支援が必要な子どもたちのために高等部設立の署名活動をしています

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支援が必要な子どもたちのために高等部設立の署名活動をしています

  • 提出先:札幌市市長、札幌市教育委員会教育長
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作成者:齊藤

活動詳細

■ はじめに

 市立札幌豊成支援学校(南区)に高等部の設立、言語聴覚士(ST)の定期指導をお願いしています。

 毎年、札幌市に要望を出していますが、未だに実現されていません。


■豊成支援学校には高等部が無い

 豊成支援学校には小学部から中学部までしかありません。中学部卒業後は別の学校へ進学する必要があります。札幌市立の高等部がある特別支援学校は、市立北翔支援学校(西区)1校しかありません。豊成支援学校(南区)から北翔支援学校(西区)までは約12kmあり、車で30分、冬だと60分かかります。

■通学について
 現在、豊成支援学校の児童は保護者による車での送迎で登校しています。通学時間は片道30分ほどかかっている児童もいます。冬になると倍の60分をかけて登校しています。
 北翔支援学校(西区)に進学した場合、現在の通学時間から30~60分増えることになります。


■医療的ケアが必要な子どもの通学時間が長いと起こる問題

登下校するだけで体力を消耗し、欠席や遅刻、早退など登校を調整することになり、学びの時間が奪われてしまう。
痰の吸引や発作(てんかんなど)が起こると、車を停車して医療的ケアの対応が必要になる。運転再開までに、時間がかかり、学校にたどり着けない。
保護者が送迎し登校するため、仕事の調整など家族の負担も増える。

■保護者アンケートより
・長時間乗車していると体が強張るため、体温が上がり学校到着しても発熱とみなされ早退になった。(中3女子)
・吹雪でなかなか車が進まず1時間で半分の距離しか進まなかったため登校を諦め帰宅した。(R5卒業生)
・利用していた放課後等デイサービスが距離の関係で送迎対応できなくなってしまったため、辞めなくてはならなくなった。(中3男子)
・渋滞などなかなか車が進まない場合でも、痰が詰まり何度も停車することを考えると吸引器や呼吸器のバッテリーが持つのか不安。(中2男子)

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■豊成支援学校のリハビリの現状

 現在豊成支援学校には、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)が在籍しています。

 理学療法士(PT)は、身体機能の回復や維持を目的に、運動療法や物理療法を用いて支援します。主に運動機能の改善を目指します。

 作業療法士(OT)は、日常生活動作や社会適応能力の回復をサポートします。食事や衣服の着脱、料理などの活動を通じて自立を促します。

 リハビリテーション専門職にはもう一つ「言語聴覚士(ST)」があります。STは言語、コミュニケーションや発声、嚥下(飲み込む動作)や食事形態への指導を行う先生です。

 言語聴覚士(ST)を必要としている児童がいるにも関わらず、豊成支援学校には在籍していません。


■言語聴覚士(ST)の必要性について

 医療的ケアを必要とする肢体不自由児にとって、言語聴覚士(ST)によるリハビリテーションは、コミュニケーション力の向上、生きていくうえで必要な食事や嚥下(飲み込む力)を向上させるためになくてはならない存在です。

 豊成支援学校へ通う生徒は、体力や免疫面に不安を抱える肢体不自由児です。

 体力、免疫面に不安を抱える肢体不自由児にとって生活を豊かにする摂食の重要性も高く、経口摂取の児童生徒が増えています。歯科医の学校訪問だけではなく、接触や嚥下などについて障がいの程度に応じたリハビリテーションを行う、より専門性の高い言語聴覚士の定期指導が必要です。

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署名へのご協力お願いいたします。

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当活動への寄付にはなりませんのでご注意ください。

当活動では寄付は募集していません。ご賛同いただける方は署名のご協力をお願いいたします。


■ 問い合わせ

豊成支援学校保護者

sapporo.hosei.shien.katudo@gmail.com

※この活動は保護者が行っているものなので、学校への問い合わせはご遠慮ください。

ご不明点がある方は上記メールアドレスへお問い合わせください。

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