都道府県境を越える移動自粛のあり方の見直しを

国レベルでの自粛が解除された後（2020年6月19日以降）も、一部の都道府県では独自に移動自粛の呼びかけが行われています。
ところによっては陽性者の割合が高いという理由で特定の他都道府県を名指しして移動自粛を呼びかけているところもあります。
さらに、陽性者発表の際「陽性者に都道府県境を越える移動歴があること」を公表しているところまであります。
「どの他都道府県が移動自粛の対象であるのか」や対象となる基準は各都道府県によって異なるため暮らしている場所次第で格差が生じてしまっています。
いずれにしても問題は都道府県境を越えることなのでしょうか。
「陽性が多いところ＝そこに移動しただけで危険なところ」なのでしょうか。
「都道府県境を越える移動をした結果陽性判定となることは制裁を受けるに値すること」なのでしょうか。
なぜ行動の仕方ではなく都道府県境を越えることで判断するのでしょうか。
他都道府県を名指しして移動自粛をさせることは他都道府県に対して失礼です。
移動歴の公表は行政が先に立って差別を招いていることです。
過度な自粛は経済にも精神にも悪影響を及ぼしかねません。
他都道府県との移動があって経済が回りますし、他都道府県を訪ねることでそこでの経済活動や見聞を広める活動ができるのです。
このような対応が長引いていては移動があることで成り立つ業界の衰退に拍車をかけることになりかねませんし、住民の他都道府県を対象にした活動を否定することになりかねません。
（2021年7月14日追加）この活動はコロナ騒動がきっかけですが、本質は差別を招く対応・排外主義的な対応の問題です。
コロナ騒動をどのように思うのかを問わず考えていただきたい問題です。

そこで独自に移動自粛を呼びかけたり移動歴を公表したりしている都道府県にお願いいたします。
移動自粛のあり方を見直してください。
全国どの土地で暮らしていても不自由なく経済活動・見聞を広める活動を行えるよう、どうかよろしくお願いいたします。