千葉県旭市・東庄町・銚子市・匝瑳市にどうぶつ基金の【さくらねこ無料不妊手術チケット】の行政枠の登録の要請をします!
千葉県旭市・東庄町・銚子市・匝瑳市にどうぶつ基金の【さくらねこ無料不妊手術チケット】の行政枠の登録の要請をします!
- 提出先:千葉県旭市役所、東庄町役場、銚子市役所、匝瑳市役所
活動詳細
🐾 はじめに
私たちは「猫にやさしい街づくりプロジェクト」として、地域で大繁殖してしまっているノラ猫を適正な頭数に保つため、TNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)を行っています。
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公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術チケット」を利用させて頂き、個人枠で猫ボランティアが自己負担で実施しています。
しかしながら、旭市・匝瑳市・東庄町・銚子市では、1000匹を超えると思われる猫たちが次々と子猫を産み、限られた人員と資金では繁殖のスピードに追いつかないのが現状です。
🐾 市町村の金銭負担なし!
私たちは、どうぶつ基金さまの「さくらねこ無料不妊手術チケット」の行政枠登録を、各市町に要請しています。
この行政枠は、市町村の金銭負担なしで実施できます。
行政枠が導入されれば、現在ボランティア個人が負担しているワクチン代やノミ・ダニ駆除代も不要となり、より多くの住民が不妊手術に参加しやすくなります。
その結果、地域全体でノラ猫の繁殖を抑制できる環境が整います。
🐾 私たちの願い
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外で暮らす猫たちも家で飼われている猫と同じかけがえのない尊い命です。
「地方の問題」と思われるかもしれませんが、実際には保護された多くの猫が都心部に譲渡されています。
すべての猫が幸せに譲渡されるわけではないからこそ、根本的な繁殖抑制が急務です。
旭市では2026年3月までに導入するか否かの結論を出すとのことです。
今こそ、市民・地域住民の皆さまの声を行政に届けるときです。
どうか、私たちの活動にご賛同いただき、ご署名という形で応援をお願いいたします。
🐾 動物愛護
千葉県北東部に位置する旭市・銚子市・東庄町・匝瑳市では、ノラ猫の繁殖が進み、生活環境への影響が深刻化しています。
地域では「糞尿や鳴き声で迷惑」「猫が捨てられて困る」といった声も上がり、猫たちは邪魔者扱いされています。
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車にひかれて命を落とす猫、至る所に捨てられる子猫、シラミや疥癬など人獣共通感染症にかかった猫など、悲しい現実が広がり日々見るに堪えない光景に直面しています。
この地域は都心から遠く離れてはいませんが、いまだに外飼いが多く、「動物愛護」という意識が十分に浸透していないのが現状です。
そのためノラ猫はしばしば「害獣」のように扱われています。
🐾 行政の取り組みとの格差
近隣の成田市・多古町・香取市では、
公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術チケット」の行政枠を活用し、不妊手術件数が着実に増加しています。
一方で、今回要請を行う市町村では、ようやく飼い猫への助成金制度が整った段階であり、ノラ猫への具体的な支援はほとんど行われていません。
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・東庄町の公式ホームページでは、「猫を水鉄砲やブザーで追い払うように」との記載があります。
・匝瑳市では「さくらねこ無料不妊手術チケット」の存在自体がまだ知られておらず、登録には至っていません。
・銚子市では以前、行政枠登録を求める署名活動が行われましたが、登録には至らず、現在は飼い猫の助成金が始まったばかりです。
(※当時、市議の池田けんいち氏による資料「さくらねこTNR活動の推進について」には、ロードキル件数や他市との比較が詳しく記されています。)
・旭市でも1〜2年前から市議による働きかけがありましたが、いまだ登録には至っていません。
🐾 行政へのこれまでの働きかけ
私たちは旭市に対して、窓口や電話による要請、市長宛ての手紙提出などを行ってきました。
市からは以下のような回答をいただいています:
「対策などの調査・研究をしているところ」
「登録にあたり関係機関の協力を仰ぎながら、不妊去勢手術を適切に推進する仕組みを構築していく必要がある」
「広域的な課題でもあり、近隣市町と連携を図っていくことも必要」
「引き続き関係各所と意見を交わしながら慎重に検討していきたい」
しかしながら、ボランティアとの意見交換会の申し出には応じていただけず、実質的な進展は見られません。
「通り一遍の返答」という印象を否めず、
今回、地域の皆さまの声をより多く集めて届けるために、
署名活動を行うことを決意しました。
🐾 保護活動とTNR活動の違い
保護活動とは保護を必要とするノラ猫を保護し、譲渡につなげたりする活動のことです。
一方で、TNR活動(Trap・Neuter・Return)は、ノラ猫そのものを減らしていくことを目的とした活動です。
保護活動を続けても、残念ながらノラ猫は減りません。
それは、保護が「対処療法」にすぎないからです。
対してTNR活動は、繁殖の元を断ち、終わりの見える活動です。
たとえるなら、
保護活動は「あふれ出た水をくみ取る」活動、
TNR活動は「蛇口を閉める」活動です。
もちろん、保護が必要な猫たちを見捨てることはできません。
しかし、すべてのノラ猫を保護することは現実的に不可能です。
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無理に保護を続ければ、多頭飼育崩壊という悲しい結末を招くこともあります。
感染症のリスクも高まり、善意で始めた保護活動が結果的に多くの命を失うことにつながるケースもあります。
🐾 ノラ猫の遺棄が止まらない現状
動物愛護法では、猫を捨てたり殺したりすることは明確に犯罪とされています。
それでも現場では、
「捕まえて捨ててきた」
「保護しないなら自分で捨てに行く」
という声を、今もなお耳にします。
遺棄される猫を救うためには、遺棄そのものを生み出さない仕組みが必要です。
それを実現できるのが、TNR活動です。
TNRを加速させることで、そもそも捨てられる子猫が産まれなくなります。
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今いる猫たちが「一代限りの命」として地域で適正に管理されれば、
ノラ猫の数は確実に減少していきます。
この方法は世界的にも、日本国内でも最も効果的で唯一の手法として認められています。
私たちは、この流れを千葉県北東部の地域にも広げたいと願っています。
🐾 活動内容の詳細
「さくらねこ無料不妊手術チケット」の行政枠登録が実現した際には、
ノラ猫問題にお困りの方々がこの制度を活用しやすいよう、
私たち猫ボランティアが捕獲のサポートや送迎の手配などを行い、活動を支えていきます。
また、地域で手術が行えるように協力病院の開院も進めており、
より多くの方が安心して利用できる環境を整備してまいります。
🐾 ご支援(エール)の使い道
皆さまからお寄せいただいたご支援は、次のような形で大切に活用させていただきます。
① 捕獲機の購入
ノラ猫の捕獲には多くの時間と労力がかかります。
捕獲機の台数が十分にあれば、効率的にTNRを進めることができます。
そのため、捕獲機の購入費として有効に活用させていただきます。
② 体調の悪い猫の医療費
ノラ猫は健康状態も悪く抗生物質・点滴・縫合処置など、さまざまな医療対応が必要です。皆さまのご支援を医療費の一部として使用させていただきます。
③ その他の活動経費
啓発用チラシ・資料の印刷費
捕獲・搬送時の交通費
その他の活動費や雑費
など、現場で必要な経費に大切に使わせていただきます。
🐾 ご支援・ご署名に寄せて
ご寄付は完全に任意です。
ご署名だけでも十分に力になります。
一筆一筆が、地域の未来を変える大切な声です。
もしお気持ちを寄せていただける場合は、心より感謝申し上げます。
皆さまからお預かりした想いを決して無駄にせず、
最後まで責任をもって行政に届けてまいります。
最後に...
全国のどうぶつ基金へご寄付をしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
またこのような素晴らしい取り組みを提供して下さっている公益財団法人 どうぶつ基金さま、
この場をかりて心より感謝申し上げます。
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■主催者
「猫にやさしい街づくりプロジェクト」中村音子(オトワ企画)
■ SNS
X : https://x.com/otowakikaku
Instaglam: https://www.instagram.com/otowakikaku/
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