匿名
私事で恐縮ですが、過去に経験した個人的なトラブルについて、ご報告いたします。
以前、家族の介護を終えた後、女性の一人暮らしでは物騒だと感じ、安全面を考慮して共助を謳う某マンションに入居したことがあります。そこで、ご自身をトランスジェンダー女性だと主張する方と出会いました。その方は、後に(性同一性に関する)診断書を偽造してSNSで全世界に発信していた人物です。
入居当初は、「差別はいけない」という思いから、その方を他の女性と同じように受け入れ、体調が悪いと聞けば「女性ホルモンの影響かもしれない」という相手の言葉を信じ、薬を分けてあげるなど親身に接していました。しかし残念ながら、その優しさがかえって相手に誤解を与えたのか、次第に執拗な形で私に固執するようになり、最終的にはクレジットカードを奪われそうになるという深刻な事態にまで発展しました。
この件で警察に相談し、幸いにも支援措置を講じてもらうことができ、その措置は今年で3年目になります。しかし、相手が逮捕されることはありませんでした。私は自腹で引っ越しをし、現在も相手に見つからないような生活を余儀なくされています。もし相手が(例えば、生物学的な)男性であれば逮捕に至ったであろう深刻な案件だと私は考えています。警察からは、相手が精神的な問題を抱えている可能性があり、逮捕することで私自身への報復など更なる被害が及ぶことを懸念しての判断だったのかもしれない、という趣旨の説明を受けました。しかし、いわゆる「そういう特性の人だから」「精神的な問題を抱えているから」といった理由で、法的な措置が十分にとられない現状があるのではないか、というやるせない思いが残っています。
その人物は、現在も自身を「女性だ」と主張し、臆することなく様々な女性の集まりに参加していると聞いています。このような経験から、性自認の問題が複雑に絡むケースでの被害者保護の難しさや、加害者への適切な対応のあり方について、その危険性を知らない人が私と同じような被害似あわないよう、切に願うばかりです。
私は警察や行政への支援措置の更新でこのような被害があることへの周知ぐらいしかできませんが、皆様の活動を応援しております。