【いじめ防止大国を目指して】“いじめ後遺症”を学習指導要領に取り入れ、支援の拡充を!

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【いじめ防止大国を目指して】“いじめ後遺症”を学習指導要領に取り入れ、支援の拡充を!

  • 提出先:文部科学省 初等中等教育局 教育課程課課長 武藤久慶様、 中央教育審議会・教育課程部会・企画特別部会御中、子ども家庭庁
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作成者:近田 菜摘

活動詳細


ご挨拶
初めまして。いじめ後遺症ドットコムを運営する、イナこと近田 菜摘と申します。
私は、いじめ被害者であり、加害者でもあった体験から、“いじめ後遺症”について、イラスト担当かげばね陽朱K さんと主にX(旧Twitter)で発信しています

今回、いじめ後遺症への理解と支援を広げるため、初めてオンライン署名に挑戦します。この想いにご共感して頂けるなら、どうか力を貸してください。

この署名で実現したいこ

  • 提案1:教育現場での学びの充実
    学習指導要領や教職課程に、いじめ後遺症の症状とケアの方法を正式に導入してください。
    • 道徳:いじめ後遺症をテーマにした教材を追加。症状を知り、当事者の心に寄り添う力を育む。
    • 保健体育:単元「(心身の発達と)心の健康」で、いじめが心身に与える影響(例: フラッシュバックの仕組み)とケアの方法を学ぶ。


  • 提案2:継続的な相談支援

    支援の必要な生徒が、継続的に相談支援を受けられるようにしてください。

    教職課程にいじめ後遺症を取り入れることで、教員の理解を深める。教員の負担を減らすため、スクールカウンセラーの充実をさせ(常勤化・もしくは週1は必ず派遣)、在学中だけでなく進学後も相談できる体制を整備。必要な生徒には、医療支援も提案。

    いじめ後遺症の予防、深刻化を防ぎ、いじめ解放後に放置されがちな被害者に寄り添う。


  • 提案3:ポスター掲示
    いじめ後遺症の症状や影響を掲載したポスターを、教室内に掲示してください。

    いじめ防止の意識を高める。


    提案4:教材作成における当事者の参画

    教材に、専門家の知識だけでなく、当事者の視点も取り入れてください。
    いじめ後遺症経験者が、いじめ防止・いじめ対応教材作成に参画できるようお願いいたします。


    教育の現在

    以下、令和6年度7年度を読んだ私の見解です。

    道徳小学1年から中学3年まで、いじめに関する教材があります。いじめの定義、いじめの構造(被害者・加害者・傍観者・観衆など)を説明するものや、相談相手や相談窓口の紹介、子どもの権利条約や、いじめ防止対策推進法、近年のSNSいじめやジェンダー問題、ピンクシャツデー(いじめ反対運動)などを取り扱うものも増えています。

    しかし、読み物教材で、いじめに関しては、加害者や傍観者の心情を考えさせる教材が多く、いじめ後遺症に関しても、そもそも取り扱う教材が少なく、取り扱われていても、文中に後遺症と思われる表現が含まれているのみ(それに対する設問は無し)や、加害者の後遺症と思われる内容が多いように感じます。後遺症を抱える子が主人公の話は一切なく、被害者の心の傷に寄り添う視点が不足しています。

    また、いじめという誤った行為を惹き起こす意図思考(支配欲など)・感情を抱えたとき、どうすれば自他尊重の表現ができるのかを考え・ロールプレイする教材がありません。


    後遺症と思われる表現を含む教材

    例1:『はしのうえのおおかみ』奈街三郎 作

    一本橋の上で、おおかみとうさぎが出会う。おおかみがうさぎに通せんぼをする。意地悪を続けるおおかみだったが、くまに優しくされたことで、優しい心を持てるようになった。

    次の日おおかみとうさぎが再会した。うさぎが、引き返そうとすると、おおかみが引き返さなくていいと、うさぎを持ち上げる。

    →うさぎは何故引き返したのだろうという、後遺症を考えさせる設問は無し。後遺症を抱えるうさぎにとって、急に優しくされても、恐怖でしかないのではないか。


    例2:『貝がら』大石真 作

    主人公が、隣の席の子がいつも黙っているのは前学年で方言をいじられたから?と予測する一節あり。(と読ませる内容)

    →主人公が隣の席の子について何が分かったかの設問はあるが、その子自身の心情を考えさせる設問なし。

    例3『光輝の告白』編集委員会 作

    「前の学校で無視されることがあったから、今の学校では皆の期待に応える(本意ではない踊りをして皆を笑わせる)」と話す転校生。この状況を変えるためにぼくは決心する。  

    →話の終盤いじめ止めることに焦点がいっており、いじめに繋げないために大切なことを設問にしている。後遺症にももっと焦点を当て、後遺症を抱える子への寄り添い方も考えさせるべき。


    加害者の後遺症と思われる教材

    例1:『いつかは言いたい二度目のごめん』編集委員会 作

    加害者が親となり、娘と被害者を重ねてみて息が苦しくなる。娘に相談し、被害者にメールを送信した。

    →加害者の後遺症にのみ焦点が当たっている。メールを送られた被害者の心情に対する設問はなし。30年も経っているのに、もうして謝りたいと思ったのかや、失敗や過ちを乗り越えられるかの設問あり。

    例2:『卒業文集最後の二行』一戸冬彦 作

    主人公はいじめに関わり、被害者へカンニングも行う。30年以上経っても、被害者を思い出して謝れなかったことを後悔し、涙する。

    →卒業文集に込められた被害者の想いを考えさせる設問はあるが、現在の後遺症の設問はない。被害者の傷はそれ以上に深いということもふれるべき。


    後遺症を軽んずる表現に感じる教材

    例1:『あの子のランドセル』本山理咲 文・絵

    入学してすぐいじめをしたが、5年生になって同じ班や家が近く一緒に帰るようになったことから、被害者と友達になる。話の一節で、加害者からの謝罪に「いいよそんな昔のこと」と話す被害者。 

    → 被害者が笑顔の裏で隠す心情を考えさせる設問はない。

    ※傷つけたのは物(ランドセル)だけではないと締めており、話の内容自体は良いと感じる。

    いじめとして不適切に感じる教材

    例1:『ひきょうだよ』編集委員会 作

    被害者が転校する前に、主人公が謝罪。被害者が「ひきょうだよ」と言ってにらんで走っていった。

    →加害者謝罪の描写がなく、むしろ、勇気を出して謝罪した主人公を責める内容になっている。加害者の謝罪は重要。


    いじめにより残る心の傷を考えさせる質問掲載は、東京書籍「新しい道徳2」。  

    被害者の体験談(いじめ、後遺症)掲載は、日本教科書 道徳 中学校①「生き方から学ぶ」。

    保健体育:いじめ問題は、いじめの内容や、いじめは絶対にしてはいけないとつたえるものや、いじめ体験談や、いじめに当たる行為に該当するかの問いや、相手を傷つける言葉の掲載、性的マイノリティの方が抱えるいじめられるかという不安など、ほんの一部触れられる教材もあるが、いじめの影響に関する記述はないように感じます。
    心の病気の例として、うつ病や統合失調症、PTSDなどを紹介する教材もあり。
    ただし、いじめによるPTSDの記載はなし。
    上手に自分の気持ちをつたえる方法、人との接し方を考える内容の掲載や、ストレスへの対処法として、呼吸法や体ほぐしの運動などの掲載や、相談相手や相談窓口の紹介もあり。

    いじめは絶対に許されないいじめの内容の掲載ある教科書は、

    Gakken「新・中学保健体育学研の教科書」

    「これっていじめ?」いじめ問題にふれた教材掲載は、大修館書店 「新小学校ほけん 小3、4」。
    Gakken「新みんなの保健 5・6年」
    大修館書店「最新中学校 保健体育」性的マイノリティ、体験談、心身の病気、性暴力は心身に傷を負う掲載

    PTSD掲載
    大日本図書「中学校 保健体育」
    PTSD(災害による)掲載
    東京書籍「新編 イキルをマナブ 新しい保健体育」



    教育の未来をどうすべきか
    現在の教育では、いじめはひどいものだという意識を醸成することが目的で、心身の打撃と回復の頁が道徳教材にないこと、そして、保健でもないこと、小1と小2は生活科なので、
    道徳授業では、3つの言い方(がまん、おこりんぼ、さわやか(アサーション))、上手な話の聴き方、イヤなことを言いそうになったとき、どうする?いやなことを言ったりしたりする子はどんな問題を抱えているのかな?いやなことをいわれたされた時どうする?
    は、道徳科の目標を「・・・・道徳的判断、心情、実践意欲、態度と行為を育てる」
    をいれると、上記の授業案もできると思います。


    いじめはどうして起きるのか、偏見を持たない、相手の良さを認めるなど結局被害者側の問題(読み物教材では、被害者の人物像としておとなしいなどよく表現されますが)ではなく、加害者側の心情の問題として考えるべきです。

    いじめをしないと道徳で教えても、加害者のいじめをする心情が解決されなければ、どこかにそれが向けられるだけで、根本的な解決には繋がりません。心との向き合い方を学ぶべきです。

    そして、ただ読んで終わりではなく、ロールプレイをし実践する力を身につけることも大切です。


    保健では、科学的に、トラウマティック・ストレス(強いストレス)とは何か、どんな出来事を経験した時、どんな心身反応が起き、どうすれば回復できるかを、エビデンスに基づき教えることができ、それらを取り入れる必要があります。
    ストレスの例として、勉強や部活(選手に選ばれる)、けんかなどを挙げられるが、そこにいじめも加えるべきです。(もちろん例に留めず、具体的にいじめによる心身の影響を学ぶことが望まれます)

    署名について
    署名は、本名とメールアドレスのみで可能です。
    (WEB上で非公開希望の場合は、お手数ですが「公開する」のチェックを外してください)

    尚、署名に関する情報(氏名・メールアドレス)は、文部科学省(武藤 久慶様・各会)、子ども家庭庁への提出にのみ活用させて頂き、その他の目的では利用しません。ご了承くださいませ。

    提出するもの
    ・本ページの文章
    ・署名者名簿
    ・コメント(氏名や非公開コメント、誹謗中傷と思われるものを除く)
    ・『いじめ後遺症に関するアンケート』のご回答(当方に向けての自由記述を除く)

    提出先
    文部科学省 初等中等教育局 教育課程課課長 武藤 久慶 様

    ・中央教育審議会

    ・教育課程部会

    ・企画特別部会

    ・こども家庭庁

    また、いじめ後遺症に関心がある方(学校関係者・議員・メディアなど)がおられましたら、ご連絡頂けますと幸いです。

    コメント
    文部科学省や子ども家庭庁に伝えたいこと、ご自身の体験や想い、いじめ後遺症ドットコムへの応援メッセージも大歓迎です!
    例:「自分もそうだった。今でも苦しい。自分と同じように、子どもがいじめ後遺症に苦しまないよう、教科書にいじめによる打撃と回復には何が必要か掲載してほしい」
    「活動頑張ってください」一言でもOKです!

    または、文部科学省・中央教育審議会・教育課程部会・企画特別部会(次期学習指導要領改訂の部会)に届けたい声があれば記載ください。


    エール
    エールは任意です。もし頂けた場合は、印刷費、署名提出時の郵送費もしくは交通費、日常の活動費へ大切に充てさせて頂きます。 

    以下、いじめ後遺症に関する情報や知見を記述させて頂きます。 


いじめ後遺症とは
いじめ後遺症とは、いじめが終わっても続く心身の症状のこと。精神科医の斎藤 環 氏は、次のように述べています。
“いじめを原因とするPTSDでは、以下のようなことが起こります。
・心理的再体験・・・・・・いじめられたシーンのフラッシュバック、悪夢
・回避行動と反応の鈍化・・・・・・同年代の学生や若者を避ける傾向など
・過覚醒・・・・・・不眠、集中困難、過剰反応、感情的、神経質”
(引用:岩波ブックレットNo.1065「いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア」斎藤 環  内田 良

p31 
12~15行目 第2章 いじめ被害の心的影響と加害者処罰の必要性)
私が公開中のアンケートでは、
「自己肯定感が下がった」
いじめの記憶が思い出されたり、夢に出てきたりして辛くなる」
「周りの人が、自分のことで悪口を言ったり、笑ったりしていると感じるようになった」
「人と関わるのが怖くなった」
が特に多くの票を得られました。(2025年4月時点)
また、お話を伺うなかで、いじめそのものだけでなく、「誰も助けてくれなかった」「謝罪がなかった」ことへの苦しみも深いことがわかりました。いじめが終わっても、被害者の心には終わりが訪れないのです。
私が監修し、株式会社LinkStudioが制作した動画もぜひご覧ください。(動画:アンケートでわかった!知られざる“いじめ後遺症”

長年、ひきこもりの方々を取材してきたジャーナリストの池上 正樹 氏は、次にように述べています。
小中学生の不登校やうつ、子どもの自殺が増えています。また、「大人のひきこもり」に至った人たちの背景には、いじめや暴力など学校時代の恐怖体験の後遺症に今でも苦しみ続けている事例が少なくありません。

このように、大人になってもいじめ後遺症は何年も続き、仕事が続かなかったり、恋愛ができなかったり、時には自殺へと繋がる可能性があります。いじめは、被害者のあるはずだった未来、そして命をも奪います。
回復には新たな人間関係が鍵とされ、だからこそ早急な支援が不可欠です。
エビデンスが示す深刻さ
私の被害・加害体験と願い
私は、主に小学5年と中学1~2年でいじめを受けました。悪口、仲間外れ、菌扱いなど…自分という存在を全否定される日々でした。
それでも将来のために苦登校を続け、国語のテストでは、学年1位を取るほど努力しました。でも、いじめが収まって残ったのは後遺症でした。
中学3年では、いじめを耐えることに燃え尽き、更に、いじめが軽くなったことで、誰にも見られていないように感じ、何のために勉強しているのかわからなくなり、学習意欲が減り、第一志望校は不合格でした。
高校では、同年代と壁を感じ「どうせ仲良くなれないから」と友人以外の名前を覚える気力もなく、男子とは一切話せず好きな人もできませんでした。
大学では、過去のいじめと似た状況にあい、対人恐怖や緊張感が強くなり自ら孤立し、不登校のような状態に。当時、苦しさを話しても理解されないことが多く、「いじめ被害者はいじめ当時だけでなく、解放後もずっと孤独だ」と痛感しました。
社会人になり、ネットで“いじめ後遺症”を知ったことがきっかけとなって、「今も苦しんでいるのは、私が弱い訳ではなく後遺症があるからなのだ」と気づき、心が軽くなりました。もっと早く知っていれば…、当時支援があれば…と思うのです。
この体験から、同じく苦しみをひとりで抱える人が多いはずと2019年からTwitter(現在のX)で発信を始め、当事者の声を伺ってきました。間が経っても癒えない傷、周囲に理解されない痛みが確実にあるとわかりました。そして当事者だけでなく、そばにいるご家族も苦しむ現実を知りました。苦しむわが子を見守るつらさに加え、不登校となれば、周囲の偏見や、経済的不安もあります。 
一方で、いじめを受け、現在は乗り越えた方もおられます。(全員が後遺症を抱える訳ではなく、トラウマにより、後遺症の症状や程度が異なると考えます)
ですが、今も苦しんでいる方に対して、現代では、乗り越えられないのは、まるで当人の弱さの問題として突き放しているように感じます。これもある種の社会からのいじめと言えるのかもしれません。いじめ後遺症で心身や経済活動に影響がある事実を認め、社会の問題として、どうしていくか考えていく必要があります。そして、じめ後遺症の認知や理解が深まり、当事者に寄り添う社会であってほしいと願います。

また、私自身自覚をしているだけでも、小学1年・3年・6年の時、加害者になったこともあります。悪口や仲間外れ、ランドセルを持たせる、心無い手紙を書くなどしました。本当に申し訳ないことをし、今も後悔しています。
その罪を心に留める意味も込めて、この活動を続けています。

なぜ今行動が必要か
教育現場では、いじめ防止の意識は高まりつつあります。2011年の大津市のいじめ自殺事件がひとつの契機となり、2013年にいじめ防止対策推進法が制定され、2018年度に小学校で、2019年度に中学校で道徳が教科化されました。
その後、2023年度のいじめ認知件数が73万2568件、2024年度の子どもの自殺数が527人と過去最多となりました。(不登校・いじめ重大事態件数も過去最多更新)
今年、いじめ重大化の要因を議論する検討会を、文部科学省と子ども家庭庁が初めて開催するなど、少しずつ動きがあります。しかし、いじめ後遺症への対策は足りません。
そのようななか、現在、学習指導要領の次期改定に向けて議論が文部科学省と中央教育審議会で進められており、2027年には正式決定と予想されています。
しかし、企画特別部会では、不登校生徒への教育政策(学びの多様化学校)の拡大はあがっていますが、いじめ・暴力・自傷・自殺への抑止政策は議論・審議の対象になっていません。
改訂は10年に一度。今がチャンスなのです。

さいごに
私は小学生の頃、薬物の短期的、長期的影響を学んだことで、こんなに脳や全身に影響があるのかとすごく怖くなりました。「絶対に手を出さない」と心に誓い、現在もその誓いを守っています。

薬物のように、深刻な影響があることが明らかになってきているいじめ後遺症。子どもたちにとって、薬物よりもいじめの方が身近なはずです。どうして、いじめの影響を学ぶ機会がないのでしょうか。


いじめ後遺症の症状や、心のケアの方法を事前に学ぶということは、子どもの命を救うことになります。
AEDの授業は他人の命を守るため、いじめ後遺症の授業は自分、他人の命を守るために大切だと思います。
平時から学ぶ心の防災も大切なのです。
事前に、もしもいじめを受けた時にこういう症状が出るかもしれないと知識を持っておき、実際受けた場合に本人も周囲も後遺症予防対策を取ることができるかもしれません。また、近くの苦しむ人に手を差し伸べれるかとしれません。

さらに、後遺症はこんなにも影響があると学べば、いじめ防止にも繋がるのではないでしょうか。
いじめ後遺症で、加害者はおろか、同級生(同年代)や学校という環境自体が怖くなっている子もいます。だから、いじめが終わったら解決ではないのです。被害者の心のケアまで完了したら解決といえるのかもしれません。
いじめ後遺症が深刻化する前に、同級生や信頼できる大人の支援があれば、在学中そして進学先や就職先で苦しむ当事者が減らせるのではと考えます。
いじめ認知件数過去最多その背後には、尊い命が失われたり、なんとか耐えることができたとしても、あるはずだった未来を失いつつも理解を得られずあがいて生きる人たちがいたり、いじめ後遺症による将来の自殺者の増加も示唆しているかもしれません。
その一方で、加害者にはほとんどお咎めなしと感じる現代社会。被害者は、誰にもいじめ体験や後遺症を話せず、悲しみ、自責、怒り、憂鬱、悔しさなど様々な感情を抱え生きています。今も影響があるのだから、決していじめを過去のことと簡単に割り切ることはできないのです。卒業後はいじめがまるでなかったものとされ、後遺症による生きづらさだけが残る。そんな世の中であってはならないと強く言いたいです。  

家族、学校、社会が当事者に対しても優しくあってほしい。自助だけでなく、共助、公助も重要です。そのためにも、いじめ後遺症の知識が必要です。

いじめ後遺症は、決して個人の努力で癒えるものではなく、他者からの温もりで、「もう一度人を信じてみよう」と少しずつ癒えていくものなのです。
あなたの些細な優しさで癒えている人も、もしかしたらいるかもしれません。

また、「自分は、いじめを受けたことがないから無関係だ」と思われる方もいるかもしれません。しかし、いじめは学校だけでなく、家庭や職場などあらゆるところで起きます。今後、受ける可能性や、大切な人が受ける可能性もあります。
この署名を通して、より多くの方にいじめ、そしていじめ後遺症の関心を持って頂けることを願っています。

私は日本を「いじめ大国」から「いじめ防止大国」に変えたいと思っています。
あなたの賛同と拡散が、いじめやいじめ後遺症に苦しむ人を救う力になります。
子どもたちが『自分の人生を本当に自分のものとして生きられる社会』を、共に創りませんか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ぜひ、ご協力をよろしくお願いいたします。

■ いじめ後遺症ドットコム

メンバー:イナ、かげばね陽朱K

連絡先:ijimekouisyou@gmail.com

【サイト】:いじめ後遺症ドットコム

【X】:イナ@いじめ後遺症ドットコム 

【インスタ】:イナ@いじめ後遺症ドットコム

【アメーバブログ】:いじめ後遺症と向き合う

【アンケート】:いじめ後遺症に関するアンケート

いじめ後遺症回復に関するアンケート

※アンケートを開こうと考えてくださっている方へ

アンケートはクリックすると、質問項目が表示され、スクロールすると読めます。

もし回答したくない時は、そのまま送信せずに閉じてくださいね。(思い出してつらくなりすぎることがあるかもしれません)



いじめ後遺症を抱える方も、そうでない方も日々を穏やかに過ごせますように。

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