ナギハラツヨシ
私はヘイトスピーチにはもちろん反対です。
しかし私が反対するのは「全てのヘイトスピーチ」です。
いわゆる“川崎モデル”と呼ばれる「日本人へのヘイトスピーチは規制の対象にならない」という、差別的な法には断固反対です。
日本国憲法では、法の下の平等が保証されています。
よってヘイトスピーチ解消法も、「日本人へのヘイトスピーチも対象になる」という“あらゆる人に平等”な法でなければいけません。
よく差別主義者は「マジョリティの日本人には何を言ってもヘイトスピーチにはならない」と言いますが、それは日本人へのヘイトスピーチを正当化するための単なるこじつけに過ぎません。、
むしろ被差別対象から「日本人」を外すことに、どんな合理的理由がありましょうか。「合法的に日本人を差別したい」とでも思わない限り、「対日本人も含めた、あらゆるヘイトスピーチを許さず」で何の問題もないでしょう。何も不都合はないはずです。
制定するのなら、いかなるヘイトスピーチも許さないという真に平等な法を望みます。