吉田由里子
52年前、私が7歳の時に亡くなった父が毎日のように豊島園に連れて来てくれた思い出があるから、今の私が有ります。としまえんは私の父との最後の思い出であり、故郷であり、かけがえのない拠り所でした。私が4歳の時にプールが出来ましたが、心臓弁膜症と癌を患ってた父はプールに入れてあげられない私にごめんね。ごめんね。と言って、プールを見に連れて行ってくれて、いつか父さんの病気が良くなったら入れてあげるからごめんね。と入りたがる幼い私に何度もあたまを下げましたが父は一緒にプールに入る約束をしてくれた日に倒れてしばらくして帰らぬ人になってしまいました。あれから、52年間、いつかはいつかは父さんと入りたかったプールに入って見ようと思いながら、思い出が強すぎて、はいれませんでしたが、としまえんが閉園すると聞いて、父さんと幼い私の写真を持って52年ぶりに訪れました。号泣です。父さんとの思い出が大切だったからとしまえんに来る事が出来ませんでしたが、この度、7月と8月に息子や娘ふたりと犬を2匹つれて4回茅ヶ崎から訪れました。としまえんは私にとっては家族であり、故郷なんです。閉園してからはとしまえんロスに陥っています。としまえんを残せる方法はないのでしょうか?プールもお子さんのいる人もいない人も練馬区民にとってはなくてはならない存在だと思います。どうか、としまえん閉園反対に賛同してる方を応援致します。皆さんで出来る事を頑張りましょう。