若海季
かつて日本には複数の女性天皇が存在しており、女性の皇位継承を禁じたのは明治以降、わずか130年ほどの「近代的発明」に過ぎない。これを古来の伝統と呼ぶのは歴史誤認であり、前近代的な男尊女卑思想の遺物に固執する姿勢は、国際社会から見れば極めて前時代的である。
そもそも、現代において君主制そのものの必要性には疑問が残る。しかし、もし天皇を「象徴」として存続させるのであれば、ジェンダー平等という現代の普遍的価値観に即した変革が不可欠だ。時代の変化を拒み、男系男子に縛られ続けるのではなく、女性天皇女系天皇を容認することこそが、象徴としての正統性を守る道である。