不登校児の学校外での健康診断費用への助成を求めます。

不登校児の学校外での健康診断費用への助成を求めます。
- 提出先:仙台市教育委員会教育長 / 文部科学省 ・ こども家庭庁

活動詳細
■ はじめに(活動の目的や概要)
子どもの健康診断は学校教育法および学校保健安全法で実施義務が定められています。『子どもの健康の保持増進・健康状態の把握・安全確保・健康教育のため』です。
毎学年定期に児童生徒の健康診断を行わなければならないはずですが、学校に入れない子どもに対する国からの明確な指針は出されてないため、各自治体・学校に委ねられている状態です。
学校に入れない不登校の児童は健康診断が受けることができず、隠れた心身の健康リスクを抱えている場合があります。
学校外での健康診断を受診する機会を確保する必要があり、不登校児が小中高で36万人と増加する中で喫緊の課題です。すでに現在の法律の枠組みでは、不登校の子の健康を守れません。
■ 活動立ち上げの背景・理由
我が家には小2で不登校になった息子がいます。次いで、娘も小学校入学とともに不登校および母子分離不安を発症しました。
息子はメンタルの低下もあり、学校に全く入ることができなくなりました。
小3の健診時、時間的配慮はしてもらえるとのことでしたが、健康診断を受けるためであっても息子は学校に入れませんでした。
『内科(計測等含む)・耳鼻科』に関しては、在籍校では後日の学校医での受け入れをしていないということだったので、結局健診を受けることなく不登校から1年が過ぎました。
気がつくと9歳になってすぐ、声変わり(すでに第二次性徴の最終段階)が始まりました。あまりの性徴の速さにかかりつけ医を受診、診断名は『思春期早発症』でした。脳腫瘍が原因である場合もあるため、さらなる精密検査が必要でした。
また紹介時、1年間の計測のデータ提出を求められましたが、学校で受けることができなかったことからデータが空白の状態でした。もし‥どこかの段階で測ることができていたら…疾患に早く気がつくことができたかもしれません。
現在、我が自治体では学校以外で健診を受け入れるかどうかは、学校と校医との取り決めのみであり、他の医療機関で受診する場合は実費となってしまいます。
不登校家庭の親御さんは、子のメンタルを守るために必死です。身を削っています。その状態で複数の医療機関に健診を受けさせることは、多大な労力も必要とします。
それでも『子の健康も守ってほしい!』
その想いを教育に携わる方、医療に携わる方にも知ってほしいのです。
■ 社会がかかえる問題点
2024年6月の文教科学委員会および衆議院第213回国会において、不登校児の健康診断についても質疑応答が行われました。
児童の健診の管理を各自治体の教育委員会・学校にさらに周知徹底する、という回答に留まっています。
そんな中、大阪の吹田市では2021年より先進的な取り組みを実施しています。
不登校でメンタルを崩している子、発達特性がある子には何箇所も医療機関にかかることは、とても負担が大きいのです。吹田市のような取り組みのほかに、
- ● フリースクールに通えている子はそこの場での出張健診
- ● 自宅で過ごしてる子は、地域の保健所や健診施設など
まとめて多項目の検診を受けることができる、ユニバーサルな仕組みが整えられることも併せて要望していきたいと考えております。
■ 活動内容の詳細
不登校家庭の皆様に【子どもの健康診断受診の重要性】を知ってもらうことが、大事だと考えています。不登校の子どもを受診させることは、説明や説得がとても大変なので、やらなくてもいいかと考えてしまいがちです。私自身がそうでしたから…。
親御さんの負担を減らすためにも、学校外で健診を受ける場合にかかる費用の助成を求めていきます。
まずは我が市である【仙台市】の教育委員会から求めていく予定です。さらに受診体制の構築には、医師会の協力が不可欠ですのでそちらにもお願いしていきたいと考えております。
もし署名が多く集まった際は、文部科学省・子ども家庭庁にも嘆願書・署名を届けたいです。
小学低学年の兄妹を抱えた身として、活動できる範囲が限られていることから、SNSを使ったオンライン署名活動をメインとしていきます。賛同いただける方は下のチラシを拡散していただき、周囲へのご協力もお願いしていきたい次第です。
署名は本名とメールアドレスのみ記載でOKです。《非公開》を選択いただきますと、WEB上には公開されませんのでご安心ください。
《2024年6月4日文教科学委員会質疑(不登校児・生徒の健康診断について》より一部引用
どうか皆さんのお力で情報を拡散していただき、不登校児の現状をより多くの人に知っていただけるようにご協力をお願いします。
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■エールの使用法
●使用方法が決定している場合
・印刷費 - ・郵送費
- ・交通費
・その他活動費や雑費にあてさせて頂きます。
エールの額が想定より多くなった場合は、不登校児を受け入れて下さっている第3の居場所・学びの多様化学校関連団体に寄付をさせていただきます。あらかじめご承知おきください。
皆様のご協力、ありがたく使わせていただきます。
■ 代表プロフィール
不登校兄妹のママ 『晴れパン』
(子どものプライバシー保護の観点から、本名を控えさせていただいております)
■ SNS
mail: harepan127@gmail.com
note: https://note.com/super_willet101
新着報告
令和7年3月7日
2月2日の活動開始から、1ヶ月が経ちました。
この1週間、個人的に調べられる範囲ではありましたが、県内40か所の支援団体様にお手紙とチラシをお送りさせていただきました。
そのおかげもあってなのでしょうか。なんと今週になって急に1600名増の署名をいただきました。突然の2000名に迫る拡散の勢いに、大変驚いております!
どなたかが、一生懸命ともに頑張ってくださっていることに、感動しております…。孤立しがちな不登校家庭さんにも、同じ想いを持っていただけたら嬉しいですね。
『ひとりじゃないですよ。みんながいます。共にがんばっていきましょう!』
さて『不登校児への健康格差をなくすため』には地域の医師の先生方《医師会》のご協力が、何よりも必要です。
仙台市の他にも、全国的な問題でもあるため各県の医師会様へも不登校児の現状をお伝えしたく、お手紙とチラシを同封し郵送させていただきました。
その後、仙台市医師会様からご丁寧にも、お返事をいただきました。
各医院の診療が多忙な中、担っていただいている校医のほかに、不登校児への対応もお願いすることは、大変に困難な部分かと思います。
仙台市内だけでも小中学生の不登校数は3000人を超えています。その子どもたちの健康を守るためには、校医側の後日健診だけでは対応しきれないことだと容易に想像ができます。
個別にどこの病院でも受け入れていただくことや、各診療項目をまとめて受診できる場所の確保など、柔軟でユニバーサルな対応も合わせて要望していきたいと考えております。
今後も署名を募るとともに、当事者の声として不登校家庭の現状を広く知ってもらうための情報周知も兼ねて活動していきます。
皆様のお力をカタチにできるように、知恵を絞って参ります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
メッセージ







































