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ご協力頂きまして心より感謝申し上げます。
大変ありがとうございました。
鹿児島市の「児童発達支援・放課後等デイサービス」の利用者負担無料を継続してください。
鹿児島市の「児童発達支援・放課後等デイサービス」の利用者負担無料を継続してください。
- 提出先:鹿児島市長 下鶴 隆央 殿
活動詳細
■ 経緯・趣旨
現在の児童発達支援・放課後等デイサービスは、2003年(平成15年)4月、「支援費制度」が導入され、それまで無料であった発達支援に「利用料」が発生し、その3年後の2006年(平成18年)4月には「障害者自立支援法」が施行されました。
このような国の動きに対して、「鹿児島障害児者父母の会」や「鹿児島市児童デイサービス親の会連絡会」、そして療育施設等の関係者が一同に立ちあがり、学習活動やアンケート調査活動、そして当局への要請活動に粘り強く取り組んだ結果、鹿児島市は、2007年(平成19年)4月、「障害のあるすべての人が安心してサービスを受けられるようにするために」(市長答弁)、「児童デイサービスⅠ(現在の児童発達支援)・Ⅱ(現在の放課後等デイサービス)」の利用者負担の恒久的無料化が実施されました。まさに、子どもの権利条約6条「生存と発達の確保」、第23条「療育を受ける権利(援助に要する費用は無償)が実現され、全国的にもすぐれた先進事例として、今日まで、「児童発達支援・放課後等デイサービス」の利用者負担を無料とする措置が講じられてきました。
しかし今、この利用者負担に関して、市当局が児童発達支援や放課後等デイサービスの「大幅な増加」等を理由に、「独自助成の見直し(有料化)」を検討していることが明らかになりました。
時代は変わっても、子どもが子どもらしく豊かに育つ権利は変わりません。現在、鹿児島市の支援の必要な子どもたちが、あたりまえの権利として、丁寧な支援のもと安心して育ち、自分らしく生きる土台を育めているのは、鹿児島市の独自助成があってこそです。近年、全国的にも鹿児島市と同じように無料化をうたう自治体もでてきました(鎌倉市、東京都千代田区)。今後も、子どもの権利条約にのっとったこのすばらしい取り組み(利用者負担無料)を継続し、「恒久無料化」を実現してください。
■要望項目
「児童発達支援・放課後等デイサービス」に通う全ての子どもたちが、安心して利用できるように、利用者負担無料を継続し、「恒久無料化」を実現してください。
■ 代表あいさつ
わたくしは、「障害児通所支援利用者負担無料の継続を求める会」の代表の鮫島と申します。現在、特別支援学校中学部の娘を持つ母親です。娘は、乳児の時から発達の遅れや育てにくさを感じており、2歳の時に児童発達支援(療育)につながりました。通い始めた時は、鹿児島市の独自助成があり、おかげさまで無料で通園できるという、ありがたい仕組みがすでにありました。娘とじっくり向き合おうと仕事を辞めたわたしにとって、療育は親子で安心して過ごせる居場所になっただけでなく、娘のありのままを受け入れることができ、心の底から愛おしいと思えるようになった場所でした。現在、娘は特別支援学校と放課後等デイサービスにお世話になり、様々な活動や体験を通して、友だちとつながる喜びや自分でできる世界が広がり、自信がつき、堂々と自分らしく日々を生きています。この通所支援を無料で受けられるのは、さかのぼる事20年以上前、2003年の支援費制度導入により、それまで無料であった発達支援に「利用料」が発生したことで、これまで発達支援を受けていた親子の中で「支援を受けられない」親子が出てしまい、それに対して当時の鹿児島県内の保護者や支援関係者が立ち上がり、願いや要求を粘り強く伝えていった結果であると聞きました。結果、鹿児島市は2007年4月より、「障害のあるすべての人が安心してサービスを受けられるために」と児童デイサービスⅠ・Ⅱの利用者負担の恒久的無料化を実施してくださっています。今日まで17年間継続していただけていることに、心から感謝しております。
しかし、今回、通所支援の利用料についての「独自助成の見直し(有料化)」が検討されていることを耳にして、とても衝撃を受け、不安な気持ちでいっぱいになりました。周りの放課後等デイサービスに通う親たちからも、「何もしらない」「そうなっては通うことができなくなる」「当事者抜きで決めないでほしい」といった不安の声が上がっています。
今回学習をする中で、鹿児島市の利用者負担無料の取り組みは、子どもの権利条約に即した取り組みであり、また全国的にみても先進的な素晴らしい取り組みであることを学びました。私たちが、安心の中で適切な支援を受け、子どもの未来に希望をもてる子育てができたように、これから先の子どもたちや親御さんたちも、今と同じように子育てできることを強く、強く願ってやみません。そして、鹿児島市の利用料無料の取り組みは、素晴らしい取り組みであることをたくさんの人に知ってほしい、今までとかわらず多くの親子が救われていくように、私たちにできることは何か?という思いから、この会を発足いたしました。当事者(保護者)や事業所の皆さんに、この現状をお伝えしたい思いと、これからの親子にも安心して鹿児島市で支援を受けられるように願い、利用者負担無料の継続を市に要望していきたいと思っております。
■エールの使用法署名
・署名印刷費
・街頭署名経費
・その他活動費や雑費
にあてさせて頂きます。皆様のお気持ちに心より感謝いたします。
■ 団体(代表)プロフィール
障害児通所支援利用者負担無料の継続を求める会
代 表 鮫島 梨紗
副代表 谷延 幸祐
花木 正斉
顧 問 伊藤 周平
新着報告
この度は、私どもの署名にご協力いただきありがとうございました。Voicedでのオンライン署名は146筆、エール(寄付金)は76,000円のご協力をいただきました。
私どもの会では、オンライン署名と合わせて紙(直筆)の署名運動にも取り組みました。最終報告として、9月2日に鹿児島市長宛に障害福祉課へ22,446筆提出して参りました。8月2日の1回目提出(10,763筆)以降、11,683筆集まり、目標としていた2万筆を超える数をお届けしました。また、保護者からのメッセージも合わせてお伝えし、今回の署名活動を通して、見えてきた課題や提言もさせていただきました。
今回は市長との面会は残念ながら叶いませんでしたが、福祉課課長、係長が日程調整に最後まで動いてくださったということでしたので、非常にありがたい気持ちでいっぱいです。わたしたちの活動や署名についても市長へ逐一報告していただいているとのことでしたので、ぜひ市長のお考えも直接お聞かせいただきたいと、お願いするお手紙もお渡ししてきました。
鹿児島市は、独自助成の在り方についての検討は継続するとのことでしたが、わたしたちの願いとしては、障害児通所支援の恒久無料化の実現でありますので、引き続き、市の動きも見させていただきながら自分たちも活動を続けていきたいと思っております。
今回の署名では、多くの皆様のご理解、ご協力を頂戴しました。皆様からいただいた声、ひとつひとつ拝見し、また直接いただいたお言葉からも胸が熱くなる思いでした。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
障害があってもなくても、こどもたちが安心して過ごせる社会になるよう、行政へお願いしながらも、わたしたちもできることを一緒に考え、取り組んでいきたいと思います。
私たちの取り組みにご協力ありがとうございます。オンライン署名と同時に紙面署名も取り組んでいます。
これまで集まった署名10,763筆を8月2日に鹿児島市長に第一次署名として提出いたしました。残り1か月で2万筆を目標に取り組んでいきます。
今後も署名活動を広めていただきますよう、ご協力ありがとうございます。