A宮家に対する国民の風当たりが厳しくなったため、中学校の時点で孫を筑付に入学させることが出来なかったことであった。
H様が中学二年となった時、この男は孫に「北九州市立文学館『第12回・子どもノンフィクション文学賞』」に応募させた。提携校制度を用いて、孫を筑波大付属高校に入れるための実績作りであった。ところが、孫が中三となった時、娘をも孫をも冷酷に自分の計画のための駒として使うこの男は、孫の東大合格も、悲願だった孫の立太子も見ずに死ぬ。そして、肝心の提携校制度による、筑波大付属高校への合格発表の直後に、提携校制度の推薦事由とするためにこの男が孫に佳作の賞を取らせたあの作文が盗作であったことが、マスコミによってばらされてしまう。ここから、この男の計画は狂い始める。
K子様というのは、今は亡き父親であるこの男によってインプットされたプログラム通りに動く、冷血なロボットに過ぎない。この男の悲願であった孫の東大合格と皇統の奪取への道を、プログラム通りに強引なまでに突き進むのであるが、哀しいことに、状況に応じた臨機応変の作戦変更ということが出来ない。父君が予想していなかった事態を前にしたら、自分の頭で考え、今は突き進むべきではなく、引くべきだ、というように作戦を柔軟に変更しなければならないのであるが、哀しいことにそれが出来ない。例えば、今は東大への学校推薦型選抜制度を使っての東大への合格は国民の反発が強いから、下手をすると天皇への道も閉ざされてしまうかも知れない。それよりは、今は筑波大にしておこう、といった柔軟な判断が出来ない。もたもたしているうちに、筑波大のアドミッションセンター(AC)入試の願書提出期日を逃してしまうのである。
5.有識者会議によるヒアリングの改竄
H様までの「皇位継承の流れを揺るがせにしてはならない」(有識者会議「報告」 p. 6. 以下同)ということは、言葉を代えれば、この男の計画通りにK家による皇統の簒奪(さんだつ)を許さねばならない、ということに他ならず、「静謐(せいひつ)な環境の中で」(p. 16)検討したい、というのは、国民は結論が出るまで黙って待っていろ、ガタガタ言うな、ということである。
有識者会議の「報告」の論理は極めて単純である。まず、「次世代の皇位継承資格者がいらっしゃる中でその仕組みに大きな変更を加えることには、十分慎重でなければなりません」(p. 6)という理由だけから、「会議としては…次世代の皇位継承者としてH親王殿下がいらっしゃることを前提に、この皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないということで一致しました」(p. 6)と、国民の声も聞かずに勝手に一致する。
ところが、この文章を、直前の「ヒアリングの中では、皇位継承のルールについてH親王殿下までは変えるべきではないとの意見がほとんどを占め、現時点において直ちに変更すべきとの意見は一つのみでありました」(p. 6)という文章と照らし合わせて考えると、誰もが、ヒアリングでは一人だけが女性天皇論を主張して、残りの他の全員はH様までは現状を維持する男系男子論者だったのだな、だから有識者会議はただ一人の異論は無視して、全会一致としたのだな、と思うであろう。ところが実際はそうではないのである。女性天皇・女系天皇に言及されている方々が沢山いるのである。
トリックは、「現時点において直ちに」という言い回しにある。〝現時点において直ちに〟ではないが、ゆくゆくは変更すべき、と発言している方々は沢山いらっしゃるのである。見るべきは、「報告」の「参考資料」中の、「(8)有識者ヒアリングで表明された意見について」の、
「問5.内親王・女王に皇位継承資格を認めることについてはどのように考えるか。その場合、皇位継承順位についてはどのように考えるか。」(p. 51)
に対する回答であろう。
(a)女性天皇容認論
まず、「現時点において直ちに変更すべきとの意見は一つのみでありました」(p. 6)と言われている君塚直隆氏の意見を見てみよう。
(1)君塚直隆・関東学院大学国際文化学部教授「内親王・女王にも皇位継承資格を与えるべき」(p. 52)
君塚氏は他の部分で「今上天皇のお子様、愛子様から『絶対的長子相続制(男女を問わず第一子が優先される』にすべき」(p. 54, 57)とも述べており、恐らくはこの意見が、「現時点において直ちに変更すべきとの意見は一つのみ」とされた意見であると思われる。
さて、問題はそれ以外には、女性天皇、女系天皇を支持する意見が無かったのか、ということである。あったのである。それも沢山である。以下に引用する。
(2)岡部喜代子・元最高裁判所判事「…今の段階では男系を主張する論者からも理論的には認められる男系女子の皇位継承資格を認めることが、多くの人の賛同を得られる可能性もあり、円満に皇位継承者を増やす方策ではないか。皇室の問題は国民のできるだけ多くが賛成する形で少しずつ変わっていくことがあるべき姿ではないか。」(p. 52)
まずは男系男子論者からも認められやすい男系女子(敬宮愛子様がこれに当たる)から始め、国民の意向と共に少しずつ変わっていくことが望ましい、という至極真っ当な意見である。
(注:〝男系男子〟というのは、分かりやすくいってしまうと、男性の天皇を父親に持つ男子しか天皇になれないという制度のこと。他方、〝男系女子〟とは、男性の天皇を父親に持つ女子も天皇になれるという制度のこと。具体的に言うと、〝男系女子〟というのは、愛子様が天皇におなりになれるということ。それに対して、〝女系〟というのは天皇を母親に持つ子供も天皇になれるという制度のこと。具体的に言うと、愛子様が天皇になられて、ご結婚されて、お子様がお生まれになって、そのお子様が、男性であっても女性であっても、天皇におなりになれ、その場合、〝女系天皇〟となる。具体例を入れないと非常に分かりにくい。)
次は、歴史的にも男系女子は認められていた、という意見である。
(3)笠原英彦・慶應義塾大学教授「内親王に限り皇位継承資格を認めるべき。我が国は古来、男系女子に皇位継承資格を認めてきた伝統があり、男系男子に限定されたのは、明治22年の明治皇室典範以降の短い期間に過ぎない。」(p. 52)
要するに、男系男子は明治中期以降に作られた短期間のものに過ぎない、という意見である。ただし、笠原氏は女系への拡大については慎重である。片手落ちにならぬよう、そこも引用しておこう。「歴史上に先例のない皇位継承資格の女系への拡大は見送るべき。今後の検討課題とすべき。」(p. 55)
次は、皇位の世襲を定めている憲法第2条は、女性が世襲することを排除していない、という意見である。
(4)宍戸常寿・東京大学教授「一般に憲法第2条の定める世襲は女性を排除するものではないと解されている。皇室典範の改正により内親王・女王に皇位継承資格を認めることは可能。国事行為及びそれに準ずる活動は女性天皇でも可能であり、日本国及び日本国民統合の象徴としての役割が、女性が天皇になることを妨げるものではない。皇位継承者数が限られている現状に照らし、国家制度としての天皇制を維持する前提を採る以上、内親王・女王に皇位継承資格を認めることに賛成。」(p. 52)
これは、女性でも国事行為は出来るし、象徴にもなれる、という意見である。
次は、女性天皇は過去にも存在していたし、国民の半分は女性じゃないか、というある意味では身も蓋もない意見である。
(5)橋本有生・早稲田大学法学学術院准教授「内親王に皇位継承資格を認めるべき。女性天皇は過去にも存在しており、伝統の観点からも否定されないものと思われる。また憲法において、天皇が日本国及び日本国民統合の『象徴』としての役割を担うとされていることに鑑みても、日本国民は男性のみによって構成されているわけではないから、女性天皇が日本国の『象徴』として活動することが不合理とは思われない。」(p. 52)
(6)本郷恵子・東京大学史料編纂所所長「近年の家族をめぐる状況や、女性の社会進出等を考えれば、皇位継承資格を男子のみに限ることには違和感がある。…このような歴史的事実を踏まえれば、内親王・女王への皇位継承資格の拡大という措置は、驚くべき展開ではなく、一定の根拠を持つものと理解することができる。」(p. 52-53)
女性が皇位継承資格を持つことは、何ら驚くべきことではない、という意見である。
(7)平井小絵・気象予報士・女優「男系の女性皇族が天皇として皇位につかれることは前例がある。ただし、前例に従い、一代限りとする。…」
男系女子一代限りならば前例があり、問題はないとする意見である。
(8)都倉武之・慶応義塾大学准教授「皇位継承資格を男系女子に拡大する女性天皇は、法的な条件が整えば容認に賛成。」
要するに、皇室典範をきちんと改正すればOKという意見。
(9)綿矢りさ・小説家「国民の考えも時代により変わっていく中で、象徴としての天皇の存在を考えたときに、女性天皇の誕生を歓迎する風潮もあるかと思う。」
この意見は明瞭で、説明の必要はないであろう。
結局、ヒアリングを受けた全21人中、9名もの多数の方々が〝女性天皇〟まではお認めになっていたことが分かる。
(b)付帯条件付き女性天皇容認論
次に、付帯条件を付けた上で女性天皇も認めるという方5名の意見を見てみよう。
(1)古川隆久・日本大学文理学部教授「今、次世代の男子がいらっしゃるので、そこまでは従来の方式でやるのではないか。…(その上で)皇位継承順位は、男女を問わず、長子優先とする。…(内親王・女王に皇位継承資格を認めることは)女系天皇とのセットでなければ、女性皇族に男子出生のプレッシャーがかかるため人道上非常に問題」
女性天皇だけを認めて、例えば愛子様が天皇になられても、女系天皇も同時に認めていない場合、愛子様に男子出生のプレッシャーがかかるので、問題だ、女性天皇と女系天皇はセットで認めなければいけない、と言っているのであるが、これは不正確な議論である。
〝男系女子〟のみが認められた状態で愛子様が天皇になられた場合、愛子天皇のお子様は、男の子であろうと女の子であろうと、全員女系となる。〝男系女子〟しか天皇としては認められないのであるから、仮に男の子が生まれても、その子は天皇になれないので、愛子天皇に男子出生のプレッシャーはかからない。
男子出生のプレッシャーがかかるのは、女系が認められ、しかも、〝女系男子〟しか認められない、という場合だけである。つまり、女系を認めていながら、〝女系女子〟を認めない(天皇である母親から生まれた男の子は天皇になれるのに、女の子はなれない)という場合のみである。この場合のみ、古川氏の主張するような「女系天皇とのセットでなければ、女性皇族に男子出生のプレッシャーがかかるため人道上非常に問題」ということも生ずる。このあたりの〝男系女子〟〝女系女子〟の議論はかなり混乱する。(注2)
(2)里中満智子・マンガ家「約1,700年間男系男子優先を守り続けて来た重みはある。真の理由は分からなくても、現代の常識の下で、長い歴史の営みを変えることには畏れを感じる。(その上で)女性天皇は歴史上認められてきたし、各女性天皇は立派に務めておられる。男系女子に皇位継承資格はあって当然と思う。しかし、この問題は先に『夫、子供の立場』について多くの国民の理解を得られなければ、決められないことと思う。」
男系男子が続いてきたことの真の理由は分からないので畏敬の念は払うが、女性天皇は歴史上認められてきた、ただし、天皇の夫、子供となる人の立場を考える必要がある、という意見である。これも妥当な意見と言える。
(3)曽根香奈子・公益社団法人日本青年会議所監事「皇統に属する男子が担ってこられた一貫性を壊してはならない。(その上で)その時代・世代の状況により…中継ぎ的役割での即位はあった。したがって、男系女子の継承は一時的に必要な時は可能。」
男系男子での皇位継承を前提としながらも、状況によっては、中継ぎ的役割としての男系女子の皇位継承も認めるという意見である。
(4)所功・京都産業大学名誉教授「大宝(養老)令の継嗣令では、男性天皇を優先しながら女性天皇も公認しており、万一の事態に備えるために、男系男子を優先しながら、当面一代限り男系女子まで公認することは可能であり必要。…」
〝当面一代限り男系女子まで公認することは可能であり必要〟というのは、恐らくは敬宮愛子様のことを暗に指していると思われる。
(5)大石眞・京都大学名誉教授「…そこで、①これまでの皇位継承法(男系男子)を維持することが明らかに可能な限りそれによるものとしつつ、その可能性がない場合に備えて皇位継承資格を内親王・女王にも認めるものとし(男系女帝の可能性)、次に、②その制度の下で皇位にあると想定される方におよそ皇子誕生の可能性のないときに備えて、皇位継承資格を女系の皇族にも拡大することとする。」
これは男系男子と男系女子と女系とを合わせたような折衷案である。
(c)男系男子派――わずか7名
残りが男系男子派なのであるが、結局、完全な男系男子派と言えるのは、今谷明(国際日本文化研究センター名誉教授)、岩井克己(ジャーナリスト)、櫻井よしこ(ジャーナリスト・公益財団法人国家基本問題研究所理事長)、新田均(皇學館大学教授)、松本久史(國學院大學教授)、百地章(国士舘大学特任教授)、八木秀次(麗澤大学教授)のわずか7名しかいない。
ちょっと面白いので、男系男子論者の意見も見ておこう。著者たちが罰当たりなのか、〝血縁妄想〟…(失礼!)という感じしか抱けないのであるが。
(1)新田均・皇學館大学教授「皇位が一貫して男系でつながれてきたという事実こそが古代以来の日本の継続性を保証し、時間的統合を象徴できる根拠となっている。女系の天皇は、皇統の断絶、王朝交代となる。」(p. 56)
筆者たちには〝時間的統合を象徴できる根拠〟という言葉の意味が、日本語として分からない。分かる日本語で話して欲しい。
(2)八木秀次・麗澤大学教授「女系は天皇・皇族としての正当性を有しない。皇位継承資格を女系に拡大することは、一般国民と質的に変わらない人物が天皇・皇族になることであり、その正当性が疑われるばかりか、敬愛・尊崇の対象ともならない。『天皇制』廃絶の道である。」(p. 56)
天皇・皇族は一般国民と〝質的に〟変わるのか?そんなことはないだろう。同じ人類である。A宮殿下がDNA鑑定で〝一般国民と質的に変わらない人物〟であることが証明されたとしたら、八木さんは一体どうなさるのかしら?それとも、〝敬愛・尊崇の対象ともならない〟A宮家に皇統が移ったら〝『天皇制』廃絶の道〟になるとおっしゃってしまっているのかしら?男系男子を主張する方々って、こんなことを申し上げては悪いのだが、頭が固い。
(d)有識者会議「結論」の意図的(?)ミスリーディング
真面目な話に戻ろう。上記の人数の分布から分かることは、
「ヒアリングの中では、皇位継承のルールについてH親王殿下までは変えるべきではないとの意見がほとんどを占め、現時点においては直ちに変更すべきとの意見は一つのみでありました」(p. 6)
という有識者会議「結論」における文章は極めてミスリーディングなものと言わざるを得ず、そこから有識者会議が引き出してくる
「会議としては、今上陛下、A宮皇嗣殿下、次世代の皇位継承資格者としてのH親王殿下がいらっしゃることを前提に、この皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないということで一致しました。」(p. 6)
という結論は、ヒアリングの都合のいい所だけをピックアップしただけのものであることが分かる。要するに、誰も「参考資料」など読まないだろうと高を括っているのである。読まれてしまえば、都合の悪い意見を隠したことがバレてしまう。全21名中、女性天皇賛成者が9名、条件付き女性天皇賛成者が5名、男系男子論者が7名である。結局、女性天皇賛成者は、条件付きを合わせると14名となり、三分の二の方々が女性天皇に賛成していたことが分かる。すなわち、ヒアリングした方たちの意見を正確に反映してさえいれば、小泉政権時の有識者会議とほとんど同じ結論が出されたはずなのである。ここで浮かび上がってくるのが、「報告」をまとめた人間たちの恣意性であり、「報告」をまとめた人間たちは誰か?ということである。
さらに「報告」は、「H親王殿下の時代以降の皇位の継承について具体的に議論するには現状は機が熟しておらず、かえって皇位継承を不安定化させるとも考えられます」(p. 6)と述べるだけで、A宮家に皇位が移ることが象徴天皇制自体を〝不安定化〟させることには全く顧慮していない。
(e)国民への脅し
以後、「報告」は、「まずは、皇位継承の問題と切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題であります」(p. 7)という言葉と共に、皇位継承の問題を一切棚上げし(棚上げするということは、〝H様までの皇位継承はゆるがせにしてはならないということは、もう決定事項〟なのだよ、文句は言うな、ということである。)、皇族数をどう増やすか、という末梢の問題のみにかかずり合う。最後に来るのが、「この皇室をめぐる課題が、政争の対象になったり、国論を二分したりするようなことはあってはならないものと考えます。静ひつな環境の中で落ち着いた検討を行っていただきたいと願っています」(p. 16)という、国民に対しての、ガタガタ騒ぐなよ、という脅し文句である。
だが、これが信じて黙って待っていられる事態なのであろうか?国論を二分しているのは誰か?それは、90%以上の国民が愛子天皇を待望しているのに、そして、ヒアリング調査では三分の二もの多数の方たちが女性天皇を支持しているのに、〝H様までの皇位継承はゆるがせにしてはならない〟と勝手に主張している、この有識者会議を主導した一部の人間たちそのものではないのか?政争の道具としているのは、他ならぬ自民党右派なのではないか?これで有識者会議座長・清家篤(せいけ・あつし)氏と衆議院議長・額賀福志郎(ぬかが・ふくしろう)氏を信じて、大人しく待っていろと言うのか?そんな事態ではもはやない。主権者たる国民が声を上げなければならない事態にもはや来ているのである。
ただし、要求には順序がある。まずはA宮殿下のDNA鑑定であろう。これで予想通りの結果が出れば、男系男子、女系女子といった面倒な議論も一切不要となる。皇統の血を引く者でないならば、男系男子も女系女子もへったくれもない。問答無用に廃宮である。象徴に相応しくない事ばかりをしでかし、湯水のように血税を使う金食い虫のこの宮家を廃宮にする手段としては、これが最も手っ取り早く、しかも、保守守旧派をも含めた国民の総意を、最も得られやすい方法である。何しろ、皇統の血を引いていないなら、男系男子以前の問題になってしまい、皇嗣など吹っ飛んでしまい、H様ももう天皇にはなれないし、ならなくていいのである。そう、もう君は自由だよ!もう、東大なんて行かなくてもいいんだよ!
結語
以上のことより、皇位継承をめぐる全ての議論の前に、A宮殿下が本当に上皇様の血を引く者であるか否かを確認するDNA鑑定が行われることを、行政府の長である内閣総理大臣に強く要望致します。これは急を要する事柄である。なぜなら、上皇様がお隠れになってからでは、そして、M子上皇后様がご希望なされているように、お二人が火葬にふされてしまった後では、もはや確かめることすら出来なくなってしまう事柄であるからである。
A宮殿下にDNA鑑定を!この要望にご賛同頂ける方からのご署名を頂ければ幸いです。
発信者:赤門ネットワーク
宛先:内閣総理大臣・石破茂殿
ご賛同して下さる方へ
本声明は、声明の趣旨にご賛同して下さる方へのご署名を求めるものであり、エール(寄付)を募るものでは全くありません。ご賛同いただけるだけで十分です。
なお、署名簿に記載され明らかになる個人情報は、VoiceのQ&Aによれば、①お名前、②Email(伏字。例えば、voi****)、③署名日、の3点のみとのことです。
(注2)この部分、誤りがありましたので訂正させて頂きました。
新着報告
竹田恒泰氏からようやく訴状が届きました。
Ⅰ. 訴状が来ました
先週の金曜日(2025年10月4日)、東京地裁を通じて竹田恒泰氏からの訴状がようやく届きました。「配達証明郵便」というもので、郵便局員の方がいらして、こちらが印鑑かサインをすると受け取れるというもので、特に怖いものではありません。10月3日(木)に不在通知が入っておりましたので、東京地裁は木曜日に発送したらしいです。
「金500万円及びこれに対する令和6年9月22日(要するに、Voiceに最初に秋篠宮に対するDNA鑑定の要求署名を出したと思われる日)から支払い済みまで年3分の割合による金員を支払え。訴訟費用は被告の負担とする」
というものでした。
Ⅱ. 示談請求
これ以前の本年6月18日、竹田氏側は金500万円で示談にして収めるから(「損害賠償請求通知書」)、ということを言ってきましたが(余り裁判にはしたくはなかったようです)、そんなお金などびた一文支払う気はありませんでしたので、弁護士に相談の上、無視しました。すると、今度は本年8月14日、「現在に至るまで当該金銭をお支払いいただけていないばかりか、同書に対するご返答すらいただいていない状況です」(「訴訟予告」)と泣きを入れてきましたが、こちらはすでに弁護士に着手金も払っている状態でしたので、これも無視しました。
Ⅲ. 提訴までに要した時間
そもそも発信者情報開示請求に対する「発信者に対する意見照会書」がVoiceを通じて来たのが、昨年10月17日でした。さらに、昨年10月22日(午後11:39)には、
「私に訴訟予告されてブロックした人は、提訴確定とします。さあ、これからたくさんの裁判を提起していきますよ。祭りだ!」
とXに投稿しています。
さらに、本年(2025年)5月29日付のXおよびYou Tube「竹田恒泰チャンネル2『日本のソボクなギモン』(第635回・前半」の冒頭において、本署名活動(秋篠宮殿下に対するDNA鑑定要求)を提起した赤門ネットワークばかりか、それを拡散しただけの方々に対しても、発信者情報開示請求を行い、数百人規模の提訴を行うと宣言しました。こうした訴訟を、〝スラップ訴訟〟と呼びます。
Ⅳ. スラップ訴訟とは?――裁判を悪用した言論封殺
スラップ訴訟とは、アメリカ発祥の概念で、原語 (Strategic Lawsuit Against Public Participation:直訳すると「市民参加を妨げるための戦略的訴訟」)の頭文字の「SLAPP」と平手打ちを意味する「slap」をかけた呼称。 ただし、実際の意味は、「名誉毀損損害賠償裁判を利用する言論抑圧訴訟」のことです。アメリカの一部の州では原告側へ「スラップ」ではないことの立証責任を課したり、スラップ提起そのものを禁止しています(Wikipedia「スラップ訴訟」参照)。
簡単に言ってしまうと、社会的強者が普通の一般市民個人に対して行う、相手を脅し、身体的・精神的に消耗させ、見せしめにすることを目的にした訴訟のことです。
もう少し詳しく説明すると、
(1) 裁判での勝ち負けには興味がなく、相手を訴えることそのものが目的化している。そのため紙一枚で訴えることの出来る民事の名誉棄損が多用される。
(2) 社会的強者が、裁判沙汰など不慣れな一般市民を相手取って法外な損害賠償請求をし、精神的に不安にさせ、肉体的に疲弊させ、時間を奪い、己に対する本来は正当であったはずの批判を委縮させる。その場合、裁判所からは到底認められないような法外な損害賠償額を設定し、脅す。
(3) (2)での一部の批判者を孤立させ、精神的・肉体的に疲弊させることによる見せしめ効果によって、他の市民が批判に続こうとすることを心理的に阻止する。批判をしたらお前も同じ目に会うぞ、という脅し効果を狙う。
私どもの署名活動を拡散して下さった方々の中で、名誉棄損訴訟での被告になる、などという経験など何べんもしたことがあり、そんなのもう慣れっこだよ、などという方はまずいらっしゃらないでしょう。皆さん、恐らくは裁判の原告にも被告にもなったことなどない、普通の善良な一般市民の方々だと思います。その場合、発信者情報開示請求をされてしまい、自分の身元をわかられちゃったらどうしよう?竹田氏に名誉棄損で訴えられたらどうしよう?そもそも弁護士さんの伝手などないし、弁護士の先生に依頼する場合、いくらくらい用意しなくちゃいけないんだろう?裁判所に出廷して裁判官の前で証言しなくちゃいけなくなるんだろうか?もし裁判に負けて、何百万円も損害賠償をしなければならなくなったらどうしよう?そういう不安に駆られるのは当然のことであり、また、それが竹田氏の狙いでもあります。要するに、「提訴するぞ!」という脅しによる言論の封殺です。
Ⅴ. 裁判はそんなに高くない
ではなぜ当方が冷静でいられるかと言うと、名誉棄損罪の慰謝料の相場と弁護士料の相場とおおよその裁判期間を知っているからです。
500万円請求してきましたので、負けたとしても裁判所が認める損害賠償額は、その一割の50万円でしょう。弁護士費用も、減額された450万円分×一定の割合で、そんなに高くはなりません。ただし、これは地裁で終わった場合で、高裁・最高裁となる場合は、その都度弁護士費用が必要になります。裁判期間は地裁が最も長く一年、高裁・最高裁はもっと短いですが、長くて二年、計三年くらいです。
Ⅵ. 竹田氏は提訴して良かったのか?――裁判期間中、晒し者になる秋篠宮殿下
要するに、大したことはないのです。それよりも注目すべきは、発信者開示請求をしてから実際に提訴するまで、竹田氏が約一年もの時間を要していることです。これは、竹田氏が提訴すべきか否か、相当に迷った、ということを恐らくは意味します。彼のことですから最高裁まで争うでしょう。そうしますと、約三年間の間、〝秋篠宮殿下は美智子様の妹の子〟という発言を竹田氏がしたか否かが延々と争われることになります。これは「原告は、これまで皇統を守るため、皇室への理解を深めるため、誹謗中傷から皇室を守るために数々の情報発信(講演、執筆、番組出演など)を行ってきた」(訴状、3頁より)と豪語する竹田氏にとって、良い事なのでしょうか?全然良い事ではないでしょう。なぜなら、秋篠宮殿下をその血統に関し、三年間もの間、裁判での晒し者にすることになるからです。こういうことを竹田氏はやってしまったのです。そして、その三年間の間、こちら側は竹田氏が事実そうした発言をしたという証拠を、つまり、秋篠宮殿下は上皇様の御子様ではないという発言を裏付ける証拠を出し続けることになります。これは裁判での訴訟戦略上、当然のことです。ネット署名というのは、知っている人は知っていますが、まだまだ知られていない世界です。そうしたネットの世界だけでこじんまりと行われていた署名活動を、竹田氏は裁判沙汰という公の光の当たる場に引き出してしまったのです。マスコミは飛び付くでしょう。週刊誌は書き立てるでしょう。そういうことを竹田氏は行ってしまったのです。
Ⅶ. もともとは実名でやろうと考えていた
今回の一連の署名活動は、もともとは実名を出してやろうと考えていたものです。ところが、トンボ論文に関する部分で一か所、自分の理解が正しいかどうか自信が持てない部分があり、あるブロガーの方に、そのブログへの投稿者の方に見て頂きたい、とお願いしたところ、実名を出すのは危険だから絶対にダメだ、と強く反対され、匿名にしないと、その投稿者の方に見て頂けない状態になってしまい、やむなく、ひとりが「赤門」と言い、もうひとりが「ネットワーク」と言い、それらをくっつけて〝赤門ネットワーク〟というふざけた名前をでっち上げたものです。筆者としては、ふざけた良くない名前と思っていたのですが、Xで、「後世、〝赤門の変〟と呼ばれるに至る」などという面白おかしい投稿を見つけましたので、満更ふざけた良くない名前でもないのかな…と思うようになりました。(竹田氏の教科書のコラムに、「西暦2024年から2025年にかけ、皇居赤門外で秋篠宮殿下を巡り竹田派と赤門派が死闘を繰り広げた闘い。初雪を血で染め、東京高裁・最高裁の判断でようやく収まる。〝赤門外の変〟との呼称も」とでも記載されたら面白い。)
竹田氏としては実名を出されると当方が困る(「恐らくは東大出身者ではないでしょう」などと言っていました)と思い込んでいたらしく、発信者開示請求で十分脅せると思っていたようですが、最初から実名覚悟の相手には残念ながら脅しにはなりませんでした。
結語 . 負けても、裁判で世間に知られればいいと思っている相手に、スラップ訴訟は通用しない
竹田氏はこれまでスラップ訴訟を多用してきました。最も有名な例としては、戦史家・山崎雅弘氏を提訴した「スラップ訴訟」が挙げられ、竹田氏は最高裁まで争った末に、2022年に全面的に敗訴しています(参照:山崎雅弘『ある裁判の戦記――竹田恒泰との811日間の戦い』かもがわ出版、『「ある裁判の戦記」を読む』かもがわブックレット。薄いが、後者が意外にわかりやすい)。
裁判という形で竹田氏に派手に花火を打ち上げてもらえばもらうほど、秋篠宮家の問題点が世間に広く認知されることになるので、こちらとしては都合がいいのです。竹田氏はそのことに気付かなかったのでしょうか?あるいは、気付いたものの、振り上げた拳を下ろさぬわけにもいかず、提訴するしかない状況へと追い込まれたのでしょうか?現に、発信者開示請求はとうに行われているはずなのに、一体どうなってるんだ?というアキシン(秋篠宮信者のネット用語)らしき方からの投稿もXで見かけました。〝味方〟からせっつかれて、提訴するしかない破目に追い込まれた…これが竹田氏の正直なところなのかも知れません。仮想通貨を巡る詐欺まがいのトラブルで、2億3千万円もの負債を抱え込んでいる現在の竹田氏(『週刊現代』2025年9月15日号〔9月1日発売〕p. 24~25)としては、示談金500万円でも喉から手が出るほど欲しかったのでしょうが、三年間のお預けで、金額も50万円くらいに収まってしまうでしょう。ラーメン一杯の利潤は薄いので、せいぜい今のうちに古墳型のお墓をバンバン売って、穴埋めするしかないでしょう。当方と致しましては、氏のしゃべくりの才能は非常に高く買っていただけに(これは確かに見事。吉本興業でもピンでやれる)、これで潰れるとすれば、お気の毒としか言いようはありません。
以上です。
赤門ネットワーク
追伸:
天皇陛下、常陸宮正仁殿下、華子妃殿下、信子妃殿下、久子妃殿下、承子殿下への発送は、竹田氏から訴状が来てしまったため、弁護士とのやり取りで忙しく、中途になってしまっています。発送が終わり次第、またご報告させて頂きます。
メッセージ

















































