森岡 珠生
私が高校生の頃、痴漢被害は日常茶飯事でした。
定期テスト初日に通学電車で捕まえた痴漢を連行した時の、駅員の面倒くさそうな対応は今でも忘れません。
駅員室で開口一番「ここに連れて来たってことは訴える気があるってことだよね?」と言われたのをはっきり覚えています。
訴える気がなければ痴漢を捕まえてはいけないのか?なぜ犯罪者である痴漢でなく私が咎められているんだ?と疑問に思いました。
経緯を自分の口から何度も説明し、細かいことまで根掘り葉掘り聞かれ、
二度としないと約束するなら今回だけは被害届を出さないと温情をかけるも、その日のテストは受けられず散々でした。
被害者が、その後の対応でさらに不快や不利益を被らなくてはならない理不尽な体制には納得できません。
子供達にかつての自分と同じ思いをさせたくない一心で署名に賛同します。